【アイスリボン】6.20 蕨「旗揚げ15周年記念日スペシャル道場マッチ~アイスリボン1127」藤本つかさが8.9横浜武道館で松本浩代とのシングル決める

「アイスリボン旗揚げ15周年記念日スペシャル道場マッチ~アイスリボン1127」
2021年6月20日(日)アイスリボン道場
17時00分開始/16時35分開場
観衆:60人(満員札止め)

◆エキシビションマッチ3分間
松屋うの(0-0)ぶどう(練習生)

1週間後に引退を控えたうのがぶどうと最後のエキシビションマッチを行った。うのとはここで2度目のエキシとなるぶどう。ゴングと同時にドロップキックを決めるが、2発目を振り払われて逆エビ固めを決められてしまう。しかし、タップすることなく必死にロープに逃れたぶどうは、うのに飛びつく形でスクールボーイ、逆さ抑え込みを仕掛け、さらにエルボーを連発していく。再びドロップキックからカバーに入ると、キックアウトされても執拗に抑え込む気迫をみせると、うののバックに回ってスリーパーを決める。最後はうのの三角絞めに苦しめられるも、3分終了まで粘った。そしてエキシ終了後、藤本がリングへ。これを見たぶどうはすでに涙目。


そんなぶどうに藤本から「4月からエキシビション、よく頑張ったね。ぶどう…デビュー決定です!今、練習生が3人、新しく入ったので、早くデビューさせたいなと思っています。場所は7月4日、川口SKIPシティです。」とぶどうのデビューとデビュー戦の日付を発表。横で泣きながら聞いていたぶどうは藤本にマイクを向けられ「頑張ります。」と答え、観客からも激励の拍手を浴びた。ぶどうのリングネーム、さらに対戦相手と、続報が注目される。

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○チェリー(5分13秒 春夜恋)トトロさつき×

旗揚げ15周年記念日のオープニングマッチはチェリーvsトトロのシングル戦。先に入場してきたトトロは浮かない表情をみせる。その理由はいつも肩に乗せているトトラがいない。リングに上がったトトロはマイクを手にすると「チェリーさんがトトロといっしょに入場してくるはず。」と予想するも、チェリーは“手ぶら”で入場。トトロにトトラの件を聞かれるも逆に「早く探しにいったほうがいい。」とトトロにアドバイス。あせったトトロはゴングと同時にリングに大の字になりチェリーにカバーを要求。試合をサクッと終わらせてトトラ探しに行く意思をみせるが、レフェリーのカウントが入るとどうしてもカウント2で無意識にキックアウトしまう。「だったらギブアップしろ!」と関節技を決めにいくチェリーだが、トトロは戦闘モードにスイッチを切り替え、チェリーに串刺しラリアットを連発。逆に勝って試合を終わらせることにしたようだ。粘るトトロにチェリーはレフェリーを巻き込むとトトロにレフェリーをボディプレスの形で倒れさせ、その上に飛び乗る。

そのダメージから場外に転がり落ちるレフェリーだが、リング下でうめき声を上げながらリングに戻ると、その背中にはトトラが乗っかっていた。トトラに襲われ噛みつかれそうになっているレフェリーからトトラを引き戻したトトロだが、チェリーはトトロ、トトラをまとめてスクールボーイに決める。なんとかカウント2で返したトトロだが、今度はチェリーがトトラを抱えると、慌てるトトロを倒し、そのまま春夜恋に丸め込んでのカウント3。勝ったチェリーはそのままトトラを抱え、さっさと花道を引き揚げていった。

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
△春輝つくし(10分時間切れ引き分け)青野未来△

アイスには準レギュラーとして参戦している青野がIW19王者のつくしとシングルで対戦した。開始早々、青野の髪を掴みコーナーに振ったつくしは青野を踏みつけながら「初シングルマッチ!」とアピールするが、青野が「2回目です!」とこれを訂正する。一瞬、動きが止まり、思わず青野に謝るつくし。2人の初シングルは昨年3月20日SKIPシティ大会で実現しており、これは明らかにつくしの勘違い。しかし、すぐに気を取り直したつくしは手の甲へのダイビングフットスタンプを決め、さらに青野をエプロンに立たせると15周年に合わせて、青野にダブルチョップの15連発だ。

さらにリング内に戻ってはりつけドロップキックを放ったつくしだが、青野もやられてばかりではない。すぐにカウンターのドロップキックをヒットさせると、串刺しドロップキック、サッカーキックの連打、そしてつくし相手にエルボー合戦を仕掛けていく。試合はそこから一進一退の攻防となり、終盤、つくしが猛ラッシュに出たものの、コーナーからのダイビングフットスタンプが決めったところで10分ドローとなった。

