【OZアカデミー】12.15後楽園大会でタッグタイトル防衛戦!AKINO&加藤園子が目指すは‟最多防衛記録”と‟絶対王者”

3日、OZアカデミーの第31代タッグ王者であるMK4のAKINOと加藤園子がプロレスTODAY編集部に来社。

12.15(日)後楽園ホール大会にて挑戦者決定戦を勝ち上がった朱里&進垣リナとベルトをかけて対戦する。

両選手にタイトルマッチへの意気込みとその先に目指すものを語ってもらった。

――横浜文体でベルトを奪取して、対戦相手の朱里選手&進垣選手は師匠と弟子といったタッグですが

AKINO「そうですね、OZでそうなった(師匠と弟子)という感じですけど。見てても二人は合うし、この二人はいいんじゃないかなというタイミングで、進垣から朱里にお願いしたって流れですね」

――挑戦者決定戦をこの二人が勝ち上がってきて実際にはどうですか?

加藤「ベルト奪取したのが安納&雪妃組だったので。ですがその後に安納に自分もAKINOも二人には負けてしまったのがきっかけで挑戦者決定戦となったんですけど。正直、自分は新しい戦いをしたかったので、朱里・進垣組が来いと思っていました。朱里とはあんまり接点ないんですよ。元々、朱里に対してあまりわからない、底力というか。アメリカに渡って総合格闘技での戦いをもって帰ってきた。プロレスとは違うスタイルでやってきた朱里に自分の蹴りがどこまで通用するか試したい。楽しみでもあるし、怖さもあるし、蹴りの種類も全然違うだろうし。楽しみと半々。受ける楽しみと回避する楽しみがある。進垣に関してはちょっと前にシングルをやって、熱中症もあり、彼女が動けなくなってしまったことがあって。直接自分には言ってきてないですけど、SNS上で‟悔しい”といっているのを見て、そういう思いがあるのが嬉しくて、彼女にとってはリベンジマッチでもあろうし、全力でくるだろうし。自分はもう一回やってやるぞという思いで追い込んでやる。来年25周年を迎えますが相当ベテランの枠に入ります。ここで防衛して、来年タッグ王者として25周年を迎えるというビジョンを描いているんで、絶対に落とすわけにはいかない」

――AKINO選手は挑戦者についてはどうですか?

AKINO「挑戦者決定戦でこの二人が上がってきてやっぱりなと思いました。朱里が帰ってきてOZを主戦場と選んでくれた中で、朱里もそろそろOZに対しての傷跡も残さないといけないし、何か結果を出さなければならない部分で、タッグのベルトを獲りに来るだろうと思っています。朱里とはデビュー時から対戦もしたし、タッグも組んでいたのでわかる部分もある。総合から帰ってきた朱里っていうのはさらにパワーアップしているから。そこらへんで、自分は総合(格闘技)をかじっていたこともあり、リスペクトもしている。怖い存在でもあるし、楽しみでもある。ハラハラドキドキってなっている方楽しいじゃないですか。そうじゃないと自分も挑めないというか、大丈夫とは思っていないが、朱里・進垣には対してはスリル感があって楽しみ」

――対決にあたってのポイントは?

AKINO「このタッグのポイントは進垣なんですよ。朱里は蹴る、投げるの真っ向勝負。進垣はちょっと違って関節技と丸め込みを使ってきて、けっこう渋いプロレスをしてくる。ちょっとそこらへんが危険な香りもする。結構キーパーソンは新垣だと思っている。いいところで関節入ったり、色んな角度から仕掛けてくる。それが見ていて楽しかったので、対戦してみたかった相手でもあったので楽しみです」

――進垣選手はまだキャリアがある選手ではないですが、それでも警戒する?

AKINO「もちろん。あんまりうち(OZ)に上がってくる若手で何年目とか考えたことない。自分自身もそういう若手だったので。舐めてかかったらすぐにやられますから。若手であって欲しいですけど、そこに負けないように私たちが頑張らなければいけないので」

――加藤選手もキーパーソンは進垣選手?

