【新日本】内藤と飯伏がドーム前哨戦で火花!<12.5鹿児島大会>

新日本プロレスは5日、鹿児島・サンアリーナせんだいにて『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』を開催した。

この日は『BEST OF THE SUPER Jr.27』公式戦5試合を含む全6試合が行われた。

第4試合の結果及び試合後バックステージコメントを掲載。

『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』
日時:2020年12月5日(土) 17:00開場 18:30開始
会場:鹿児島・サンアリーナせんだい
観衆:1,803人

▼第4試合 30分1本勝負
本間 朋晃 & ×小島 聡 & 飯伏 幸太
vs
〇SANADA & 鷹木 信悟 & 内藤 哲也
14分20秒  ラウンディング・ボディプレス→体固め

 

▼試合後バックステージコメント

鷹木「今日は内藤と飯伏の闘いを見入ってしまったよ。石森も同じ会場にいたみたいだし、同級生が元気なのが俺のモチベーションのひとつ。明日はもう1人の同級生レスラー、ジェフ・コブと対戦だ。オーカーンは初絡みだから、楽しみは楽しみだが、やっぱりジェフに目がいくね。去年、今年と『G1(CLIMAX)』で負けてるし、年内にひとつ返したいところだ。いや、必ず返してタッグリーグの決勝にも望みをかけてやるぜ」

内藤「(※2本のベルトをフロアに並べ、片ヒザを着いて)このふたつのベルトを持って、やっと九州のお客様にその姿をお見せすることができたかな。ここ鹿児島は飯伏の地元なわけで、地元凱旋ってやっぱ気持ちいいんだろうね。東京出身である俺。まあ、後楽園ホールであったり、両国国技館であったり、東京ドームであったり……まあ東京は東京なんだけど、なんかやっぱり地元凱旋っていう雰囲気はなくて。ウーン、それこそ東京都足立区、俺の出身地である東京都足立区の東京武道館でやったら、今日の飯伏みたいな気持ちを味わうことができるのかな? なんか、すごいうらやましいよ。しかもこうして、『G1 CLIMAX』2連覇して地元に帰ってきた、この気分はどうだ? ものすごく気持ちよかったことだろうよ。でもさ飯伏、さらにこの2本のベルトを持って、ここ鹿児島に帰ってきたら、今まで味わったことのないぐらいの快感を得られることでしょう。きっとそう思うよ。

だから、1月4日、内藤哲也(と)の試合に、しっかり集中した方がいいぜ。思ってたより、飯伏はだいぶこっちを見ているようだけどさ、でも、やっぱ100%俺の方を向いてるかっていったら、そうじゃないのかなっていう気はしたよね。どうしても1月5日のこと、ちょっと頭の片隅にあるはずだからね。それも大事だと思うよ。でも、1月4日を乗り越えないと、1月5日はないからね。だからこそ、今現在の100%の飯伏幸太を、1月4日、東京ドームで俺にぶつけてこいよ。じゃなきゃ、いまの俺には勝てないぜ。まあ、心配する必要はないかな。今日の目を見たらね。近いうち、完全に俺の方を向くんじゃないの。それにしても、飯伏とのプロレスはやっぱ楽しいよ。ワクワクしちまうよ。さあ、東京ドームまでの残りの前哨戦、お互い楽しんで、そして最高の状態で、1月4日、東京ドームを迎えようぜ、カブロン」

※SANADAはノーコメント

小島「(※コメントスペースにたどり着くなりヒザから崩れ落ち、大の字になる。そのままの状態で)はあ……これがいま、新日本プロレスのトップを走る集団のプロレスだろう。これが、新日本だけじゃなくて、たぶん全プロレス界のトップを走ってる集団のプロレスだと思う。ずっとここ、このシリーズ、最初から最後までやってきたものが、やっぱり通じなかった。ホントに強いよ。クソッ……。すべてにおいて、完敗だ。本当に……。だけど、俺は、今日までこのシリーズ13日間、ずっとやってきたぞ」

「いまちょっとボロボロだけど、(※立ち上がりながら)明日、立ち上がって、元気よく、元気よくご飯食べて、元気よくトレーニングして、また来るべき日に、プロレスラーとして、帰ってくるぞ!」

飯伏「コンディションは、バッチリですよ、僕は。でも、まあタッグだとしても、負けは負け。まあ、僕は見てる場所が違うんで。もう、1.4がどう、1.5がどう、全部1回切って、全部。今日で切り替わった。1.4、内藤哲也、待っとけよっていう。まだまだ始まり。まだこれから。まだまだ(日は)あるんで。まあ、そこに……。まずはね、1.4ですよ。シフトチェンジしました。やってやりますよ。まだまだ。久しぶり(の試合)だったし、内藤哲也とも(シングルマッチは)1年ぶり以上ですよ。久しぶりの遭遇だし。いやあ、懐かしいですよね、感覚では。正直、負けたけど、楽しかったし。地元・鹿児島で負けたけど、楽しかったよ……」

――火がついたという感じですか?

飯伏「そうですね。1回、自分の中で区切りが、やっぱりできたんで。ジェイ・ホワイト(の存在)というのは、いま、僕の中にはない。内藤哲也だけですよ。そこクリアしないと、どうせ次もないから。まあでも、どっかであの負けを引きずってた部分があるんで。そういうの全部なしにして、内藤だけを。待っとけよって。それだけですよ」

――桜島を見ると気持ちは変わるもんですか?

飯伏「変わりますね。変わりましたね、実際。変わりましたし、みんなもなんか、前に来た時と違うファンになってきた、そう思いますね。これ、すごくいいことだと思うんで。新しいプロレスにするって言ったんで。自分主導で、2冠を獲って、ホントに、新しいプロレスをまた構築していきたいと思います。絶対に、新しいものが出来上がるんで。そのプランは頭の中にあるんで。絶対こっから始まり。こっから始まります」

本間「久々に試合をやったヤツに負けて、すんごい悔しいですけど、今日の試合でひとつ、わかったことがありました。俺、予言者になれるかもしれないです。1.4(東京ドーム)、必ず、100%、飯伏が勝つ。今日の試合を見て、俺は感じました。間違いないです。あと、まったく関係のない話ですけど、鷹木が試合前、なんか『気合だ、気合だ』みたいなこと口ずさんでたけど、あいつ、アニマル浜口ジム(出身)だったな? 内藤もそうだ。小島もそうだ。俺もそうだ。6人中、4人、アニマル浜口トレーニングジム出身。いかにアニマル浜口会長スゲェか。でもよ、このまま負けたままで終わるモンじゃないんだからよ。次だ次。次は絶対勝つから」

<写真提供:新日本プロレス>

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