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
○松屋うの&ラム会長(9分58秒 特盛クラッチ)松本都&真白優希×

フリー転向後、約1年半もアイスに上がることがなかった松本都が、この旗揚げというタイミングでアイスに参戦。しかも都とは違った意味で独自のスタイルを持つ真白との初タッグが実現した。うのにとってはトライアングルリボン王座を争った都との一戦は引退カウントダウンの一戦ではあるものの、この日行われた井上尚弥のボクシングが影響したか、うのはボクシンググローブをはめて入場すると、都と真白を挑発するようにシャドーを披露。「反則だろ!」とレフェリーにクレームを入れる都と真白だが、そのままうのvs都で開始のゴング。都もボクシングの構えでうのに対するも、いきなりうのの右フックを浴びてダウン。文字通りの先制パンチを浴びた都だが、立ち直りは相変わらず早い。うのと会長が両サイドから真白の腕を絞ると、すぐにリングインした都は真白の背中に飛び乗ろうとする。しかしその重さに真白が耐えられず崩れてしまう。真白とは予想以上の息の合った連係もみせたが、試合はうの、会長が優位に進めていく。中盤、うののセイバーチョップを都がキャッチし、もつれ合い、セコンド、レフェリーを含めて、次々とセイバーチョップの餌食となる。真白にも決まりそうになるが、真白はそのチョップの手をキャッチすると、都、さらにうのに誤爆させ、真白以外がリング内外でダウンする異常事態へ。ダウンカウントを入れる真白だが、なぜかカウント7の次に8を飛ばして9をコール。ダウンしていた選手たちが真白の抗議しながら起き上がるというミラクルシーンから、試合はうのvs真白となる。アシストに入ろうとする都は会長によって、場外に蹴り落とされ、最後はうのが特盛クラッチで真白からカウント3を奪取。


試合後、リングに上がろうとする都をうの、会長、そして真白が3人で場外に蹴り落とし、都の試合らしいエンディングとなった。

◆第4試合 シングルマッチ20分1本勝負
×テクラ(12分21秒 ジャーマンスープレックス・ホールド)鈴季すず○

テクラvsすずのシングル戦がこの日のセミファイナル。ベーシックなグランドの攻防から始まり、先にテクラがコーナーでのモンキーフリップからスピアを決めるが、すぐに立ち上がったすずはエルボー合戦を仕掛ける。打ち合いからタイミングを外しロープに走ったテクラはスパイダーウェブを決めると、さらに高速ブレーンバスター2連発へ。さらに3発目を狙うテクラだが、これはすずが逆にブレーンバスターを決めると、テクラをパワーボムで叩きつけ、ジャーマンを狙う。これをこらえたテクラはウィーバックネヒトを決めるが、すずは必死にロープに手を伸ばし、このピンチをしのいだ。勢いに乗ったテクラが一気に攻め込むがすずはカニカニクリップで切り返しのフォールを狙う。テクラがカウント2でキックアウトすると、すぐにグラン・マエストロ・デ・テキーラを繰り出すが、これを反転して丸め込んだテクラはサイドキック連発から自らロープに飛ぶ。ここですずがカウンターの竜巻旋風脚2連発。動きの止まったテクラのバックに回ると、一気にジャーマンスープレックスを決め、そのままホールドしてカウント3を奪取。好試合にピリオドを打った。

◆第5試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
△藤本つかさ&世羅りさ&藤田あかね(30分時間切れ引き分け)松本浩代△&雪妃真矢&尾﨑妹加

