【ジャングル叫女インタビュー①】レスラーになるまで~セネガルとハンマー投げと私~

現ゴッデス・オブ・スターダムの王者のスターダムのジャングル叫女(きょうな)へのロングインタビュー第1弾。先日デビューから4周年を迎え、存在感を増すTCSのメンバーの実像に迫るインタビューを実施。こちらではジャングル叫女がレスラーになるまでを聞いた。陸上競技に青春を費やしセネガル経由で女子プロレスラーとなったジャングル叫女の半生とは?

<ジャングル叫女の名前の由来>

――いきなりですが、ジャングルってますかー!?

叫女「ジャングルってます…忘れてました。その言葉。自分のチームがあった時、松本浩代さんとタッグを組んでいる時に、その時にタッグのベルトを獲った時に浩代さん発信で『ジャングルってる』っていう言葉が生まれて…そこから元はチームジャングルっていう、浩代さん・米さん・ナツコの4人で発足されて、でそこから下の子たちも入って、JAN(ジャン)になってっていうところまでは『ジャングルってる』ていう言葉を使ってましたね。ジャングル、ジャングルって言ってました(笑) 」

――懐かしいかなと思って使ってみました

叫女「いや~懐かしい。でもなんか最初にデビューした時にやっぱインパクトのある名前にしたくて、ジャングル叫女っていう名前にしたんですけど…」

――ジャングル叫女っていう名前はご自身で付けられたんですか?

叫女「(ロッシー)小川さんと話して付けました」

――話をしながら

叫女「コスチュームが先にできていて。そのイメージに合った名前とアフリカにいたっていうこと、ワイルドな名前がいいですっていうところで、サバイバーとか他にも色々候補があったんですよ。でキョウナは自分自身の名前なので使いたくて、あんまり画数の多くない漢字で」

――キョウナの叫女って叫ぶ女じゃないですか、ファンキーな感じですけどご自身的には名前はしっくり来たんですか

叫女「なんか強いとか狂うとか色々あるじゃないですか。いっぱいあったんですけど、その中では叫ぶがいいなって思ったし、元気で明るくてずっとこうリング上で」

――パワーを発散するみたいな

叫女「声を出してるイメージがあったんで自分の中で。あぁこれかなっていう感じだったんですけど。でも結構早い段階で、ジャングルっていうのに縛られて。名前が嫌になって」

――そうですか(笑)

叫女「自分もこっち来て、帰国して入門してすぐデビューだったこともあり、帰国して3ヶ月位でデビューしちゃったから。その時はまだアフリカへの思いも強かったし。都会にまだ慣れてないみたいな部分もあったんですけど。帰って来て逆カルチャーショックも受けましたし…なんですけどちょっと過ぎてから、都会にも慣れ、都会に染まっていってしまって。『ジャングルってなんなの?』みたいな」

――サイバーシティ叫女とか(笑)

叫女「そもそもセネガルにジャングルないしみたいになって(笑) 凄い悩んでる時にブルさんに相談する機会もたまたまあって、そういうところでもアドバイスいただきました」

――あの番組って放送されるのは凄い短い時間じゃないですか

叫女「はい、5分位」

――実際はもっと長く?

叫女「30分位、話してましたし『これで終わりです』の後にも話してました。自分は。ガチ相談してました」

――そうなんですね

叫女「結構”ジャングル”と言う名前にとらわれていましたね。今TCS※に入って、逆にとらわれずにやろうかなって思っていたので忘れていました(笑)」

※Tokyo Cyber Squad。ジャングル叫女の所属するユニット。メンバーは木村花・小波・ジャングル叫女etc.

――ジャングル叫女っていう名前はスターダムの中ではカタカナと名前が組み合わさっている人は珍しいですよね。新しい風が吹いたなっていうのは凄い思いました

叫女「最初はインパクトもあっただろうし、デビューする時にハンマー投げでハンマーをかけて自分で作って(笑) そのハンマーを振り回したりしてました。今でもその時が一番勢いあったんじゃないかと(笑)」

次ページ、学生時代の陸上競技について―

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