【新日本】SHO&YOHが前王者デスペ&金丸を返り討ちに成功し王座防衛!『KOPW』矢野がEVILとの黒頭巾マッチを制す!4.28鹿児島大会<全試合結果>

新日本プロレスは4月28日(水)、鹿児島・西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)で『レスリング薩摩の国』の初日大会を開催した。

メインではIWGPジュニアタッグ選手権が行われ、王者組SHO&YOH(ROPPONGI 3K)に前王者のエル・デスペラード&金丸義信(鈴木軍)が挑戦した。

リベンジに燃える前王者のデスペラード&金丸組が巧みなインサイドワークを駆使してSHO&YOHの攻略にかかったが、それを耐え抜き最後に死力を振り絞った王者組はSTRONG Xを金丸に炸裂させ見事、初防衛に成功した。

勝利を収めたYOHは試合後のマイクで「どんたくに、いい風を吹かせたいと思います。そして、3Kでシングルのベルト懸けて、やろうね、SHOクン!」」とアピール。

セミは因縁深まる矢野通とEVILの「KOPW 2021」争奪戦が行われ、現保持者の矢野が自身の提案による「暗闇創造黒頭巾マッチ」で見事、EVILの迎撃に成功した。

※全試合結果 & 試合後バックステージコメントを掲載。

『レスリング薩摩の国』
日時:2021年4月28日(水) 17:00開場 18:30開始
会場:鹿児島・西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)
観衆:1,055人

▼第1試合 20分1本勝負
ゲイブリエル・キッド ×
タイガーマスク 
vs
上村 優也
辻 陽太 〇
8分48秒  逆エビ固め

◆試合後バックステージコメント

辻「今のIWGP世界ヘビー級チャンピオンは誰だ? そう、オスプレイだろ。オスプレイはこの俺と同い年だ。なのに、俺はいまだにヤングライオンで、あいつは新日本のトップにいる。この状況が、どれだけ悔しいか、ちょっと考えてくれればわかるよな。だから、どんなことを言われようが、どんなことを思われようが、俺は上に噛みついていかないといけないんだ。それが誰だろうと」

上村「前回の。試合の後に、コメント出させてもらいましたけども……『一つひとつの試合を大事にしていく』と言ったにもかかわらず、今日の試合は……ウーン……思いっきり楽しめなかったというか、勝つには勝ったけど……。この分、明日、メチャクチャ爆発させてやります。ありがとうございました」

ゲイブリエル「ああ! ああ! ああ! 自分が許せない! 俺はあの2人よりも強いし、上に立ってるはず! でもこんな結果じゃ、説得力ゼロだな。こないだのコメントでも言ったけど、『NJPW WORLD』で配信されてなかったから改めて言わせてもらう。ヨコハマ・スタジアムとトーキョードーム、俺たちヤングライオンで第1試合をさせてくれ。1.4、1.5でも同じことを言ったが、実現しなかった。でも、もう誰も今の俺たちの実力を否定できないだろ? コロナでパンデミックに陥ってからも、この1年半、俺たちは努力を重ねてきた。だから今度こそ、ヨコハマ・スタジアムとトーキョードームで俺たちのシングルマッチを組んでくれ! イジョー!」

※タイガーはノーコメント


▼第2試合 20分1本勝負

DOUKI
ザック・セイバーJr. ×
タイチ 
vs
邪道
タンガ・ロア
タマ・トンガ 〇
7分53秒  反則

◆試合後バックステージコメント

タイチ「オイ、毎日いっしょの、毎日いっしょの、同じ試合なんて、勝ち負けもうどうでもいいんだ。こんなもん重要じゃねえんだよ。お前が先に(ラダーを)持ち出してきたんだろ? やるんだろ? いいぞ。今日やったってよかったんだよ。やったから、やったからやり返した。どうだ、痛えか? タマ、ンタマ、キ○タマ、ンタマ、痛えか? お前、昨日俺にやったんだぞ。一昨日か。痛かったぞ。タンコブできた。(※フロアにヒザを着いて頭を押さえているDOUKIを指して)見てみ、こいつの頭。パックリ割りやがって。ああ? ふざけやって。お前ら、俺たちだけの問題じゃねえぞ。こいつも入ってきてんだ。最初から入ってきてんだ。3対3の闘いなんだ。(DOUKIもこの闘いに)入るよ。福岡、待てねえよ。もういい、明日でいい、明日で。世の中はよ、変わってきてんだ。いつどこで、明日、試合がキャンセルになるかわかんないんだ。福岡でできなかったらどうすんだよ? わかったか。やれる今のうち、やっとこうぜ。外でもいい。(※記者の1人を指して)お前だけついてこい。試合結果はお前だけ(各マスコミに)流せ。それでいい。あいつら、あいつらを……ムシャクシャしてるから、ムシャクシャしてるから、やっちまう。それだけだ。あとは、やるだけだ」

