【東京女子】中島翔子、メキシコ第2戦 CMLL・アレナコリセオ土曜定期戦結果!

メキシコに遠征中の東京女子プロレス・中島翔子の2戦目結果

11月9日(現地時間) CMLL・アレナコリセオ土曜定期戦
アマポーラ&ティアニー&ラ・コマンダンテ(2-1)中島翔子&プリンセサスヘイ&ラ・マグニフィカ

8日のアレナメヒコ金曜定期戦から一夜明け、“ショーコ・ナカジマ”の名前は広くメキシコ全土に知れ渡った。

この日はコール時に大歓声で受け入れられ、人気も急上昇中だ。

キャプテンはスヘイとアマポーラでスタート。1本目、アマポーラと対峙した中島はスピーディーなドロップキックを連打、さらにティヘラから低空のドロップキックで、先制をかける。

しかしここでアマポーラからコマンダンテにスイッチすると、その体格の差にさすがの中島も飛び込めず。コマンダンテの手四つの挑発にはジャンプして飛びつこうとするも、まったく届くことができず。

ならばとボディへのパンチ、足への踏み付けからナックルを連打して突破口を開こうとする。しかしタックルで吹っ飛ばされると、ルーダ軍が総勢で飛び込み、中島へストンピング攻撃。日本からやってきた1.47メートルの大怪獣に対するルーダ軍の対抗意識は前夜に増して強くなっている。

ここで場外転落した中島に代わり、スヘイが登場。スヘイが捕まる場面ではマグニフィカとともに、ダブルのドロップキックで救出に入る場面も見せた。この間に息を吹き返したスヘイがアマポーラをジャベで捕らえ、まずは1本を先取。

インターバルの間にはスヘイ、マグニフィカとともに、ルーダ軍へのブーイングを先導。一夜明けて、観客と一体化するというルチャのスタイルにもきっちり順応している。

2本目はルーダ軍が中盤、中島を捕らえると、コーナーにホイップし、アマポーラがエルボー、コマンダンテがタックル、ステファニーがブロンコバスターと次々に攻撃。

中島が場外へ転落したすきにアマポーラがスヘイへジャベに決めて、1対1のイーブンとなった。インターバルの間、スヘイが観客席に向けて声援を先導していると、中島も最前列の観客とハイタッチを交わす。観客をいっそう味方に付けた中で3本目へ。

スヘイ、マグニフィカとともにルーダ軍を捕らえると、エストレージャを完成させる。このチャンスに中島がトップロープからのボディアタックを狙うも、コマンダンテがキャッチ。足をバタつかせるもそのまま落とされると、ジャイアントスイングで振り回される。これでフォールを奪われると、マグニフィカもステファニーのスパインバスターで決められ、テクニカ軍の敗北となった。

しかし、敗れはしたものの、ルチャ本来の魅力である楽しさや自由さを体現することができた今日の試合。中島はルチャドーラとして確実に進化を見せている。

試合後、「コマンダンテ、何にも効きませんでしたね。でかすぎません?? ジャイアントスイングはすごい技でしたね。あんなに回るなんて…」とまずはコマンダンテのパワーに舌を巻いた様子。それでも、「でも、きょうは(昨日よりも)狭い空間だからなのか、選手たちもハイになってて、楽しくやれたと思います。自由な戦いって感じで、そこまで気負わなくて楽しく戦えばいいんだって思いました」とルチャの原点である”自由な戦い”というコンセプトを実感したことを振り返った。次は11日(現地時間)、CMLLの4大拠点のひとつであるアレナプエブラ大会へ出場する。

※写真提供:CMLLレディースリング

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加