【グレート-O-カーン特別インタビュー】『帝国書記官のおしごと』待望の書籍化!金言炸裂「これを買って帝国民入りし、納税せい!!」
新日本プロレス・グレート-O-カーンの東スポWEBの人気コーナー『帝国書記官のおしごと』(岡本佑介記者)が待望の書籍化、11月16日に発売開始された。
2018年のイギリスデビュー以降、その圧倒的風貌とレスリング技術でファンを魅了。ファン以外を愚民と呼びながらも、自分のファンの帝国民に対しては愛情深い君主としての姿を見せる。
今年3月にはJR武蔵小杉駅構内にて女児を助けたとして神奈川県警中原署から感謝状が贈られ、プロレスファン以外からも賞賛され知名度がアップ。今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのオーカーン。
ファッションモデルにも挑戦したグラビアページなども掲載されている書籍の内容から、自身が大事にしている言葉、さらに一歩前に進みたいと思っている方へのありがたいメッセージを頂戴した。
「帝国書記官のおしごと」より
①凱旋からわずか2年で自身の書籍『帝国書記官のおしごと』が発売になった、感想と見どころは?
--本日はグレート-O-カーン(以下、オーカーン)選手の独占インタビューということでお時間いただきました。ありがとうございます。
うむ、是非もなし。光栄に思えよ。
--ありがとうございます。
ただ、プロレスTODAYは初インタビューだよな。来るのが遅いんじゃないか?
--大変申し訳ございません。ただ、オーカーン選手が非常に人気でご予定がつかなかったものですから。
そうかそうか、それなら仕方がないな。余は忙しいからな。
--ご尊顔を拝見できて光栄です。この度ワニブックスさんから、東スポの岡本記者と共に『帝国書記官のおしごと』を出版されましたね。私も拝見しまして、非常に感銘を受けました。
うむ。次はプロレスTODAYでインタビューを溜めて、本を出すしかないな。
--それはめちゃくちゃ楽しみです。まず、凱旋からわずか2年で書籍を出版することになった感想を伺いたいのですが、いかがですか。
むしろ遅かったかもしれん。本の厚みを見ればわかるけども、余だったら2年で出版するのも然りという感じだよな。他のレスラーなら10年、20年かかってもなかなかない厚さだな。
②『帝国書記官のおしごと』ご自身としての見所は?
--長州さん、天龍さんなど、レジェンドクラスの厚さですよね。『帝国書記官のおしごと』の、ご自身としての見どころはいかがでしょうか。
プロレスファンだけじゃなく、違うファン層にも突き刺さるものができたというのが1つの見どころである。余と言えば必殺技の「大空スバル式羊殺し」があるが、その元となった「大空スバル姫」と対談できたことがどれだけすごいことか。プロレス以外にこれまで余が築き上げた、アニメ、VTuber関係の外仕事の歴史とも言える。
--現在、大空スバルさんは登録者数150万人のVTuberとして活躍されていますが、男子禁制と言われています。オーカーン選手だからこそ実現した、夢の対談ですね。
昔に「環状8号線がなんちゃら…」と言ったやつがいたよな。余も同じことを目指しておる。ファンに届けるだけじゃコンテンツとして死ぬ。だから、プロレスとは違うジャンルも侵略するし、広げていく。この本にはグラビアページもあるのだが、すごい良い絵になったから予定よりもページ数を増やしたんだよ。
--たしかにすごくいい絵だと思います。
撮影の時に思い出したのは、昔「オーカーン様は得する顔だ」と言われたことだ。「オーカーン様の顔はイケメンではないが、マイナスの顔ではない。インパクトがあって1度見れば記憶に残る。表情も豊かだが、悪人顔をしているからキャラクターも伝えられる」と。このハットを被った写真なんかはいつもと違った雰囲気が出て、これはこれでカッコいいと思うが…。
「帝国書記官のおしごと」より
--私服姿の写真なんかもありますね。普段の私服のような感じですか。
いや、街中ではいつ帝国民に会ってもいいように、スーツを着ている。他には部屋着というかオタクくさい服も着てるけど、これも他じゃ見られない。おなごとデートする風のカットもあるが、こういうカットが見られるのはこの本だけだ。
「帝国書記官のおしごと」より
--本を買った人しか見れない、今回のために撮り下ろしたスペシャルカットがボリュームたっぷりあるということですね。
うむ。
--どこでも引っ張りだこのオーカーン選手ですが、例えば、ブシロードの発表会にも、ほかの選手をおさえて呼ばれています。これはご自身としてどういうふうに捉えていますか。
積み上げてきた信頼だよな。アニメの知識や“本物さ”は、ニワカじゃ務まらないから。あとは、しゃべりの面白さと、キャラクターだよな。
--これまでいろんな有名な方、声優さんとも共演されてらっしゃって、夢を叶えてきましたよね。
ほんとだよ。
--例えば愚民の皆さんには、自分の夢を明かすのに照れがある人もいますよね。
そうなのか?作戦としてわざと隠すのはわかるよ。でも「恥ずかしい」と思うのは、自分に自信がないんじゃないか。
--そうだと思います。オーカーン選手のように、自信をもって自分の夢を語れるようになるには、どういうふうにすればいいですかね。
そうだな…、自信がないんだったら自信をつけよう。じゃあ、どうやって自信をつけるのというと、これまでやってきたことの積み重ねで。良いも悪いも含めて、やらなきゃダメだから、まずはやる。やっぱ最初はわざと言わないほうがいいと思うよ。胸の内は隠して、どんどん結果や過程、“こんだけやってきたんだ”というのを積み上げて、自信にするしかないよな。
「帝国書記官のおしごと」より
③〝スバ友〟バーチャルYouTuber・大空スバルさんと対談できた感想は?
