【ジャングル叫女インタビュー①】レスラーになるまで~セネガルとハンマー投げと私~
<憧れのレスラー・目指すファイトスタイル>
――ちなみに男子のレスラーではどんな選手が好きですか?
叫女「自分の中で憧れはやっぱり棚橋さんですね」
――棚橋さん。今、前レスラーの憧れの男ですからね
叫女「そうですね、棚橋さんですね。プロレス的な感じでいうと石井さんとか鷹木さん。ファイトスタイルが似ているし…」
――全身をぶつけ合う、真正面からぶつかり合うのが好き?
叫女「プロレスは迫力だなって思います。女子の華やかさやしなやかさとかも女子だけにしか見せられないものだと思いますけど、やっぱり男子はそこの部分が好きですね。ぶつかりあいっていう。汗が飛ぶじゃないですか、タックル合戦とか」
――ああいうのを見て自分も興奮して
叫女「そうですね。こういう迫力のある試合を女子でも見せたいなって思いますね」
――必殺技はジャングルバスター。キン肉バスターっていうより、シットダウン式という形で。キン肉マンは好きでした?
叫女「キン肉マンは…よく知らなかったんです(笑)」
――見てなかった?
叫女「元々プロレスも知らなかったので、それまで見たことはなかったんです。だけどプロレスをやるにあたって、キン肉マンは研究しようと思って漫画を読んだりしました」
――その時にキン肉バスターをみてやってみようと思って?
叫女「そうなんです。もの凄い衝撃をうけました」
――あの技をみて?
叫女「ハイ。漫画だったんですけど。なんだこれは?って。でも『出来なくはないな』と。できない技も多いじゃないですか?キン肉マンの…」
――キン肉ドライバーとか死んじゃいますよね(笑)
叫女「いやぁ、そうそうそう。プロレスラーだからこそ、これは出来る出来ないの判別ができるっていうか。でもキン肉バスターって正調のやつを誰も、あんまり出している人はいなかったので」
――モハメド・ヨネがね…
叫女「ヨネさんが、倒れる感じのやつをやってて。キン肉バスターって言ってるじゃないですか?だから、いやでも私は女子ならではの柔らかさとかがあるからこそ、正調なやつができるんじゃないかなって思ったんですよ。後は体重。男子の体重だと自分に負荷が凄いと思うんですよね。(シットダウンで)こういくと。だから女子の体重とそれに耐えられる筋肉があればいけるんじゃないかと思って…」
――それで必殺技にしたと。ジャイアントスイングをやったりパワー系が主体なのはあえて選んで?
叫女「ジャイアントスイングはどんだけやっても目が回らないんですよ。ハンマー投げで400mをグルグル回る練習とかを×3回とかずっとやってました。それも大きく回るじゃなくて小っちゃく回るのをひたすらやっていたので。三半規管を鍛えられれば鍛えられるんですよね。フィギュアとかもそうですけど。だから凄い強いんですよバランス感覚っていうか…」
――ジェットコースターとか楽しくないんじゃないですか?そうしたら?
叫女「よく言われますけど、怖いのを楽しみます。普通に怖いです。小さな揺れとかでも敏感というか」
<インタビュアー:プロレスTODAY総監督 山口義徳>