【アイスリボン】「アイスリボン1003」試合結果 つくし「ボロボロにけちょんけちょんにされても肩を上げ続けて勝ちに行きます」

「アイスリボン1003」
2019年11月2日(土) アイスリボン道場
14時00分試合開始/13時30分開場
観衆:51人

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
〇藤本つかさ&松井珠紗(9分26秒 ビーナスクラッチ)松屋うの&Yappy×

【第1試合】
アクトレスガールズで勢いのある2年目の若手、松井珠紗がアイスリボンに初参戦。藤本とのタッグで第1試合に出場した。対するうのは現トライアングルリボン王者、そしてYappyはP’s Party所属で道場マッチは2度目の登場。藤本とはこれが初対決となる。試合はいきなりYappyのパワーが爆発。松井を捉えるとフロントヘッドロックからジャイアントスイングの形で振り回す荒技を決める。代わったうのもアームブリーカーで松井を絞め上げるが、松井もカウンターのドロップキックから卍固め、さらにコーナーからのクロスボディを決め反撃。いいタイミングで藤本につなぐ。串刺しドロップキック、エースクラッシャー、サッカーキックでうのを追い込んだ藤本だが、うのは藤本のPKをかわすとスクールボーイの連発で勝負を仕掛ける。なんとかしのいだ藤本にスピアを決め、Yappyに交代。ここで藤本vsYappyの初対決が実現した。先に仕掛けたのは藤本。Yappyをロープにはりつけてのドロップキック、さらに松井を呼び込んでの2人連続の串刺しドロップキックを放つ。追い込まれたYappyだが、ここでうのがアシストに入る。藤本、松井をロープ際に追い込み、うのが松井にYappyが藤本にヒップウォッシュの洗礼。さらにYappyが松井の顔面めがけて開脚アタックを仕掛ける。勢い込むYappyだが、ここで藤本は卍固めを決めてYappyの動きを止めると、松井、藤本の順にミサイルキックを叩き込み、さらに藤本がサッカーキック、PKのコンビネーション。追い込まれたYappyがシュミット式バックブリーカーで反撃に出るも、最後は藤本のビーナスクラッチにカウント3を奪われた。

勝利した藤本はその場でマイクを手にするとSEAdLINNNGの川崎大会に向かうことを説明し、最後の締めに加われないため、松井、そしてうの、Yappyとの4人で「プロレスでハッピー!アイスリボン!」を決めた。 試合後、Yappyは「明日は初めて大阪で試合をします。緊張しますけど、楽しみです。そしてすずさんと初試合です。」と語り、うのは「藤本さんとも久しぶりに試合をして、松井さんとも初めて試合をさせていただきまして、また機会があったら試合したいと思いましたし、もっともっとアピールしなきゃいけないなって思いました。チャンピオンだし。明日の対角にはバニーと本間さん。2人ともベルトに挑戦したいみたいで、本間さんは1回挑戦して、まあ、ダメだったので、その悔しさとかあると思うので、明日は油断できないなと思っているので、気合入れて頑張ります。」と語った。またアイス初参戦の松井は「全員初対戦で、藤本さんとも初めて試合いっしょになって、すごく楽しかったです。また呼んでいただけるように頑張ります。」と意欲をみせた。

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
〇トトロさつき(8分08秒 片エビ固め)バニー及川×
※ヒップドロップ

【第2試合】
公式戦ではこれが初シングルマッチとなるトトロとバニー。開始早々はお互いにリングネームをもじり「ありがととろ」「がんばにー」のコール&レスポンスでやり合うが、ここはコールしやすさでバニーに軍配があがる。観客のコールに応えるべく、クロスボディを仕掛けるが、トトロはこれをキャッチしてこらえるとバニーをマットに叩きつける。3回トライし、3回ともトトロに叩きつけられたバニーは、エルボーに連打でトトロをコーナーに追い込むが、これをしのいだトトロはバニーを強烈なショルダータックルで吹っ飛ばす。さらにキャメルクラッチ、ロープ際での踏みつけ、串刺しボディアタックを決める。バニーも串刺しドロップキック、さらにドロップキック3連発に出るが、これをすかしたトトロは高い位置からのボディスラムを決めると背中へのセントーンから逆片エビ固め。必死にロープに逃れたバニーが再びドロップキックの連打を放つとスクールボーイを連発する。これをすべてキックアウトしたトトロはバニーを肩口に抱え上げようとするが、バニーがこれを崩してのエビ固めへ。しかし、これをこらえたトトロはその場ジャンプからのヒップドロップを決めバニーを圧殺。カウント3を奪った。