前日のたまプロで浩代にフォール負けを喫した藤本。試合後、浩代にICE×∞王座の挑戦者として逆指名するも、浩代はその条件として空位となったリボンタッグの新たなパートナーとして藤本を指名した。さすがに即答はできずに答えを保留した藤本は、この日のメインで再び浩代との再戦に臨んだ。浩代のパートナーは浩代、くるみ組の前のタッグ王者だった雪妃と妹加。そして藤本は世羅&あかねのチームしまなみをパートナーとした。試合は藤本チームの奇襲で始まるも、これを蹴散らした浩代チームが藤本チームの3人を続けてコーナーに振り、串刺し3連発から藤本を捉え、3人でロープに振るが、これを忍者キックで切り返した藤本は雪妃を捉えローリングクレイドルの15回転。藤本からタッチを受けた世羅は続けて雪妃にジャイアントスイング15回転を狙うが、妹加が途中でカットに入る。世羅はその妹加を捕まえてジャイアントスイングへ。今度は浩代がカットに入るが、浩代にもジャイアントスイングを決めた世羅はふらつきながら藤本にタッチ。ここでこの試合初めて藤本vs浩代が実現。浩代がいきなり逆水平チョップで藤本を吹っ飛ばし、さらにコーナーに横に寝かせてボディアタックと先制攻撃を決めると妹加に交代。藤本のピンチにチームしまなみが好アシストをみせ、連係を活かしながら試合の流れを変えに行く。両チームが混戦する中で途中、カットに入った藤本を浩代がおんぶする形でマットに仰向けのあかねにダブルニーを決めるシーンが。藤本と浩代がタッグを組んだ場合の合体技を想像させるも、再びカットに入った藤本を場外に引きずり落とした浩代は藤本を花道で逆エビ固めに決めるなど、敵意むき出しの攻防を展開。そして終盤、藤本vs浩代が再び実現。ミサイルキック、串刺しドロップキックを決めた藤本がインフィニティを狙うが、これをこらえた浩代はバックフリップの形で藤本をマットに叩き落しラリアットからライガーボムを狙う。抱え上げられながら、なんとか体勢を入れ替えた藤本はインフィニティで切り返しサッカーキックを連打。

しかし浩代はこの蹴りを胸を張って受けるとカウンターのエルボーで藤本を倒し、そこに雪妃が飛び蹴り、妹加がダイビングセントーンを決め、浩代がリバースダブルニー、ラリアットから必死に逃れようとする藤本を強引にぶっこ抜いてのロックドロップ。カバーに入る。これはコーナーから世羅がダイビングダブルニーでカット。息を吹き返した藤本は激しいエルボー合戦からツカドーラへ。浩代がキックアウトするとロープを利用して浩代をジャパニーズ・オーシャンの体勢に持ち上げようとするが、ここで雪妃がカット。藤本のバックに回るが、さらにそのバックに回った浩代は雪妃、藤本をまとめてグリップすると、豪快な眉山を決めた。さらに浩代はラリアット、そして2発目のロックドロップを放つが、ここで30分時間切れのコール。そして浩代がマイクを手にした。

〈試合後のリング上〉

浩代「アイスリボン15周年おめでとうございます。つっか、早速だけど昨日のこと考えてくれた?私がそのシングルのベルトに挑戦する代わりに私とタッグを組んでください。その答えを今日、お願いします。」

藤本「タッグを組んだらシングルやってくれるんですよね?松本浩代とタッグなんて誤爆しか思い浮かびませんけど、でも、昨日負けて今日ドローでマジで悔しいんで、タッグ組みます。だからシングルもお願いします。」

浩代「OK!いいんだな?私とつっかでタッグを獲る。そして、私はつっかからシングルを獲る。ということは、アイスリボンで徹底的にやっちゃうよ?まずは、もしね、私がシングルチャンピオンになったら、まずガチャ王国解散。どう?なんか文句あんのか?(※あかねと真白が拒否する反応を見せると)てめぇ、じゃあつっかの応援しとけ。」

藤本「まあ私、別にそれは反対ではないですけど。」

浩代「面白いでしょ?結構みんな解散して欲しいんだね。ちょうどよかった。」

藤本「私と松本浩代がタッグですか。あの、千本桜の事件を知ってる方にとってみれば、感慨深いんじゃないでしょうか。ま、でも、新しいことしたいなって思ってたので、タッグ、そしてシングル、よろしくお願いします。」

浩代「あんまり私のことなめるなよ。2冠にタダでなれると思うなよ。」

※雪妃と妹加がリングに上がる。

浩代「お前呼んでねぇぞ。」

雪妃「なんか2人で盛り上がってますね。タッグ獲るとかなんとか。返上されましたよね?タッグのベルト。その前に獲られてるのはココなんですよ。獲られて返上?そのまままた巻きますって、そんな話あるか。私たちが巻かせてもらいますんで。

※世羅とあかねがリングに上がる。

世羅「ちょいちょいちょいちょい…。今日、6人タッグ、わしらもいましたよね?良い連係決めてましたよね?チームしまなみ飛躍の時じゃないんでしょうか?わしらもタッグ王座挑戦表明します。」

藤本「今日このメンバーで決着つかなかったので、3WAYのタッグ王座決定戦を行いましょう。よろしくお願いします。」

※つくしがリングに上がり、藤本に向き合う。

つくし「つっかさん、ドロップキッカーズはどうなるんですか?(藤本と浩代を指差して)お前もお前も私は許さないからな。」

※マイクを投げ捨てて、つくしは花道を引き上げる。

浩代「(帰っていくつくしを見送りながら)私のせい?」

藤本「はい。あなたのせいです。でも、16年目のアイスリボンもこのメンバーで引っ張っていきたいと思います。このリング、そしてこの会場、頑丈になったと思いません?松本浩代が数年前にあそこの壁を壊したんですよ。今はどんなにぶち当たっても頑丈になったんです。会場も、そして私たちも。」

