【W-1】12.26 後楽園ホール<全試合結果>稲葉が羆嵐を撃破でチャンピオンシップ初防衛!芦野がT-Hawkからアンクルロックで勝利タッグV3!立花復帰戦!ヒートが『CRUISER FES. 2020』優勝宣言!

第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
◯近藤修司 & CIMA(#STRONGHEARTS)
( 11分1秒 スモールパッケージホールド )
●征矢学 & エル・リンダマン(#STRONGHEARTS)

遠慮なくCIMAに攻め込むリンダマン。「バカタレ! バカタレ!」と罵倒しながら攻め込みショルダータックルだ。そのリンダマンにCIMAはドロップキックで反撃。ならばと場外に出て挑発するリンダマン。CIMAはこれを追いかけて場外に出るが、リンダマンはすぐさまリングに帰還。

そして、CIMAがロープをまたごうとしたところで蹴り上げて急所攻撃だ。ついでに救出に入ろうとした近藤がロープをまたぎかけた瞬間にも蹴り上げて急所打ち。しかし、コーナーに上がったところで、今度は近藤とCIMAがロープを揺らしてこれを妨害。リンダマンがロープに落ちるとこれを揺すってさらに股間に刺激を与えていく。

これで流れを掴んだCIMAはリンダマンの顔面を踏みつける。代わった近藤もリンダマンの股を広げた状態でコーナーに貼り付けると、ターンバックルを蹴り上げて、またも急所攻撃だ。さらにアトミックドロップで追撃する近藤。

タッチを受けたCIMAはメキシカンストレッチでリンダマンを固め、さらに胸板を蹴り飛ばす。続けてニードロップを投下すると、続く近藤が羽交い締め。ツープラトン攻撃をリンダマンに食らわせる。

しかし、リンダマンは続く近藤のランサルセを逃れて征矢にタッチ。征矢は猛然と近藤に攻め込み、CIMAが入ってくるとまとめてを炸裂させる。そして近藤に向かってワイルドボンバー。近藤もラリアットで迎撃するが、すぐさまリンダマンがアシスト。ミサイルキックを炸裂させる。
だが、近藤はリンダマンと征矢のサンドイッチラリアットをかわすと、CIMAがドロップキックでリンダマンを場外に追いやる。そこに近藤がランサルセだ。しかし、続くCIMAのドロップキックが近藤に誤爆。

すぐさま征矢がデスバレーボムを炸裂させると、リンダマンと一緒にサンドイッチラリアットだ。しかし、もう一撃放ったところを近藤は回避。すぐさまCIMAがアシストに入ってくると、近藤が征矢をスモールパッケージで丸め込んで3カウントを奪ったのだった。

試合後、マイクを握った征矢。「あんたさんざん丸め込みは否定していただろ? それで勝って嬉しいのか? でもよ、何が言いたかって言うと、タッグリーグ全敗で終わって負けたかもしれない。何も生み出してないでしょ? だから、俺はもう一度近藤さんとタッグでてっぺん狙っていきたいんです」と近藤とのタッグ継続を訴えた。

しかし、近藤は「お前と組んでも刺激がない。何も生まれない。#STRONGHEARTSが上がってから刺激が大切だってことがわかったんだ。大島先輩、ありがとう」と征矢のタッグ継続を拒否し、CIMAに謝辞を述べた。

CIMAが去ると、再び征矢は近藤に訴える。「俺と近藤さんとこの3人で新しいユニットを作りましょう。みなさん、新しいユニット見たくないですか? ちなみにもうチーム名も決めてきた。WARだ」と近藤、リンダマンとの3人で新ユニット結成をぶち上げたのだ。

しかし、「WAR」という新ユニット名を聞いた近藤は、「WARって聞いたことあるぞ? 誰かに怒られるんじゃないのか?」と怪訝な表情。征矢は、「言ったもん勝ちなんですよ。ちゃんと意味も考えてきたんです。ワイルド&ロマンス(Wild and Romans)」と、名前の由来を説明した。
「俺がワイルドで、近藤さんにはロマンスを担当してもらいます」と説明する征矢。ここにリンダマンが「俺は認めてないし、俺はなんだ!」と噛み付いてくると、「真ん中取って、アンドだよ」と適当な答えで返してきた。

