【スターダム】赤いベルト戦へ向け深まる遺恨 ジュリア「大っ嫌いだったよ最初っから」雪妃「赤いベルトを取ったら少しはこの気も晴れるかなと」
女子プロレス・スターダムは3月4日、東京・国立代々木競技場 第二体育館で開催するビッグマッチ『TRIANGLE DERBY Ⅰ~優勝決定戦~』の記者会見を行った。
ジュリアが11日の上越大会で次期挑戦者に指名。17日の後楽園大会でこれを受諾した雪妃真矢とのワールド・オブ・スターダム選手権試合が行なわれるがこの日、調印式が行われた。
緊張感の走る会見に出席した雪妃は落ち着いた口調で「わたくしはキャリアの中で、このスターダムさんに上がることはないだろうと考えていました。なんですけど、トライアングルダービーをきっかけにレベル・アンド・エネミーの仲間と闘いたいという思いでスターダムさんに上がるようになったんですけども。そこへきたジュリア選手。赤いベルトを持ってこのベルトに挑戦しませんか?と。私は正直、この日本で女子プロレスをしていてスターダムさんのベルトを巻くことだけがキャリアのてっぺんだというふうには思っていなくて。なので参戦する当時、ベルト戦線に絡むっていうことは私の中では視野にはありませんでした。ですが、ベルトを持ったチャンピオンのジュリア選手の方から挑戦してきませんか?ときてくださったわけで。人を傷つけて、悲しませて、そこに重ねたキャリアと栄光?それでつかんだ成功?ベルト?それを引っ提げてこられたら、見下されたらたまったもんじゃないんですよ。なんで、そのジュリア選手の持つ赤いベルトを取ったら少しはこの気も晴れるかなと。過去の嫌な記憶も薄れるかなとそう思うので。しっかりと取らせてもらいます」と静かな怒りを語った。
一方のジュリアは「私はさ、3年前ここに来たとき、もう二度とこいつとは会わなくてすむ、顔も見なくてすむ、そうあなたと。そう思ったんだけど…なんで来ちゃったかな。私が人を傷つけて、人の気持ちを踏みにじってつかんだ成功?つかんだベルト。一つ聞きたいんだけど。後楽園で言ってたジュリアとロッシー小川が嫌いって言ってたけど。なんで、ジュリアが嫌いなのはすっごくわかる。なんでロッシー小川も嫌いなの?」と雪妃に問う。
雪妃は「あまり過去の話別にしない方針でいたんですけど。当時、所属してた団体から引き抜きの一件があったとき、裏で糸引いてたのロッシー小川じゃないの?」と小川EPを見る。
すると小川EPは「まったく記憶がないんですよ。記憶がございません」と述べた。
そしてジュリアは「私は私の意志でここに来た。人を傷つけて?(ため息)過去のこと語るつもりはないと言ってるけど…私は一つひとつの過去とこれまで向き合ってきて、しっかり前を見なきゃって思って、それでもあんたの顔は一番見たくなかった。なんでかって、過去、思い出したくもない過去、たくさんある。でも、こうやって目の前に現れたってことは言った通りです。あなたから逃げる気も一ミリもないし。過去と向き合う、これが私はそれが最後。だから挑戦してきてくださいって言った。大っ嫌いだったよ最初っから。そして私はスターダムが一番だと思ってる。スターダムを一番にする、女子プロレスをもっと世に広める。そのためにスターダムが一番でいつづけなきゃいけない。だからすっげー覚悟持って私あんたに言った。あんたが通過点だろうと、ホントにあんたとは顔も見たくないし、やりたくもないし、二度と会いたくなかったけど、これで最後。スターダムから出てってもらいます」と宣言した。
赤いベルト戦へ向けて深まる遺恨の先にはどのような闘いが待っているのか。注目の一戦から目が離せない。
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TRIANGLE DERBY Ⅰ~優勝決定戦~
日時:2023年3月4日(土)開場15:15開始16:00
会場:東京・国立代々木競技場 第二体育館
◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合
《王者》ジュリア
vs
《挑戦者》雪妃真矢
▼大会詳細は公式サイトにて
https://wwr-stardom.com/schedule/20230304_yoyogi/?mc_id=700