【新日本】武藤新日ラストマッチを勝利で飾る!ムーンサルトを狙うも「あそこで棚橋が止めてくれて良かったですよ」<1.4東京ドーム>

■試合後バックステージコメント

武藤「まあ、感想を言うか? いやあ、久しぶりの東京ドーム、タナよ。試合よりも入退場の長さに参ったよ。腰痛くなったよ。たださ、今日は猪木さんのイベントも兼ねてるということで、本当は試合の中で卍固めとかさ、あと俺はインディアンデスロックとか得意としているから、本当は狙ってたんだけど、オマエが余裕を与えてくれなかったな」

棚橋「すいません」

続けて武藤「ホ~ント、せっかちなプロレスしやがって。本当はそういうの狙ってたんだよ」

棚橋「いやあ、まだちょっと若さが出ちゃって、僕も。すいません」

武藤「まあそんなところだな、俺の感想は。まあまあ久しぶりの東京ドームなんだよ。その中で俺、1カ月後に引退試合を控えているから、やっぱり東京ドームクラスだと普段と感触も体感も違うじゃん、なんか」

棚橋「違いますよね」

武藤「その中でなんか今日、こういい形で東京ドームを吸収することができたよ、ありがとう」

棚橋「ありがとうございます」

武藤「俺ばっか喋ってもしょうがねえ。(隣りにいる海野に向かって)オマエが目立たなきゃいけねえんだから」

棚橋「武藤さん、新日本プロレスラストマッチになりますけども、そのあたりは?」

武藤「そんな、必死だからあっという間に終わったよ。感想どころじゃないよ、息も上がって」

棚橋「新日本プロレスのキャリアの中で一番思い出深いこととかありますか?」

武藤「東京ドームか? それは2009年にオマエとここでやって、オマエに負けたことだよ」

棚橋「ありがとうございます!(笑)」

武藤「やっぱ負けた試合の方が憶えてられるんだよ」

棚橋「ありがとうございます。こちらからは以上です」

武藤「(再び海野に向かって)オマエ、喋れ」

海野「はい。本当に偉大なる先輩方と今日タッグが組めて光栄でした。新日本プロレスのトップ、いやプロレス界のトップに立つための何かを、今日は得たと思います。今後の自分のプロレス人生において、必ず活かしていきたいと思うので、自分にもご注目ください。本日はありがとうございました」

──武藤選手、対戦相手で一番気になった選手は誰ですか?

武藤「いや、全員気になってましたよ。やっぱりSANADAとかBUSHIとかね、プロレスのオーディションで俺が引っ張った人材であって、果たしてそこで俺が引っ張ったことが良かったのかどうなのか、俺だって少しは自問自答して。でも、なんかアイツらのやる気とか輝きを見たら、『ああ、アイツらをプロレスラーにして良かったな』って思いましたよ。あと内藤にしてもいろいろ噂で武藤LOVEっていうのをいろんな所で言っている中で、やっぱりそういうことを言われるとこっちも気分は悪くはないからね。そういう部分で非常に興味を持ちましたよ。興味を持ったって言っても、あと1回しか試合がないからね。どうしようもできないんだけど、まあまあ楽しい空間でした」

──試合中、蝶野選手と何かコンタクトされていましたけど、何か言葉を交わされたんですか?

武藤「いや、やっぱり引退試合……もう遅いんだけどな。もう遅いんだけど、やっぱり蝶野もリング上がってほしいなと思いながらハッパかけたつもりだったけど、やる気なかったな(笑)」

──ムーンサルトプレスは棚橋選手に止められましたけど、止められなかったら飛びました?

武藤「いやあ、あの一瞬にね、いろいろ走馬灯のようにね、医者の顔とかさ、家族の顔とかさ。あそこで棚橋が止めてくれて良かったですよ」

棚橋「僕も武藤さんのムーンサルトプレスを見たいという思いと、まだ序盤だし、引退試合も残されてる状況で、泣く泣く、泣く泣く。ファンの方からはきっとブーイングだったと思うんですけど、止めさせていただきました」

──武藤選手の全く知らない世代の海野翔太選手はどうでした?

武藤「いや良かったですよ。ルックスもいいし、肉体もタナに負けてないぐらいいいし、動きも良くて。あとは経験。あとはいっぱい失敗もしてほしい。いいことばっかりじゃなくて、失敗もカサになるから。失敗の方こそカサになるからね。ねえ、タナね? 苦労したもんな、オマエもな」

棚橋「はい(苦笑)」

武藤「いろんな部分で。いいっすか? ウィーッシ! どうもありがとう」

<写真提供:新日本プロレス>

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