【志田光自主興行】国内最後の試合を控えてのインタビュー① 10.14 大阪の乱丸戦は私欲の為のメイン!10.15 東京で志田を育てたWAVEで桜花と組み志田を強くしたOZで尾崎を潰す!最後は盟友の朱里と師匠さくらえみと高橋奈七永越えを目指す!

プロレス活動の拠点をアメリカに移す予定の志田光が10月14日大阪、10月15日東京の自主興行を最後に国内マットを去る。プロレスTODAYではこれまで10年以上に渡り日本の各団体で女子プロレスを盛り上げてきた功労者の志田光にロングインタビューを敢行。その第1弾では今回の各団体での送別マッチや迫る自主興行の魅力や見所について話を聞いた。

渡米前インタビュー
第2弾:https://proresu-today.com/archives/96006
第3弾:https://proresu-today.com/archives/96923

――まず淋しいの一言です

志田「嬉しいです。実感がドンドン…」

――国内で送別マッチの連発ですけど、各団体で活躍されて僕らマスコミとしても志田選手の活躍が最後になると思うとウルっと来ちゃう…皆さんもそういう思いでリングに呼んでると思いますが、どんなお気持ちですか?

志田「本当に実感が全然なくて、というのも忙しすぎて色んな準備が。バタバタしているうちにあと何試合しかないとかそんな状態になんですけど。本当に最近になって『これでもうきっと会わないね』って言われたりとか、この人と対戦するのは最後だなっていうのが増えてきて、だんだんと実感が湧いてますね」

――マッチメイク側も送別マッチという色を濃くしてきてます

志田「だってOZアカデミーとか、今まで特にそんなこと聞かれたこと一切ないのに『誰と試合したいですか?』とか聞かれて」

――最後感、むっちゃ出してくる(笑)?

志田「そうなんですよ!WAVEさんも『この人が最後に志田と試合したいって言ってたから組むね』とか言ってくるので。そういうのでやっぱり最後なんだなって…凄く感じましたね」

――日本での試合の最後に10.14大阪、10.15東京で自主興行を開催されますが、開催の経緯は最後っていうことも含めてご自分で?

志田「10周年で後楽園ホールをやって…本当にしんどくて。次にホールやる時は引退だなって思ってたんですよ。その1年後にアメリカにいくってなって。これはやっぱり日本で10年応援して下さっている人に『ありがとう』と『行ってきます』をいう場所を作らないといけないなって思って。じゃ自主興行やろうって思った時に、これを1回やってしまうとやっぱホールがいいなって思ってしまいますし。集客では全然だったので、そのリベンジも先にしなきゃなっていうのも含めて後楽園ホールでやるかと」

――ケジメを大会でつけようと

志田「自主興行もしばらくできなくなるでしょうし。もしかしたら最後かもしれないし…そう思うとやっぱり最後はあの場所かなと」

――やはりプロレスの聖地ですしね。今回組まれたカード、志田さんが前面に出られて。マッチメークは自分で?

志田「自分でやりました。アメリカに行く前に死ぬんじゃないかって思うぐらいハードなんですけど」

――いっぱいでますね

志田「決められなくて。最後の試合を」

――色んな人に当たりながら最後をという

志田「これでも本当に絞ったんですよ」

志田光自主興行「REvolution in OSAKA」

タッグマッチ20分一本勝負
志田光 & 彩羽匠 vs 朱里 & 山下りな

――まず大阪大会でタッグパートナーである朱里選手と相対して、彩羽匠選手と組んで、朱里・山下組と戦います。このマッチメークの意図は?

志田「一番最後の試合は朱里ちゃんとタッグってずっと決めてて。でもやっぱりあたりたいなっていう思いもなんだかんだあって…私たちって、本当7年、8年位前に最初にシングルをしたところから始まってて、ずーっと最近は組むことばっかりでしたけど、やっぱり朱里ちゃんは親友でありライバルでもあるので。朱里ちゃんと対戦したいなって思いはずっとありました。彩羽匠選手とは、ずっと『この人格好いいな、いつかタッグを組みたいな』ってずーっと思ってて。1回Marvelousさんに参戦した時に、彩羽とタッグを組んだんですけど、対戦相手に広田さくらがいたんですよ。そーいうことじゃないんだよっていう(笑)」

――朱里選手とは格闘界からプロレスに復帰する時にシングルで戦いましたがどうでした?

志田「何も変わってないっていうか、プロレス2年位空いてたはずなのに、すんなり、なんのブランクもなく強いのでビックリしましたね」

――プロレスの場合、スタミナをキープするのが大変だと思いますが朱里選手は全く感じずに?