浩代「OK!壁も強くなったんだな。アイスリボンも強くなったな。私たもう一回ぶっ壊してやるよ!シングルマッチ、そろそろいつか決めようじゃない。」

藤本「私と松本浩代がシングルをやるってなったら、あそこしかないでしょ。8月9日横浜武道館で、よろしくお願いします。」

※2人で握手を交わす。藤本が出場選手を呼び込む。

藤本「新しいアイスリボンをお見せすると言いましたけども、今までのアイスリボンも自信を持ってやってきました。16年目のアイスリボンも自信を持って皆さんに提供していきますので、どうかアイスリボンに着いて来てください。プロレスでハッピー!アイスリボ~ン!!」

〈試合後の藤本つかさ〉

――浩代選手とタッグを組むことを決めた理由はなんですか?

「まずは一番自分がやりたいのは、このベルトを賭けて松本浩代とシングルをするということなので、それがまず第一前提ですね。それが出来るんだったら、タッグ組んででもやりたいと思いました。」

――戦うために組むというのは気持ちの切り替えが大変ではないですか?

「今まで聞いたことがないですね。タッグパートナー同士が戦うっていうのはイメージは沸くんですけど、シングルをするために組む。でも組むことによってどういう戦いをするかっていうのが一番近くで見れるわけなので、そういう面では組んでいても戦っている、そういう、常に意識できる環境なのかなと思います。ただやっぱり、2冠になるっていうチャンス、それは巡ってきてるので。」

――改めて今回2連戦してみて、松本浩代選手にはどういう印象を持ちましたか?

「もう過去のことはいいかなと思うんですけど、やっぱり私と浩代さんの中で、松本浩代事件というのは欠かせないものなのかなとは思いますね。デビューして3戦目だったかな?その時に(浩代と)2対1のハンディキャップマッチをやったんですけど、私ともう1人の子が止まっちゃって、何も出来ないっていう状況があって、お前らみたいなのがいるからプロレスがダメになるんだ。お前らなんか辞めちまえ!って言われた事件のことですね。今となっては笑い話にもなるんですけど、それは私がプロレスを続けてきたからであって、今こういうポジションで、今もアイスリボンにいるからそういう振り返りが出来るのかなと思います。だから、このアイスリボンの15周年というタイミングで松本浩代とこのベルトを賭けてシングルが出来るというのは、必然だったのかなと思います。」

――アイスリボンを長く見てるお客さんにとっては、あの事件を加味して今回の対戦を見ますよね?

「そうですね。私にとってもターニングポイントですし、浩代さんも週プロさんで言ってましたけど、あの事件はターニングポイントだったって。でも、それはそれっていう感じで、今はそれぞれのポジションがあって、それぞれやってきたプライドもあるので、そこをぶつけ合う戦いになるんじゃないかなと思います。最高の舞台だと思いますよ、横浜武道館で私と浩代さんがシングルなんて。13年前の私に言ってやりたいですね。」

――15周年記念大会のメインに相応しいカードであると。

「はい。」

――タッグに関しては、連係とか今後考えていくんですか?

「タッグを組んだことがないと思うんですよ。あるのかな?あるのかも知れないですけど、タッグを組むっていう感覚ではない感じだったので、(タッグを組んだことも)記憶にないですね。連係とかあるんですかね?考えたことないですけど、でも、お互いタッグ屋のところも、シングルプレイヤーのところもあるんですけど、タッグってなった時にタッグワークを重要視する選手だと思うので、ベルトを獲るってい
う共通目標がお互いにあるので、そこだけを見たら、もの凄いタッグワークになる可能性もあるし、全然ダメかもしれないですし、どちらかだと思います、0か100のタッグ。」

――試合形式は3WAYということですが。

「そうですね…。今日の6人タッグの決着がつかなかったという部分では、そこはやるべきという感じです。」

――タッグのタイトルマッチはいつ行う予定ですか?

「7月のどこかでやりたいなとは思うんですけど、メンバーがメンバーなので、後楽園(=7月24日)辺りかなって思います。」

――最後に今日の大会は旗揚記念日のスペシャルマッチということでしたが。

「15年前に私はいなかったんですけども、こうやってアイスリボンを作ってくれた人がいるから、続けてこれたし、今、たくさんの出会いがあるので、振り返ると出会いも別れもあって、でも、それが今のアイスリボンに繋がってるんじゃないかなという感じですね。」

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