ザック「こんな前哨戦、誰が興味あるんだよ。俺たちの母親だって見る気しないだろう。もうすぐ俺たちがタッグのベルトを取り返して、再びベルトの価値を高めてやるぞ。明日もまた6人タッグマッチで前哨戦か? 時間のムダだって。さっさとシングルで決着つけようぜ。G.o.Dは俺たちに負けるのが恐いんだろ? 俺がタンガ・ロアの野郎をタップアウトさせて、タイチがラダーでタマの頭をぶっ壊してアイアンフィンガーを取り戻してくれる。そしたらやっとベルトに挑戦させてくれるんだよな。スタッフでさえこの前哨戦に飽き飽きしてる。ほら、眠そうな面してるじゃねえか。もう誰も興味ないんだよ。つまんないよな。やってる俺らはもっとつまんないんだよ」

タイチ「やられたんだ。あいつの頭、開けてやれよ。あいつのも、開けてやれよ」

DOUKI「タイチの言う通りだ。オイ、もうタイチ、タマ・トンガだけの問題じゃねえぞ。(※頭部の傷を見せながら)頭こんなにされてよ。このままじゃ終わんねえぞ、G.o.D」

※タマ&タンガ&邪道はノーコメント

▼第3試合 20分1本勝負
マスター・ワト
田口 隆祐
棚橋 弘至 〇
vs
外道 ×
石森 太二
高橋 裕二郎
9分35秒  テキサスクローバーホールド

◆試合後バックステージコメント

田口「ケツをかまれたよ、ケツを。なんてヤツらだ。なんてヤツらだ! あいつら、ほんとに。次はケツに、絶対かめないようにしてやる。あいつらがかんだら最後、かんだら最後、仕掛けてやる……」

ワト「今日はさ、天山さんおらんかったけど、俺のグランドマスターへの道、IWGPジュニア挑戦への道は、まだまだこれから。始まったばかりだから。一人ずつ、一人ずつ倒していって、俺の目標への道を歩んでいきたいと思います。(※ポーズを取りながら)I will be the GRANDMASTER……」

棚橋「(※右肩にNEVER無差別級のベルトを掛けたまま)来た! ちょっとずつ、来ましたよ。なかなかね、パフォーマンスっていうのは、頑張ってても上がんないことあったけど、まず鹿児島でね、特殊なトレーニングやらせてもらって、質力、筋肉の質力自体も上がったし。見栄えもね、見た目の自信に変えていくから。なんとかあと1週間……間に合いそうかな。ウー(※といいながら、ベルトで腹部を隠し、少しずつ見せていくが、半分ほど見せたところでまた隠す)、ウーーーー。何が言いたいかっていうと、調子が上がってきたです。ヨシッ!

だからね、あのう……テレビつけたら不安なニュース、暗くなるニュースがあるけど、それはもうね、共に生きていくしかない。その中でも、自分にとって楽しい時間っていうものを大切にしてほしいなって。それがプロレスでのいいし、読書でもいいし、音楽聴くことでもいいし。心からリラックスできる楽しい時間っていう時間がね、1日のうち1回でも、ちょっとあれば、そんだけまた、元気になれると思います」

石森「(※フロアにあぐらをかいて)オイ、ワト、お前、『昔、デスペ(ラード)に勝ったから(IWGPジュニアヘビー級の)シングル(のベルト)に挑戦させろ』だって? いやいやいやいや、しっつけえ男だなあ。いつの話を引きずり出してるんですか? しかもその挑戦は、東京ドームで(実現しないという)、無様な結果に終わっただろ。ま、なんとかベルトに絡みたい意気込み、それはわかる。だがな! お前まで勝手に、割り込んでくるんじゃないよ! 俺を脅かすぐらい力をつけてから、モノを言え!」