志田「全く感じませんでしたね。『強っ』て思いました。私もOZのシングルを獲ったりアジャコングを倒したり、まあまあ強くなってきたと思ってたんですけど、朱里ちゃん強いなって思いました(笑)」

メインイベント タッグマッチ60分一本勝負
志田光 vs 救世忍者乱丸

――大阪では救世忍者乱丸選手とのシングル試合もあります

志田「この試合をメインイベントにしているんですけど。大阪凄い好きで。大阪の人達にも最後に『行ってきます』って言いたくてこの大会を組んだんですけど、その思いと同時に乱丸さんと試合をするっていう目的も大阪大会はあって。カードが先というか。プライベートでも無茶苦茶、仲いいんですよ」

――乱丸さんて凄くユニークですよね?

志田「頭おかしいんですよ、この人。凄く仲良くて本当に乱丸さん・広田さんと3人でしょっちゅう泊まりに行く位仲が良くて」

――めっちゃ泣いてたと聞いてます

志田「会うたびに泣いてて(笑) また泣いてるの?って言って。乱丸さんが急に泣き出して、広田さんが『あー乱ちゃん泣いてるー』って言いながら広田さんも泣いてるっていう」

――めっちゃ仲いいですね

志田「本当に凄く良くしていただいて。今まで自主興行って『この試合が面白いだろうなとか、この人と試合したらその先の志田光が見れるかな』とか色々考えながら組んできたんですけど、この試合だけは私がやりたい…やりたいだけの試合。何を見せたいとかじゃなく私が乱丸さんと試合をしたいと思って組んだ本当に、私欲のためだけに組んだ初めてのカードです」

シングルマッチ20分一本勝負
旧姓・広田さくら vs SAKI

――それ同じこと広田さんも言ってました

志田「マジですか?(笑)」

――だから志田光がメインの大会に10.1旧姓・広田さくら興行はなってたじゃないですか?お三方の友情というか仲の良さが伝わってきますね。10.14まであっという間ですね。当日志田さんも泣いちゃいますね?

志田「泣きますかね?乱丸さんは絶対泣いてると思いますけど。乱丸さんは試合前から泣いている」

――(笑)試合にならないじゃないですか

志田「そこを私はぶん殴る(笑)」

――そこがプロフェッショナル、志田光やっぱり凄いなって思いますね。そういう時こそ行くという

志田「私をヒーローだと思っている甥っ子が見にくるんですよ、初めて。だからちょっと心配で。魔界を映像でみていて…」

――あっちのイメージなんですね

志田「光ちゃんはヒーローだみたいな。私もヒーローになれるように光ちゃんも頑張るって言ってる子なんですけど。大阪大会見に来たら…イメージがっ…」

――ラフな一面を見せることに(笑)

志田「ちょっと心配してます(笑)」

タッグマッチ30分一本勝負
マグニチュード岸和田 & 中森華子 v sバッファロー & 青木いつ希

――だけど志田光は格好いいですよ。2面性を魔界でも見せているので、余計に表現の幅を広げて。だからこそ海外でも評価されてると思うので。その他のカードでも大阪ならではのマグニチュード岸和田さんやバッファローさんも広田さくらさんらも出ます。大阪大会の見所は?

志田「大阪の人達は本当にノリも良くて…なんだったら東京で試合するより大阪で試合する方が安心するというか。本当にそれくらい大阪が好きで。そんな中で、私の今までの10年間で培ってきた人と人との絆とかつながりを最大限に駆使した大会を皆さんに見て頂けると思います」

――大阪での思い出は?

志田「自主興行も何度かやりましたし。USJがめっちゃ好きで。年パスも持ってたんですよ。ことあるごとに行ってて。遊びに行くだけでも凄い行ってるし、イベントとかも何度もやらせてもらってますし。松井珠紗とバッファローさんと朱里ちゃんと乱丸さんだけは大阪と東京の両大会にでるんですよ。この人たちは特にお世話になって、私にとって特別な選手で。特に松井ちゃんってあんまりまだ新人ですし、コルバタ志田組で松井ちゃんに出会って。舞台でのプロレスのシーンを見てプロレスやってみようかなってなってくれたので。『本当に志田さんがいなければプロレスラーになってないです』って言ってくれてる後輩で。そういう子がいてくれるだけで私がプロレスをやってきた意味があるんじゃないかなって思いますね」

シングルマッチ15分一本勝負
松井珠紗 vs X

――プロレスラー冥利につきますね

志田「やってて良かったなって。本当に嬉しいです。どうにかしてBIGになってもらわないと(笑)」

――大阪大会は素敵な思い出を作っていくと

次ページ、10.15東京大会の見所と思いを語りつくす

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