試合後、バニーは「トトロさんは重かったです。がんばにーが足りなかったですね。明日はもっとがんばにーを出して勝ちたいと思います。」と語り、地元凱旋のトトロは「これで名実ともにがんばにーよりありがととろの方がすごいってわかりましたよね。でもバニーのがんばにーの気持ちもすごく伝わってきた気がします。明日は地元大阪でタッグパートナーの青木いつ季と試合があります。今まで2回シングルをしてお互いに1勝1敗なので、パートナーといえどもライバルなので、しっかり勝って、自分が勝ち越します。」と必勝を期した。

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
〇本間多恵(9分19秒 ギブアップ)鈴季すず×
※飛び付き腕ひしぎ十字固め

【第3試合】
アクトレスガールズの特攻隊長こと本間多恵とすずの初シングルマッチ。多恵にスタンドで腕を決められたすずはなんとか逃れようと噛みつきで応戦。これに怒った多恵はコーナーでチョップを叩き込むと、すずの腕を取って3倍返しの噛みつきに出た。さらにロープにすずの腕を巻きつけ、すずのアイテムであるチリンチリンを持ち出し、すずの耳元で鳴らしまくる。そしてはりつけドロップキックからスリーパーへ。ロープに逃れたすずだが、多恵は脇固めで再びすずの腕を痛めつける。やられっぱなしのすずだったが、カウンターのドロップキックを決めるとチリンチリンタックルの連発からドロップキック、そしてジャーマンを狙ってバックを取る。踏ん張った多恵がエルボー合戦に持ち込むと、これをしのいだすずがクロスボディ、フライングクロスボディと畳み掛けるが、多恵はクロスボディを浴びながらも体勢を入れ換えると腕ひしぎ十字固めで切り返す。ロープに逃れたすずに多恵は低空ドロップキック、ミサイルキック、DDTと一気に勝負に出た。カニカニクリップで反撃に出たすずだが、これをキックアウトした多恵は飛びつき腕十字をガッチリとロック。粘るすずからギブアップを奪った。

試合後、すずは「今日は(入場式での)人気投票でも通天閣にいっしょに行きたい人でつっかさんに負けるし、試合では本間さんに負けるし、試合中にチリンチリンを勝手に持ち出して使いまくるし、散々だったんですけど、試合に負けたのが悔しいので、またいつかどこかでリベンジさせてください。明日、自分は川畑さんに2回勝ってるんです。しかもジャーマンで勝っているんですよ。だから明日はあえてYappyからジャーマンで勝っちゃったりしようかなー!なので明日は覚悟しておけ!」とYappyに宣戦布告。

多恵は「私は初めてすずを見たときに、ケガとかもあっていろんな気持ちを持ちながら、デビュー戦も見ていたんですけど、本当にいい選手だなと思って、実はずっとやりたいなと思っていました。なので今日、すごく嬉しかったです。で、本人もまたやりたいって言っているので、何度でもやらしていただきます。その度に私はあなたからタップアウトを奪いますので。ただ私も今日はあなたのジャーマンは絶対に受けてたまるかと思っていたので、ジャーマン、気を付けてくださいね。明日は…うの!きみがずっと腰に巻いている黄色いベルト。黄色と緑の色合いってすごくいいんですよ。なので、私の腰に巻いたほうが絶対に似合うと思います。(「紫と黄色もめっちゃ合うんですよ。なので渡しません!」とうのが言い返すと)やっぱり目がおかしいんだなと思うので、これは私が巻かなきゃいけないと思いますので、明日は絶対にうのから獲りたいと思います。」と語った。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
尾崎妹加&×星いぶき(11分55秒 片エビ固め)テキーラ沙弥&つくし〇
※ダイビングフットスタンプ