※裕二郎&外道はノーコメント


▼第4試合 30分1本勝負

BUSHI ×
SANADA
内藤 哲也
鷹木 信悟
vs
ジェフ・コブ 〇
アーロン・ヘナーレ
グレート-O-カーン
ウィル・オスプレイ
12分15秒  ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め

◆試合後バックステージコメント

コブ「結果はいつも同じだ。L.I.Jのことを軽く見てるわけではないがな。タカギ、SANADA、ナイトー、BUSHI……振り返ってみると、BUSHIは毎日、俺のツアー・オブ・ジ・アイランドの餌食になってる。本当ならイブシ相手にそうしてやりたかいところなんだがな。

明日、お前は故郷に凱旋だ。白馬に乗った騎士気取りで現れるのかもしれないが、お前とお前の馬もまとめてツアー・オブ・ジ・アイランドでぶっ飛ばしてやるよ。手加減なしだ。『SAKURA GENESIS』ぶりだな。あれからずっとお前と闘いたくてウズウズしてたぞ。イブシ、(※腕時計の文字盤を指すポーズを取って)アシタ……」

O-カーン「落ち着けよ、内藤と、だまされた愚民ども! 余が負けた時の条件だが、なんて言ったか気になるヤツは、ちゃんと週プロと、東スポをチェックして、余の記事の閲覧数を稼いでくれたまえ。それでだ、内藤、タッグはこれで11連勝。

そして福岡(5.4)まで、軍団抗争は終わらない。そしてだ、シングル(の戦績は)1勝1敗。ま、それ(決着戦)までよ、逆転を成功させて、上質な生贄に、次はなってくれよ。次は勝つ。(余の)2勝1敗だ。ま、貴様が勝ち越すまで、ありえないが、Count down……落ち着けよ。(※静かな口調で)帝国万歳、フハハハハハハハハ」

ヘナーレ「ヒロシマのシングルマッチが終わって、最近俺を応援し始めたファンから『良い試合だった』『よくやった』『よく頑張った』と言われた。そんなものどうでもいい。お前らの意見なんて求めてない。それに俺がUNITED EMPIREに加入する前は、俺のことなんて気にしたこともなかったくせに! お前らに褒められたってなんの意味もない。今の俺に必要なのは、UNITED EMPIREのチームメイトだけだ。ヒロシマでSANADAと、そして世界に、俺は今トップレベルの闘いをしていると証明してやった。トップのヤツら、誰だって相手になってやる! 俺はヒロシマで、去年イブシと張り合っていたSANADAをあと一歩で倒せるところまで追い詰めた!

そして、明日の相手は旧友のタナハシとイブシだ。楽しみだぜ。あいつら2人も、今の俺と顔を合わせるのをきっと楽しみにしてるはずだ。今シリーズ中ずっと参戦していなかったイブシと違って、俺は連日のようにメインイベントで闘ってきた。その分、ダメージも蓄積してるが大丈夫だ。もし肉体面と精神面でボロボロになることがあっても、この闘魂がある限り、俺は絶対に死なない。お前ら2人もよく知ってるはずだ! お前らがどんな技を仕掛けてこようと、今の俺には効かない。俺がこの短時間でどれだけ成長したか。生まれ変わったヘナーレの力を見せてやろう! 明日、楽しみにしてるぞ……」

オスプレイ「このコメントを見てるデブのオタクども、史上最高のレスラー、IWGP世界ヘビー級王者かつ、ブリティッシュヘビー級王者のウィル・オスプレイだぞ。(※ブリティッシュヘビー級のベルトをフロアに置いて)だけど、今重要なのはこっちのIWGP世界ヘビー級のベルトだ。それじゃここで、オスプレイとタカギのキャリアを比べ、俺たち2人がどこから始まって、今どの位置に立っているか振り返ってみようじゃないか。俺は、ただのプロレスファンだった頃から、シンゴの試合を見てきた。今のシンゴなら『俺も若手時代から実力はあったが、今のオスプレイが立ってる場所には一度も届かなかった』とでも言うんじゃないだろうか。一方で、俺は上がってきた団体全てでトップに上り詰めた。イギリスのプロレスシーンの中心にいたし、俺が上がったことで数々の団体の知名度が上がったし、俺と闘ったレスラーも一躍有名になった。オーストラリアでもそう、ニュージーランドでもそうだ。

