【大石真翔インタビュー:後編】復帰戦でまさかの再試合!?腰椎骨折から復帰して見えたDDTの新たな光景とは<プロレスTODAY増刊号>

DDTプロレスリングより、大石真翔がプロレスTODAY編集部に来社。

前編の『WRESTLE PETER PAN 2022』の見どころに続き、後編では腰椎骨折による欠場期間から7・24後楽園での復帰戦の振り返りや長期欠場していたからこそ感じる、1年前のDDTとの様変わりについて、そして今後の目標を語ってもらった。

▼インタビュー全編はコチラからご覧ください。

前編はこちらから:【大石真翔インタビュー:前編】川松議員デビュー戦で触発されて議員挑戦するかも!? 8.20『WRESTLE PETER PAN 2022』見所を語る!<プロレスTODAY増刊号>

 

①腰椎骨折(2021.7.18宮城大会)による長期間の欠場について

――骨折されてからの生活はどういうふうに過ごしていましたか?

大石「入院したのが(2021年)7月18日で、7月末に退院したんです。手術の前は本当に動けなくて、寝返りも打つのがしんどいくらいで。あとご飯食べるときに寝たたまでは食べられないので(ベット)起こすんですけど、あの電動のベッドを多分40度ぐらいになると痛いんですよ。だからここぐらい(低い角度)の角度で2日、3日はご飯食べてっていう生活をしていたんですよ。そして手術をして次の日に装具みたいなのを付けるんですけど、『じゃあ歩きましょうか』って…そんなバカなと。あんな痛かったのに動けるわけないだろうと思ったんですけど歩行器付きですが歩けたんです。」

ーー退院してから試合は観ていましたか?

大石「動けでほぼ全試合行っていました。最初の3ヶ月はコルセットみたいなのをしてですけど動けじゃあもうやれることをやろうと。会社いろいろ仕事与えくださっいろいろやっましたね。試合を全部て若手にはアドバイスしたり、あとは宣伝活動をしたり。それこそパンフレットの校正とかもやりました。元々高校時代新聞部だったんでそういうのが好きです。」

ーー焦る気持ちはありましたか?

大石「あんまりなかったんですよね(笑)でも、試合を見て焦るというか、今のこの試合に俺がいたらなどんなことしてるだろうなとか、この試合は良かったけど、この中に入れなくて悔しいなっていうのは、もういっぱいありましたね。どんな感情なのかをわかんないんですけど、なんかこんなすごい団体で自分がそこの場所にいれない…なんなんですかね…どういう感情なのかわかんないですけど、たまに本気で泣いてました。」

欠場期間には家族の支えもあったが、大石が妻・美咲さんとあかさん・あおくんとの生活などを配信しているファミリーYouTube「みこまこちゃんねる」是非ともチェックしてみてほしい。


※過去にプロレスTODAYにて奥さんの美咲さん(大畠美咲選手)のグッズを制作

②7・24後楽園ホール大会での復帰戦

▼大石真翔復帰戦(7月24日 Summer Vacation 2022)
 大石真翔& 平田一喜 ⚫︎vs 彰人&ヤス・ウラノ〇
  0分14秒 首固め
 ➡今林GM激怒で再試合
 大石真翔& 平田一喜 ⚫︎vs 彰人〇&ヤス・ウラノ
  5分54秒 アンクルホールド

※ダイジェスト動画はこちら

ーー感動の入場シーンを迎えるところで、先にリングインした平田(一喜)選手が開始14秒で負けてしまいましたが

大石「入場シーンのうるうるの感動を返せっていう感じですね。」


©DDTプロレスリング

ーー今林GMが激怒して「再試合だ!」と、入場の前口上からやり直す前代未聞の復帰戦でしたが心境はいかがでしたか?

大石「心境は始まってしまえば思ったほど感傷的にはならなかったですね。欠場の1年間がなかったかのような感じでした。でも痛かったですね。皮膚が痛いのもあるし、1年やっていないんで慣れてないんですよね。ロープ痛い受身痛い打撃痛いこんな痛かっ思いました。」

ーー奥さんも試合を見にこられていたかと思いますが試合後には何か声はかけられました?