加藤「私はAKINOと違って関節技が得意ではないので、すぐかかっちゃうんですよ(笑)逃げるのも下手くそなので(AKINO)教えてもらっている。もしピンチになったらすぐに助けてもらわないと(笑)あとはやっぱり朱里の蹴りだなあ。以前とは全然変わっているので」

AKINO「ただ朱里は前と違うのは体重を落とし過ぎているんですよ。軽いんだよね。そこらへんも狙い目だと思います。軽いと返しやすい。自分はその攻防を楽しみにしている」

――加藤選手は関節かからないように逃げると

加藤「そうですね(笑)自分は真っ向勝負派なんで、それでいきます」

――AKINO選手はすぐに助けに入る?

AKINO「ちょっと様子をみますよ。そこはこういったら逃げれるよーって指示を出します(笑)」

――では防衛戦を勝った後はどうしていきたいとかはありますか?

AKINO「MK4としてもそうですし、加藤選手と組むようになって長いんですよ。多分正危軍の次に長いはず。加藤選手と一緒にベルトを持つのも初。OZではMK4が中心でなければならない。本来なら正危軍の様な立ち位置、本当の正規軍がMK4であるべき。だったらうちらが一番長く年数も持って、防衛回数も塗り替えていくしかないんじゃないかと」

加藤「絶対王者のイメージを塗り替えないといけないと思うので。絶対王者イコールその団体の顔。それはMK4でないといけない」

AKINO「自分がタッグの防衛記録を持っている。それを加藤選手と塗り替えたい。加藤選手とならそれができると思う。自分はそこを最終的な目標にしています」

――加藤選手はその先の目指すものは?

加藤「AKINOが言ってくれましたけども、団体の顔であり、私たちがOZと言えば‟バンっと”一番最初に(名前が)あがってくる存在でないといけない。ここでつまづいたら下の子たちの壁にもなれない。そういった意味でも絶対王者、絶対的な存在になりたい。。私はずっと負けて負けて、ケガして挫折してというプロレス人生を歩んできたので。やっとここで加藤は完全な看板になったねと思わせたい。これは続いている課題ですし、やっぱりまだ弱いという昔のイメージが払しょくできてないと思う。内容も大事だが、結果が全て。結果で語っていきたい。まずは絶対王者。その先にはシングルベルト。そう一度巻いて、そういう意味ではAKINOも怖い存在だし、ライバル。最終的にはうちらでベルトを獲り合おうかっていうことを描いています」

――MK4の関口選手がメインでシングルのベルトに挑むが?

AKINO「2年連続なんですよ。年末の最後の後楽園ホールの最後を締めてるのは(関口)翔なんですよ。前回は志田、今回は尾崎が相手で。これは悔しいですよ。うちらもタッグチャンピオンだから今回は前回と違う気持ちなんだけども。2年連続ということはそれだけ注目されている選手なんだぞという自覚をもっと持って欲しい」

――関口選手は挑戦者決定戦に負けたが指名されての挑戦、AKINO選手は「ピンチはチャンス」だと言葉をかけていますが

AKINO「このチャンスさえもらえない選手もいる。それをもらえてる関口には何かしらあるんだと自分は感じていますし、そこを貰えない同じチームの小林香萌が今一番もどかしく感じていると思う。小林香萌は対LEONで空中戦を得意とする選手とやって何かしら突破口を開いて欲しい、期待をしています」

――相手の尾崎選手は真っ向勝負をやらせてもらえないと思いますが

AKINO「そうですね。ただ前の試合の(獣友との)8人タッグで結構、正危軍はグロッキーになっていると思う。だから介入してこないんじゃないかな」

加藤「そうなれば(関口)翔にも勝機はある」

AKINO「この子は十分勝機を見いだせる子なので。それこそ翔がシングルのタイトル獲ったらうちらのチームが総ナメですよ」

加藤「それこそど真ん中ですよ。会場も翔を凄く推すと思う。だからそういった意味ではパワーをもらえると思うので、いけると思う」

AKINO「観客からのパワーをどれだけ自分の力に変えられるか、楽しみです」

――小林香萌vsLOEN戦については

加藤「この二人に関しては自分にはできないスタイルをもった、ルチゃ、空中戦をできる選手なので個人的には凄い楽しみです。自分にはないカテゴリーなのでどういう戦い方をするのか。香萌はもがいている部分もある。この試合でめげてしまうのか、または『やったらー!』と奮起できるのか、この試合で見せてくると思うんです。『見てて下さい!』なのか、『自分もうダメですー』なのか、そういった意味でも凄く注目しています」