そして俺は、ここ日本でもたくさんの若いレスラーに大きな影響を与えている。“謙虚であれ”ってみんな口を揃えて言うだろ。見ろ、今俺の足は地についてる。ズームで映せ。(※その場で軽く飛び跳ねて)俺は自分の価値の高さをわかっている。だから謙虚ぶる必要もない。この団体は俺なしではやっていけない。俺は若くて、セクシーで、“ガイジン”のエースで、なおかつ最高の宝を巻いている。今プロレス界でもっとも注目され、話題を集めている。アンチは俺が負けて鼻をへし折られてほしいと願ってるだろうけど、何度も言うように俺はレベルが違う。そんな簡単には破れない。シンゴ、喜べ。祝え。お前がこの俺と闘えるチャンスを手にできただけでも喜ばしいことだぞ。なんならお前が知り合いに、『俺はあのウィル・オスプレイと試合するんだぞ! まあ、こんなダサいドラゴンの俺に勝ち目はないだろうけど、オスプレイと闘えるだけでもすっごいことなんだ!』と浮かれて話してても俺は全然驚かない。シンゴ、喜べ。祝え。俺が相手ならすごい試合になるに決まってる。だがフクオカで、俺は暴れ回るドラゴンを退治して、街に繰り出してパーッと盛大に祝う。それが終わったら次はトーキョードームだ。シンゴ、お前は素晴らしい選手だし、心から尊敬してる。でも、ウィル・オスプレイは……はるかに次元が違うのさ」

鷹木「いつまでも、調子乗ってんじゃねえぞ、オスプレイ。広島ではな、KO状態にされたからな。明日だ、明日。明日、タッグマッチだろ。俺、徹底的にオスプレイ狙っていくからな。SANADAと内藤もいい形でつないでくれたんだ。

オイ、俺がやらなくてどうすんだ? やらなかったら、男じゃねえよ! そうだろ? 男じゃないんだったら、俺の存在価値なんかねぇんだよ! そのぐらいの精神で、今回のオスプレイ戦に挑むからな。まずは! 明日だ。潰し合いじゃねえ。一方的に、お前を叩き潰してやるよ……」

内藤「(※ノドを押さえながら)ああ、ダメージが大っきいよ。ダメージが大っきい……。なんのダメージかわかるでしょ? ノドだよ。ノドの調子が悪すぎて。ゴホン!(※と咳払いをして) 広島大会の何日か前の、ホテルの冷房でノドがいかれちまったよ。せっかく、俺のホームである広島のリングで、マイクを握ったのに、ガラガラの声でさ、非常に情けない姿をお見せしてしまいましたよ。それにしても今日の、O-カーンの姿……辮髪? はそのまま、ヒゲもそのまま。まったくヤングライオンスタイルじゃないO-カーンの姿を見て、俺はちょっと安心したよ。だってさ、ほんとに宣言通りにヤングライオンスタイルになったら、引っ張りがいがないじゃん。明日も、明後日もしあさっても、まだまだO-カーンの髪を引っ張れるんだと思ったらさ、今日の姿を見て、うれしくなっちゃったよ。

今シリーズ、この8人タッグマッチ、もう何回もやったけど、これで何連敗中だろうね? 昨日、一昨日の広島大会で、SANADA、内藤(が)シングルマッチで勝ったとはいえ、8人タッグでもう何連敗もしてるわけで、なんかこの流れを変えたいッスね。いい形で、今シリーズ最終戦、(5.4)福岡で行われるオスプレイ対鷹木のタイトルマッチ、その鷹木の背中を押せるように、流れを変えたい。そういう意味では明日のタッグマッチ、何か流れを変えるチャンスかもしれない。そして、ここ鹿児島のお客様にも内藤哲也、そしてLOS INGOBERNABLES de JAPONの勝つ姿を、お見せしたいんでね。明日の鹿児島大会、皆様、楽しみにお待ちください。またここ、鹿児島アリーナで、明日、お会いしましょう。アディオス。ゴホン、ゴホン!(※咳き込みながら控室へ)

※SANADA&BUSHIはノーコメント

■次ページ(『KOPW 2021』争奪戦、IWGPジュニアタッグ選手権)に続く

<写真提供:新日本プロレス>

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