--まずは行動に移すことが大事だということですね。前段に戻って、“スバ友”として大空スバルさんと対談できて、ご自身的にはいかがでしたか。
そうじゃのう…。対談の時点で夢は叶ったと思うし、いちリスナーとして嬉しいのもある。そして、夢を叶える姿を見せたかったというのもある。「頑張れば夢は叶う」という安っぽい言葉はあるけども、綺麗事があまり好きじゃないんだよ。余は「VTuberが好き」「アニメが好き」と言うだけではなく、夢を叶えるために道筋を立てて、技も開発してきた。「夢を叶えた」と言うと単純な軽い言葉ではあるけども、やり方を間違っちゃいけない。あまり語ってはいないけど、「夢を叶えるためにどうするか」という姿を見せれたと思う。
--たしかに。対談の中にはオーカーン選手の喜びだとか、気持ちがしっかりと表れていたように見えました。1つの夢を叶えた支配者、素晴らしいなと感服いたしました。
対談の内容でいうと、少しわがままをいって、普段聞けないような話を引き出して、本当にいい思いをさせてもらったと思っているよ。
--僕が知っている選手でも、ものすごい実績を残してプロデビューをされて、いろんな夢を叶えてきた選手がいるんですよ。その選手は岡(倫之)選手というんですけど。
そんなやつがいるのか。余はよく「岡選手と似てますね」と言われるんだよ。
--私は彼がアマチュアの頃から目をつけていたんですよね。「この人はきっと大成するだろう」と。
そいつのことはよく知らんから調べたんだけど、その時々やりたいことをやってきたんだろうなって思うよ。そいつはアマチュアレスリングの選手と言われがちだけど、ブラジリアン柔術でも全日本チャンピオンになって、キックボクシングでも、サンボでも。空手の国際大会でも優勝とか、コンバットレスリングの世界チャンピオンとか。いろんな格闘技の選手なんだよな。コンバットレスラーでもあるし、グラップラーでもあるし、サンボマスター、これはいいのかな(笑)、でもあるし。いろんな格闘技をやりたかったんだろうな。で、道筋を立てて練習していたからチャンピオンになったんだと思うよ。
--そうですね。
余は「どの格闘技が最強か」ってナンセンスだと思うんだよな。空手家と柔道家がいたら、空手のルールで戦えば空手家が勝つし、柔道のルールで戦えば柔道家が勝つだろう。それを土台として“プロレスのルールでやりましょう”、“総合格闘技のルールでやりましょう”みたいな。プロレスはプロレス、総合格闘技は総合格闘技のルールにそれぞれが進化しすぎてるから、どの競技が強いかっていうのはナンセンス。「誰が強いか」なんだよ。吉田沙保里とか伊調馨とか、オリンピック4連覇してたらそんなのどう考えても最強じゃん。岡っていうのはたぶん「俺が最強だ」っていうのを知らしめたかったんだろうな。
--なるほど。
そいつがプロレスデビューしたくらいに「アマチュアに敵がいなくなったから、プロレスで一番になりにきた」と言ってたのを見たよ。今どうしているかは分らんけども、余もそいつと似たところはある。グレート-O-カーンがプロレスで一番になることによって、余が支配してる新日本プロレスを一番にするということでやっている。
--素晴らしいですね。その気持ちがいま伝わってきました。
そうじゃろう。だから環状8号線理論ということで広めるのだ。小さいプロレスの村で一番になっても世間に響かないから、世間に響く大きいプロレスの街で一番にならないと。
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