呆れ顔の近藤は、「俺は断る。この団体には刺激がない」と結局拒否。この近藤に対して征矢が「あなたの思う刺激ってなんですか?」と問いかけてくると、「じゃあ、次の1月12日の後楽園で身をもって教えてやる。お前とシングルマッチだ」と一騎打ちを要求だ。

これを聞いた征矢は、「そのシングルマッチ、飲みましょう。ただ、俺が勝った場合はWARのリーダーとして活動してもらいますから」と、近藤の要求を受諾したのだった。

近藤のコメント
「あの野郎は著作権で訴えられるんじゃないか? 拡散してくれよ。まあ、何もない。リング上でしゃべった通り。とにかくこの団体は刺激が足りない。どんどん注入していかなきゃいけない。1月12日の後楽園でシングルやって、刺激が何って言うのをW-1の全選手に伝えたい。そう思います。何かが起きるよ。何かを起こすよ。それぐらい自分自身が追い込まれているっていうことです」

征矢&リンダマンのコメント
リンダマン 楽しかったね。
征矢 思った以上にCIMAさんに恨みを感じてるじゃないか!
リンダマン いや、恨み云々よりも楽しかったですよ。またいつか、またやりましょう。
征矢 近藤さんとリンダマンと、これから3人で作っていく。近藤修司、リンダマン、征矢学でWARを絶対実現するからな!

第2試合 8人タッグマッチ30分1本勝負
カズ・ハヤシ & 河野真幸 & アレハンドロ & ◯土肥孝司
( 10分12秒 スーパーひまわりボム → 片エビ固め )
タナカ岩石 & ●本田竜輝 & 藤村加偉 & 土方隆司

開始早々、先発の加偉が土肥にエルボーを連打して立ち向かっていく。これを受け止めた土肥はすぐさまエルボーで反撃。しかし、怯まない加偉はなおもエルボーを打つときれいなドロップキックを土肥に炸裂させる。

続いてはカズと土方が対峙。お互いに顔面を張り合う激しい展開に。土方がサッカーボールキックを放てば、カズも同じ技でお返し。カズがソバットを放てば、土方はミドルキックとお互いに一歩も譲らない。

続いてはアレハンドロと岩石がリングへ。岩石がヘッドロックでアレハンドロを捕獲。しつこく締めあげてアレハンドロを離さない。なんとかこれを逃れたアレハンドロはセカンドロープからジャンプしてドロップキック。岩石を場外に追いやることに成功する。

続いては河野と本田がロックアップ。ここはパワーで勝る河野が押し込むが、負けじと本田もエルボーで立ち向かう。河野に打たれても打たれても立ち上がってエルボーを放っていく本田。何度も何度もエルボーで立ち向かった本田に、河野はニーリフトで追撃だ。

しかし、本田はブレーンバスターで切り返して、加偉にタッチだ。河野もアレハンドロにタッチ。アレハンドロと加偉はエルボー合戦を展開するが、ここはアレハンドロがドロップキック。そして加偉を捕まえると順繰りに加偉をボディスラムで叩きつけていく。

続いて土肥がブレーンバスターの体勢に。しかし、これを阻止した加偉は土肥の背後に回ってドロップキックだ。そして、タッチを受けた本田もショルダータックルで土肥に攻め込んでいく。しかし、倒れない土肥は本田をラリアットでなぎ倒す。

そして土方、岩石、加偉がリングイン。河野たちを蹴散らすと、土肥にトレイン攻撃だ。続けて岩石が払い腰。土方のスライディングキック、本田のジャーマンが炸裂する。そして本田がトドメを狙う。

しかし、土肥は逆に垂直落下式ブレーンバスターで叩きつけると、最後はスーパーひまわりボム。きっちりと3カウントを奪い、先輩としての貫禄を示してみせた。

試合後、マイクを握った土肥。「1月12日の後楽園、俺はどうしてもやりたい相手がいます。入江茂弘! 俺と一騎打ちやりませんか? 返答お待ちしています」と入江への対戦を要求したのだった。

土肥のコメント
「まずは大晦日で組む本田と当たってまだまだだけど、今日はいつもより気持ちが出てんじゃないかなと思いましたね。ただ31日は対抗戦。対抗戦なら俺だから。そこは本田に教えていかないと。大人気なくいく。あとはリング上で言ったことは返答待ってると。それだけですね。ありがとうございました」