――上がってこいという檄(げき)でもあり、見せろという部分もあると

加藤「勿論、勿論。だってMK4の一員なんだから。じゃなかったらいらないぞってもう言っちゃってるので。でもわかるんですよ。中堅になって下からの追い上げと上にも壁があって。自分もそういう時期があったので。頑張っているんだけど、どうしたらいいのという状態で、思った結果が出せていない」

AKINO「いい試合はするんですよ。でもいい試合ではお客さんが満足しなくなってるレベルまでの中堅にまであがっているんですよ。いい試合じゃダメなんだよって、それだけじゃない何かを掴んでほしいです」

――8人タッグについては特別ルールですが?

桜花由美&雪妃魔矢&安納サオリ&真栄田ミサキ vs アジャコング&松本浩代&米山香織&優宇

AKINO「特別ルールですがOZならではですよね。大きい軍団が獣友、正危軍、MK4の3つあり、それぞれ4人ずつぐらいいるんですよ。8人タッグができるというのがOZの特徴なので。その中で色々とルールをやってみてその中ではまるものがあれば、名物じゃないけどやっていくのは面白いんじゃないかと」

加藤「なんで、軍団違いますけど、獣友には正危軍をぼっこぼこにして欲しい(笑)」

AKINO「実は正危軍のメンバーにいる真栄田ミサキは誰なんだ?と思う人もいると思うけど、琉球ドラゴンプロレスの選手が入っている真相は正危軍に聞いてください」

加藤「うちらも知りたい(笑)」

――最後に世志琥&笹村あやめvs倉垣翼&青木いつ希については

AKINO「文体の時に青木・優宇・翔・進垣っていう4人が、自分たちがOZの中心になる、誰が最初にOZの中心になるかって勝負という話になっていたので。その中にポンと出てきた笹村あやめ話題を全部持っていく可能性もあるわけじゃないですか。その中で青木がどうやって目立っていくのかが今回の一番のテーマだと思います」

加藤「青木の方が長くOZのリングに上がっているので、リングも雰囲気も知っているわけじゃないですか。だからそこは発揮すべきですよね。笹村にもっていかれないように青木が目立つべき」

AKINO「この試合は世志琥と倉垣というインパクトのある存在が近くにいるので、ここで青木には一番インパクトを残す存在であって欲しいと思います」

OZアカデミー女子プロレス後楽園ホール大会~Fragment of soul~
日時:2019年12月15日(日)10:45開場/11:30試合開始
会場:後楽園ホール

~The Wizard of OZ~OZアカデミー認定無差別級選手権試合
シングルマッチ60分1本勝負
挑戦者:関口翔 vs 第23代王者:尾崎魔弓

OZアカデミー認定タッグ選手権試合
タッグマッチ30分1本勝負
挑戦者:朱里&進垣リナ vs 第31代王者:加藤園子&AKINO

8人タッグマッチ30分特別ルール
桜花由美&雪妃魔矢&安納サオリ&真栄田ミサキ vs アジャコング&松本浩代&米山香織&優宇
※特別ルールについて

試合開始後、まずは両チームそれぞれが事前に決めた順番(当日発表)による組み合わせにて3分間のシングル対決を4試合連続で行う。ここでどちらかの選手が3カウントフォールやギブアップ、KOを奪った場合、そのチームに1ポイントが加算され、試合はそのまま続行となる。またこのシングル対決ではセコンドの介入は一切を禁止とする。

3分×4試合の計12分が経過した時点で、試合は18分間の8人タッグマッチに突入。この8人タッグもシングルの時と同様、3カウントフォール、ギブアップ、KOはポイントして加算され、試合は時間終了まで続行となる。そしてシングル4戦の12分と8人タッグの18分、合計30分が経過したところで試合は終了、この時点でより多くのポイントを奪取しているチームがこの試合の勝者となる。

タッグマッチ20分1本勝負
世志琥&笹村あやめ vs 倉垣翼&青木いつ希

シングルマッチ30分1本勝負
小林香萌 vs Leon

全5試合
試合順は当日発表

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