【第4試合】
翌日の大阪リボンが大阪での最後の試合となる沙弥。大阪での対戦相手でもある妹加との前哨戦タッグに臨んだ。それぞれのパートナー…つくしはリボンタッグ挑戦、いぶきはオープニングマッチでの若手タッグ戦と、それぞれにテーマがあるだけに、それぞれの思いを込めてのタッグ戦がこの日のメイン。試合は沙弥vs妹加でスタート。片手を高々と上げて「来い!」と力比べを攻める妹加に蹴りを叩き込んだ沙弥はコーナーに妹加を飛ばすとつくしと2人で串刺しトクホを連発する。代わったいぶきをいきなりコーナーに叩きつけた沙弥はコーナーでの踏みつけ。ここにつくしも加わり試合ペースを掴むと、いぶきをキャメルクラッチに決め四方の客席にシャッターチャンスをプレゼント。代わったつくしははりつけドロップキックを「雪妃!」「世羅!」と叫びながら2連発。翌日のタイトル戦へ気合を入れる。再び沙弥に代わりいぶきの顔面にリバースヒップドロップ。やられっぱなしだったいぶきだが、カウンターのドロップキックを沙弥に決め、妹加にタッチ。飛び込んだ妹加は沙弥、つくしをタックルで吹っ飛ばすと、沙弥の上につくしをボディプレス。そして2人の上にセントーンを叩き込む。コーナーに振られた沙弥が高角度回転エビ固めを狙うが、これを踏ん張った妹加は沙弥の両足を取り、体を反転させ、逆エビ固めに移行する珍しい試合運びをみせる。なんとかロープに逃れた沙弥はRKOからのサブマリノ、そしてリバース式の逆片エビ固めを決める。さらにロープ際で妹加を固定しての低空クロスボディ、ここにつくしが追い打ちの顔面ドロップキックをヒットさせた。追い込まれた妹加だが、アシストに入ったいぶきをだっこする形でつくしの上にプレスすると、つくしをアルゼンチンバックブリーカーへ。さらに俵返しでつくしを吹っ飛ばし、いぶきに託す。つくしとのエルボー合戦からローリングエルボーでつくしを吹っ飛ばしたいぶき。アシストに妹加が入るが、ここで2人にクロスボディをつくしが決め、妹加といぶきがこらえると、沙弥がそこにクロスボディを放ち、妹加らを押し倒す。さらにいぶきに沙弥がクロスボディ、つくしがミサイルキック。つくしがでんでんむしを狙うが、これをいぶきが切り返しのエビ固め。つくしとのエビ固め合戦からアシストに入った妹加がアルゼンチンバスターでつくしをぶん投げ、そのタイミングでいぶきがハムロールを決めるが、沙弥がカット。いぶきに沙弥がトクホ、そしてつくしがレッグロールで丸め込むが、いぶきがキックアウト。助走をつけてエルボーをヒットさせたつくしは、コーナーからのダイビングフットスタンプを決めカウント3を奪った。

試合後、いぶきは「大阪はYappyと川畑さん、2人とも初です。Yappy、初だからね!Yappyに忘れられて、悲しかったです(とYappyにプレッシャーをかける)。さっきすずはYappyからジャーマンで勝ちたいって言っていたけど、自分だって目立ちたい。まだ大阪で勝ったことはないから、大阪で絶対勝ちたいと思います。そして報告があるんですけど、自分、先日、学校のテストがありまして、なんとクラス順位、34人中2位でしたーっ!そして学年順位が205人中12位でしたーっ!なので自分はやればやる女なので、プロレスもやればやる女として、これから頑張っていきたいと思います。」と語った。

そして沙弥は「今日はいぶきのエルボーを1発も受けずに済みましたので、私はわりと元気です。今、引退ロード中なので、あまり体力を削られたくないし、ケガしたくないし、現役バリバリで引退していきたいなと思っているので、なるべく勝ち星を挙げて12月31日を迎えたいと思っているので、なるべくいぶきのエルボーは受けないように、引退ロード第2章を突き進んでいきたいなと思います。あとうのちゃんのベルトもどこかで、まあ、コスチューム的にはどこにも黄色は入っていないので、色はいっぱいあったほうがいいと思うので、黄色を足してド派手な感じに、テンションマックスな感じになれたらいいなと思うので、私もベルトをなくしてしまったので。でもトライアングルって頭を使うので、ちょっと様子はうかがいつつ、時を見ながら挑戦しようかなと思っているので。今じゃないです。明日はジャンボ(=有田)の存在に負けないように張り切っていきたいと思います。」とトライアングル王座狙いを表明。そして大阪大会でリボンタッグに藤本とのドロップキッカーズで挑むつくしは「再デビューしてから、アイスリボンのベルトに全部挑戦してきて、あと一歩が届かないでいつもいます。本当にもう一歩で負けてしまう…あ、泣きそう…自分がすごい悔しくて、だから明日はタッグベルトを巻くためにはお客さんの声援が必要だと思います。明日はドロップキッカーズに力を貸してください。お願いします!自分はボロボロにけちょんけちょんにされても肩を上げ続けて勝ちに行きます。」と決意の思いを語った。

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