土方&岩石&本田&加偉
土方 とりあえず負けました。キャリア以上の差がきっとあったんだろうなと思いました。それでも岩石と1年間いろいろあったけど、同じコーナーに立つ仲になったんで、2人のために何か必要なものがあるんじゃないかと思っています。伊藤も帰ってくるんでね。伊藤とのタッグも中途半端だし、どこかで形にしないといけないと思っています。そして今日はカズ・ハヤシさん、相変わらず刺激的ですね。血が騒ぎますよ。あんたの血が騒いでんのも伝わってきましたよ。俺らにしかできない闘いがあるんじゃないですか? 俺はいつでもいきますよ、社長。とりあえず2019年、お世話になりました。また来年もよろしくお願いします。
岩石 ああやって土方さんが言ってくれましたけど、たしかにいろいろありました。あったけどさ、違うよね。これで1年終わりじゃないよね。何より悔しいし、終わりだと思ってないからさ! あの人に向かっていったんだ! 怖いものなんてないんだ! 2020年は自分から動いてやる!
加偉 まずはこの8月、ここで怪我をしてしまって、ようやく後楽園で試合がすることができました。ありがとうございました。そして復帰戦で『CRUISER FES.』の出場権を勝ち取っているので、大晦日もありますけど、来年の『CRUISER FES.』、現実味がないと言われるかもしれないけど、僕が獲りに行きます!
本田 今日は自分が負けてしまって、迷惑をかけてしまいました。大晦日、土肥さんと組んで対抗戦をやります。4人の中で一番自分が目立って勝ちに行きたいと思います。

河野&アレハンドロ&児玉のコメント
アレハンドロ とりあえず勝ったぜ。みなさんのおかげで僕たちの元凸凹コンビの新チーム名が決まりました。その名前がスカイハイタワーズ。どう?
河野 お前が決めたの?
アレハンドロ みんなが投票してくれたんで。これからは……。
※ここで児玉が登場。
児玉 こんばんは。この間のラジアントホールでも言いましたけど、新チーム名とかもういいですよ。僕はEnfants Terriblesに河野さんが欲しいんですよ。2020年、違った河野真幸を見せるために、アンファンどうですか?
アレハンドロ まさゆき、ダメだよ!
河野 アンファンは好きなことをできるいい場所なの?
児玉 もちろん。河野真幸の怖さ、恐ろしさを見せられるユニットだと思います。
河野 返事をしないのも良くないからな。とりあえず次、1回組もう。
アレハンドロ おいおい待て待て!
児玉 ちょっとお試しでこっちのほうが居心地がいいってことだから。
河野 落ち着け!
児玉 河野さん、よろしくお願いします(と言って握手)。
アレハンドロ おいおいまさゆき! まさゆき!

第1試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
アンディ・ウー & 頓所隼 & ●仁木琢郎
( 9分18秒 シナモンツイスト → 片エビ固め )
田中稔(フリー) & MAZADA(東京愚連隊) & ◯アレックス・ゼイン(#STRONGHEARTS)

ペガソの欠場により急遽第1試合に組み込まれた稔。MAZADAと#STRONGHEARTSのゼインとの混成チームでアンディ率いるw-1軍と対戦する。先発は稔とアンディ。稔はローキックで先制してから、アンディとバックの奪い合い。

続いては頓所とMAZADAが対峙。ここは頓所がドロップキックで先制の一撃。コーナーにもたれかかったMAZADAにエルボーを食らわせてからネックブリーカー。さらに仁木が入ってきて、ツープラトン攻撃を連発だ。

しかし、MAZADAはロープを掴んで頓所の攻撃のリズムを食らわせる。そして急にスピードアップするとDDT、ラリアットを連続で放って頓所をダウンに追い込み、ゼインにタッチだ。ゼインはブレーンバスターから頓所の背中にセントーン・アトミコを食らわせる。

これで頓所を捕獲した混成チームはコーナーで稔が顔面踏みつけ攻撃。続いてタッチを受けたMAZADAが予告付きのブレーンバスターだ。頓所はこれを逃れれるとラリアットを食らいながらもトラースキックで反撃。そしてタッチを受けたアンディが、やはり代わった稔をすぐに迎撃だ。

