【新日本】鈴木軍対決を制したのはタイチ!「誰がボスだとか、そんなものねえんだよ」9.23 G1 CLIMAX 30 Aブロック in 北海道

プロレス王と聖帝の危険な個人闘争は愛を捨てたタイチに軍配が上がった。

23日、新日本プロレスはG1 CLIMAX30 Aブロックを北海きたえーるで開催。同じユニットに所属する鈴木みのるとタイチが公式戦で激しくぶつかり合った。

レック Presents G1 CLIMAX 30
日時:2020年9月23日(水) 16:30開場 18:30開始
会場:北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
観衆:1,961人

戦前からみのるが「俺の前にひざまずけ。泣き叫べ。ぶち殺す」と煽れば、タイチは「やれるものならやってみろ、この野郎」とヒートアップしていた両者。開始直後から首絞めを行い、レフェリーをはじきとばすや場外からイスを持ち出し凶器合戦に。

これを制したみのるはタイチを場外に連れ出し更に頭部へのイス攻撃。背中にパイプ椅子を叩きつけた。

更にイスを首にまきつけて鉄柵の間に挟み込みタイチを追い込む

「来いタイチ―」と叫び重いエルボーを打ち込むみのる

「何が殺すだ?やってみろ、死ね」とキックを打ち込むタイチ

みのるのスリーパーホールドをデンジャラスバックドロップで切り返すタイチ。

しかしみのるは執拗にスリーパーホールドでタイチを締め上げる。

ゴッチ式パイルドライバーにいこうとしたみのるをタイチが切り返し

ブラックメフィストで一閃。タイチが鈴木軍のボスを得意技の応酬から見事に切ってみせた。

▼第4試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦
✖鈴木みのる vs タイチ〇
(1勝1敗=2点) (2勝=4点)
12分11秒  ブラックメフィスト→片エビ固め

試合後のタイチはタッグベルトをそんきょの姿勢から受け取り、リングサイドに置いてあるアイアンフィンガーに言葉をかけた。北海道出身の飯塚高史への鎮魂歌か…

<バックステージ>

タイチ「(※コメントスペースにたどり着くや片ヒザを着き、アゴを何度もさする。しばらく無言ののち、終始、静かな口調で)効いたよ。効いたよ。さすがだな。隣にいるとわかんねえもんな。(※記者に向かって)なんか聞きてえことあんのか? 別に、俺にとっちゃ、『G1』の、公式戦の、ただの2日(2戦)目だ。ほかになにがあんだ? なにか聞きてえのか? なんもねえだろ?」

--狙ってましたよね?

タイチ「なにをだ?」

--あの(フィニッシュの)一発を?

タイチ「知らねえよ。狙おうが、狙まままい……狙わないが、くち回んねんだよ。最後に立ってたのは俺だろ。それだけだ。強いから技が決まってるだけだ。それだけだ。なんもねえ。何度でも言うぞ。別に誰がボスだとか、そんなものねえんだよ。今日たまたま2日目の公式戦だよ。俺が立ってる。最後立って、勝ち名乗りを受けた。それだけだ」

みのる「(※頭を押さえながら引き揚げてきて、コメントスペースにたどり着くと片ヒザを着き、しばらく無言でフロアをにらみつけている。笑みを浮かべつと)ンー、グハァ……。グハァ……グハハ、グハハ、グハハ……(※と不敵な笑い声を発しながら立ち上がり、ふらふらした足取りで控室へ)」

(写真提供:新日本プロレス)

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