【AEW】志田光インタビュー② 国内ベストバウト3選とAEWへ挑戦の経緯!ライフワークとしての魔界について熱く語る

<志田光のライフワーク “魔界”について>

――魔界について。やり始めて何年ですか?

志田「5年。ちょうど今5周年企画中ですね」

――ずっと主役をはってきましたが、魔界をやることによってご自身の表現の幅が広がりました?

志田「魔界の凄いところは、演技も成長させてもらいましたけど、プロレスのスキルも凄い伸ばしてもらえたなって」

――当初は男子プロレスの方と激しいバトルもありながら、+αセリフも、特に志田さんの場合は表現者とし手求められる、プロレスラーとしても求められるし、男子プロレスラーのあたりの強いのも相当やられて。石川修司さんそこまでやるのっていう

志田「本当に。私も思いました。『いる?それって』」

――そういう立ち回りを求められてるから、見ているこっちも大丈夫かなって?ご自身も勉強になりました?

志田「なりましたね。自主興行で男子レスラーとミックスドでもタッグでもやらせていただいているっていうのは魔界の影響が相当大きいかなって思います。男女関係なくボーダーレスで戦えるっていうのは、一つ魔界は見せてもらっているので、そういう影響は凄くあると思います」

――個人的には今はそんなにあれですけど、志田光と鶴姫だったら鶴姫が好きでした(笑) 志田光はちょっと悪いですけど、鶴姫はなんか…

志田「そういう人多いです!鶴姫は健気で可愛いですもん」

――普段の志田光はどっちなんですか?

志田「鶴姫ではないですよ!100%違います(笑) 絶対違う。本当に」

――あれ、健気ではかない様な演技いいですよね

志田「ありがとうございます。本当、魔界のお陰で『かわいそうな演技むっちゃうまいね』って言われるんですよ。舞台とかでも可哀そうな役がずっと映えるって。100%魔界のお陰なんですよ。ずっと可哀そうなんですもん鶴姫。5年間ずっとかわいそう」

――はれやかにあぁ良かったっていうシーンないですね

志田「健気で可哀そうな演技をずっと5年間やって来たって感じです」

――セリフ覚えは早いんですか?

志田「魔界くらいの量だと1回読んだだけでほとんど覚えちゃいます。滅茶苦茶早いです」

――役が入っていたってことですか?

志田「そうですね。最近は鶴姫『こういうだろうな』って思いますし、逆に台本も『これ鶴姫じゃないですよね』っていうくらい入ってるんで」

――他の人も鶴姫を狙ってるという噂もあります。某WAVEの人とか

志田「コミカルになっちゃうんで」

――シリアスにいかないといけないですもんね、魔界は

志田「はかなげなGAMIさんなんか見たことないですもん」

――魔界の舞台にはプロレスラーがたくさん出演されています。表現者として学びの場としての魔界はどうです?

志田「プロレス界にも魔界は知られるようになっていて。その中で『出たいです』って言ってもらえる方も増えてきて…そういうのは本当に嬉しいですね。出たいですって言ってくださった方って、凄く真剣に取り組んでくれるんですよ。なんだったら稽古があるので凄く面倒くさいんですよ。私は女優で稽古があるのはあたりまえなのがわかるんですけど、プロレスラーには稽古ないじゃないですか。その中で皆さんが真剣に取り組んでいるので。人を真剣にさせる魅力が魔界にはあるし、未知のもの、演技なんかほとんどしたことがない人が多い中で、その未知のもの真剣に腐らずに『レスラーだからこんなもんでしょ』という思いもなく、本当に真剣に取り組んでくれる方たちが集まってくれる場所なので、本当にお互いにいい刺激になっているなと思いますね」

――そういう場所だからこそ海外からのオファーも1度は断ったと。それだけ魔界は志田さんにとって離せないものなんですか?

志田「特別ですね。どこかのTweetかどこかで”志田光のライフワークの魔界”と書かれていて。これだと思って…志田光の人生の中の代表作を魔界で作っていると思っているので。魔界抜きではもう志田光ではない…」

――それだけハマっちゃったんですね。初めは魔界少女拳でしたよね?

志田「少女拳ってなに(笑)?」

――僕も初期から見てましたけど、内容を理解できなくても中毒性の高いお芝居だなって思ってました。

志田「そうですね。最近は海外の方も凄くよく見て下さっていて。なんだったら魔界を見るために日本に来ましたっていう人もいらっしゃって」

――海外でも受けそうな気はしますね。フランスとか

志田「そうですね。皆さん言葉はわからないんですけど『感動した楽しかった』って言ってくれていて」

――独特ですよね。言葉がわからないというか歌舞伎みたいな世界と言うか…海外の人からするとそう受け取られるものかもしれないですね

志田「本当にそんな感じですよね。今自分が海外に行くこともあり、魔界の中の人達がこぞって英語を勉強し始めていて(笑) 世界でも魔界をやりたいなって思いはありますね」

――いいことですね。AKIRAさんとかバッファローさんとかもセリフ回しが回を重ねるごとに増えてきていて

志田「本当に。誰がみても役者とプロレスラーの差がわからないと思います」

――志田さんを含めて、長回しのセリフ大変ですよね

志田「大変なんですよ」

――あんな激しいファイトをした後にこれっていうのが。今だいぶ代わって来てるんですよね?

志田「毎回、次が64回目なんですけど『今回の魔界は余裕だわ』みたいなのが1回もないので。常にギリギリ、出来るのか本当に?っていう所で戦っているので。進化は凄いですね」

――眞鍋さんの”ゆうしゃ”の頭の中どうなってるんだろう?って。ついていくの皆大変ですよね

志田「台本もらった瞬間に。えーっ?て、死んだーって。次回もいるんですか?私って」

――志田さんのライフワークとして、今の志田光を支えるものとして魔界があって、そして新たな半分がAEWのチャレンジっていう

志田「そうですね」

――でも魔界があるからAEWも頑張れると。日本で帰れる場所があるってことなんですかね

志田「本当にそうなんです。魔界のために月に1回帰ってくるって、冷静になってみたらアホみたいなスケジュールだし。飛行機も10時間以上かかる中で、大変だなって思うんですけど。でもやっぱり心は月に1回魔界のみんなに会えるっていうだけで本当に楽ですね。安心感がありますね」

次回、志田光インタビュー③は近日公開予定。乞うご期待!

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