しかし、稔もドロップキックでお返し。ならばとアンディもコーナーからミサイルキックを放って反撃する。そして、早くも飛鴻の体勢に。しかし、稔はこれを阻止するとフットスタンプを炸裂させてゼインにタッチだ。

ゼインは回転キックからパワーボムを放って、アンディを追い込んでいく。しかし、アンディはコーナーに上がったゼインを逆立ち式のヘッドシザースで落とすと、タッチを受けた仁木がドロップキックを炸裂させる。

そして3人がかりでトレイン攻撃。仁木のエルボーからバックドロップにつなぐと、アンディと頓所が場外に向かって同時にプランチャ。しかし、ゼインは仁木の反撃を断ち切り、フェイスバスターで叩きつける。最後はコーナートップからシナモンツイストで仁木を圧殺。3カウントを奪ったのだった。

アンディ&頓所&仁木のコメント
アンディ この後のクルーザーのタイトルマッチ、パンテーラ、防衛しろよ。俺から獲ったんだ。『CRUISER FES.』、俺が優勝して、俺が獲り返すから楽しみにしとけ。

仁木 ペガソさんが欠場して第0試合から本戦に上がれたこのチャンスをものにできなかった。この間の冬フェスでも『CRUISER FES.』出場がかかった試合負けてしまった。チャンスはあるのにものにできない。本当に悔しいです。情けないです。ただ、次大阪、第1試合、一番目立って必ず僕が勝ちます。
頓所 今日ペガソが欠場したけど、31日、ペガソと頓所で組んでドラゲー。必ず勝って、来年に向かって、そろそろ『CRUISER FES.』の時期だと思うし、エントリーするのはもちろん、必ず優勝してベルトを目指してやっていきます。

第0試合 シングルマッチ15分1本勝負
◯一
( 6分54秒 キドクラッチ )
●馬場拓海

第0試合は一と馬場のシングルマッチ。いきなり馬場は一にハイキック。もろに食らった一はたまらずダウンしてしまうが、なんとかキックアウト。しかし、馬場はミドルキックを連打して反撃の手を緩めない。

一が素早い動きを見せても、馬場はティヘラを放って動きを止める。そしてコーナーにもたれかかった一の背中にニーアタックだ。さらにブレーンバスターで追撃する馬場。逆エビ固めに捕獲してギブアップを迫る。

なんとかこれを逃れた一はエルボーで反撃。しかし、馬場はかまわずミドルキックで応戦していく。ならばと一はその攻撃をかわしてドロップキックで一撃。続けてファイヤーマンズキャリーで抱えあげる。馬場がこれを逃れるとコンプリートショットだ。

そしてニードロップ、レッグドロップを連続して放った一。雄叫びをあげると、再びファイヤーマンズキャリーの体勢に。クチナシを狙う。しかし、馬場もこれを阻止。すぐさまハイキックを放って動きを止めると、サッカーボールキックで胸板を蹴りあげる。

一がこれをキックアウトすると、馬場は今度はミサイルキックで追撃。そしてファルコンアローへ。だが、間一髪これを逃れた一はまさかのキドクラッチ。逆転の3カウント奪取で、勝利を飾ったのだった。

一のコメント
「ペガソがインフルエンザで、なりたくてなったわけじゃないけど、カードが変更して今日の対戦相手は本当は仁木だった。第0で。俺が第0で、仁木が本戦。普通逆じゃない? まあいいか、勝ったし。BBも前よりキック強くなってるけど、プロレスは勝ち負けだけで見たらだいぶ損していると思います。プロレスを勝ちか負けで見ていたら凄く損しているなと思います。みんな真剣にとか真面にプロレスするけど、それしかできないから。僕は真剣に真面目に僕を貫きます。第0でも僕を貫く」

馬場のコメント
「なんだ、あいつ。やる気ない試合しやがって。W-1所属で毎回後楽園出られるからって気が緩んでるんじゃないか? 俺は第0試合らしい、バチバチした試合がしたいんだよ。次やる時はそういう相手を組んでほしい。あんな奴。あと第0試合、忙しい中で身に来てくれた人、ありがとうございました。応援の声が聞こえてました。来年もBB、ここに残ってがんばるから」

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