大石「『何やってるの?』とは言われました。『試合してないじゃん』って。その後に動画であかりちゃんの感想とかあったんですけど『パパ試合してないじゃん』(苦笑)」

ーー試合後のマイクで「必ずKO-D無差別級のベルトにたどり着く」と発言していました

大石「42歳~43歳の1年休んで気持ちも途切れず帰ってこれたってことは多分何かがあると思っているんですよ。絶えず言っておけば、僕がどんだけリングで喋ってもそんな印象に残らないですけど、あそこで喋ったら印象に残ると思う。みんなの頭の中に残っただろうし、ここで気持ちを吐いてやろうと思ってこの言葉になりました。自分の中でも言い聞かせるというのはあるわけなんですけど、この気持ちは忘れたくないなって」

③復帰前と復帰後でDDTマットのイメージはどう変わったか

ーー今思う、復帰前と復帰後のDDTマットというのはいかがですか?

大石「大まかには変わってないんですけど、みんなの根底が変わったなと思ってますね。なんかホントみんなが若手からベテランまで俺たちがDDTを背負っていくっていうのが増してる気がします。俺が俺がというよりも俺たちが、それを多分全員が思ってるなっていうのが前よりかは強くなったんじゃないかなと思いますね。それこそハリマオ(樋口和貞、吉村直巳)しかり、バーニング(遠藤哲哉、秋山準、岡田佑介、高鹿佑也)しかり、サウナカミーナ(竹下幸之介、上野勇希、MAO、勝俣瞬馬、小嶋斗偉)しかり、フェロモンズ(男色“ダンディ”ディーノ、飯野“セクシー”雄貴、今成“ファンタスティック”夢人、竹田”シャイニングボール”光珠※8月14日)しかり、俺たちがDDTなんだよっていう強い気持ちをより感じます」

⑥今後の目標

大石「僕まだユニットにも所属していないので、いろんなところと試合したいなと思ってます。今しか出来ないこと、今回の西村さんとタッグ組むのもそうですし、いろんなチームと組んで面白いことで出来たらなと思いますね。ちょっとずつステップアップして、そのためには何かベルトの1つや2つ狙えたらなって思います。ベルトへの興味はすこぶるありますね。」

<インタビュアー:プロレスTODAY総監督 山口義徳>

▼インタビュー全編はコチラからご覧ください。

前編はこちらから:【大石真翔インタビュー:前編】川松議員デビュー戦で触発されて議員挑戦するかも!? 8.20『WRESTLE PETER PAN 2022』見所を語る!<プロレスTODAY増刊号>

 

WRESTLE PETER PAN 2022
日時:2022年8月20日(土) 開場12:30 開始14:00
会場:東京・大田区総合体育館

■対戦カード
○オープニングマッチ 30分一本勝負
岡田佑介 & 高鹿佑也 & イルシオン
vs
小嶋斗偉 & 石田有輝 & 正田壮史

○第二試合 3WAY6人タッグマッチ 30分一本勝負
飯野“セクシー”雄貴 & 男色“ダンディ”ディーノ & 竹田“シャイニングボール”光珠  with  今成“ファンタスティック”夢人
vs
火野裕士 & 納谷幸男 & スーパー・ササダンゴ・マシン
vs
大鷲透 & 平田一喜 & アントーニオ本多

○第三試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
吉村直巳 & 梅田公太 & 奥田啓介
vs
HARASHIMA & 坂口征夫 & 岡谷英樹

○第四試合 川松真一朗デビュー戦~東京都議会議員 vs 文京区議会議員 30分一本勝負
川松真一朗 & 高木三四郎 & 高尾蒼馬
vs
西村修 & 大石真翔 & 彰人

○第五試合 スペシャルミックストタッグマッチ 30分一本勝負
秋山準 & 赤井沙希
vs
クリス・ブルックス & 朱崇花

○第六試合 DDT EXTREME選手権試合~スペシャルハードコアマッチ 60分一本勝負
<王者>ジョーイ・ジャネラ vs 勝俣瞬馬<挑戦者>
※第55代王者の初防衛戦。

○第七試合 DDT UNIVERSAL選手権試合 60分一本勝負
<王者>高梨将弘 vs 上野勇希<挑戦者>
※第7代王者2度目の防衛戦。

○セミファイナル DDT旗揚げ25周年記念スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
ディック東郷 & 佐々木大輔 & KANON  with  MJポー
vs
竹下幸之介 & MAO & ヤス・ウラノ

○メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>樋口和貞 vs 遠藤哲哉<挑戦者>
※第79代王者の初防衛戦。

▼大会詳細などは公式サイトにて
https://www.ddtpro.com/schedules/17438

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