【ナカ・シュウマ インタビュー】4.23千葉大会2大タイトルマッチ、同期チチャリートとのシングルマッチについて語る

千葉密着・発信型プロレス2AWより、ナカ・シュウマがプロレスTODAY編集部に来社。

4月23日(日)に開催する千葉・TKPガーデンシティ千葉で、同期のチチャリート・翔暉とシングルマッチを行うナカ。この大会では2大タイトルマッチも予定されており、大会の見どころを伺った。

また、昨年ナカが所属している『THE RULE(ザ ルール)』が解散したあと、自分を見つめなおしたというナカ・シュウマが今年狙っているものとは。

①チチャリート・翔暉とのシングルマッチについて

--4月23日(日)に開催される千葉TKPガーデンシティ大会でチチャリート・翔暉とのシングルマッチが決定しております。こちらの意気込みはいかがでしょうか?

よく組まれるカードではあるんですよね。イベントプロレスでも、チーバトルやビッグマッチでもやったことあるんですけど、今回は気持ち的にいつもと違うというか、割と意気込んでますね。去年の年末に所属していたユニット『THE RULE(ザ ルール)』がなくなってしまって…。結構頑張って取り組んでいたユニットだったので、どうしていこうって迷いながら3、4か月やってきたんですけど、やっぱなんか足りないなっていう、物足りないなと感じることが多々あって。そういう中で、チチャは今年入ってから活躍してますよね。シングルのタイトルにも挑戦してますし、「ジュニア夢の祭典」にも出場して、年明けのランブルマッチも優勝して実績も残し、チャンスを掴んできてますよね。

--ここにきて活躍が増してますよね。

なので、なんていうか、チチャから何か得れるものがあるんじゃないかなって個人的には楽しみにしてますね。

--『THE RULE(ザ ルール)』後のナカ・シュウマ選手を占うという意味でも、他団体で知名度を上げてきたチチャ選手との対戦は気合が入りますね。

そうですね。本当、チチャは他団体にも出ていてお客さんからの期待も会社からの期待も高いので、ここでちょっとやってやろうかなと思ってます。 

--昭和でいうと、藤波辰爾選手に嚙みついた長州力選手のようにね。髪も伸びてきて、風貌も近づいてきたので…

そうですね(笑)。それくらいの意気込みでやっていきたいですね。

--ファンの方はナカ選手がどんどん逆転劇を繰り広げるのを期待していると思います。以前との変化についてですが、肉体改造にも取り組んでらっしゃるとか?

そうですね。『THE RULE』の終盤、昨年の年末あたりまではずっと増量をしていて。今年入ってからは逆に現時点だと15キロくらい絞っていて、それもやっぱ何か変化していかないとという試行錯誤というか、何か掴みたいという気持ちというか…。

--たった2か月で15キロも落としたという

2AWだと吉野コータローがすごい肉体改造をした後なので、まだまだ足りないだろうなと思いますけど(笑)。でも今ちょっとずつ変化しようと思っていろいろ試してやっている中で、その一因になったらいいなと思っています。


Ⓒ2AW

--でもそれだけ落としたのは本当にすごいですよね。

でも最近はもうね、美味しいの食べたいなっていう…(笑)

--コロナ禍で太ってしまってダイエットを始めようと思ってる方もたくさんいらっしゃると思うのですが、アドバイスはありますか?

これは吉田綾斗チャンピオンが言っていたことなんですけど、「美味しい物を食べていたら太る。美味しくない物をたべていかないとあかん」という格言が、吉田綾斗の言葉であるんですけど、それが僕の中で響きまして。美味しくない物を食べることで、食欲を減退させる。これがコツですね。

--簡単そうにおっしゃいますけど、これ継続するの相当大変ですよね。

まあでも目的というか、今のままじゃ駄目だなっていう気持ちだけで継続してるってところですかね。

--現状打破のためですね。成果が出てくると楽しくなってきますよね。

そうっすね。でももともと料理が好きなタイプなので、いかに美味しい物を作ろうかと思うし、美味しい物作っちゃうとたくさん食べちゃうので。そこはカロリーを抑えて美味しく作るかという。

②同期についてどう思っているか(チチャリート・翔暉、仁木琢郎、若松大樹)

--同期には、先ほどのチチャ選手、仁木選手、若松選手がいらっしゃいますが、最近は他団体含めて活躍されてますね。


左:若松大樹選手(2023.02 「最侠タッグリーグ2022」優勝時)

若松は、やはり大日本さんでタッグリーグ優勝したりと結果を残してますよね。僕ちょっと血が苦手なのでデスマッチは本当にすごいなと思いますね。なんか輝いて見えますよね、血を流し手試合してる姿って。本当自分の道を行って、それをちゃんと2AWでも生かそうとしてるなと。

--デスマッチの超新星としてのし上がってきましたね。

トップ戦線の中心となってますよね。


仁木琢郎選手( 2022.07 インタビュー時)

そして仁木は、もともとのセンスもすごいのでずっとタッグ組みたいなと思ってるんですよね。でも全然タイミング来なくて、こっちはいつでもウェルカムなんですけどね。

--仁木選手は花見選手とのタッグが板についてきましたもんね。

今もう二冠王者ですもんね。


チチャリート・翔暉選手 (2022.03 インタビュー時)

そして、チチャ。チチャは何か考えて行動してるんだろうなっていうのがTwitter見てても伝わりますし、周りから愛されるタイプですよね。

--同期の絆といったものはあるんですか?

絆…、どうなんですかね。そんなにないと思いますよね、大したものは(笑)。

--逆にライバル意識がある感じですかね?

まあそうですね。ライバルとも言いたくないくらいの気持ちはありますよね。ここは負けないぞみたいな。

 

③タッグ王座戦(《王者組》花見達也&仁木琢郎 vs《挑戦者組》滝澤大志​&若松大樹)について

--今回4.23TKPガーデンシティ千葉では、タッグとシングルの王座戦が開催されます。まずはタッグ選手権についてはいかがですか?

これ、チャンピオンチーム(花見&仁木組)は、4度の防衛を重ねてきて2AWのタッグ王座という印象を着実に残してきてますよね。一方で挑戦者の滝澤&若松組もタッグチームとして印象をつけてきていて、若松は他団体でちゃんと実績を残しているし、滝澤さんはいわずもがなすでに実績のある選手なので。今回2回目の挑戦となりますが、前回は仁木と若松の同期対決というところが主な軸になってたような気がするんですよね。でも今回滝澤さんも熱い気持ちを持って取り組んでるなと、挑戦表明後に張り手をしたりとか。


参考記事:【2AW】真霜拳號が無差別級&レジェンド王座防衛に成功!タッグ王者組・花見達也&仁木琢郎が初防衛!10.30TKPガーデンシティ千葉<全試合結果>

--滝澤さんも闘志をみなぎらせてますよね。

やっぱ滝澤大志ってめちゃめちゃでかいじゃないですか。何でもできるんですよね、ムーンサルトとかもするし。チョップも重いし。2AWの3大レスラーだと思うんですよ、真霜、吉田と。でもなんか落ち着いてるというか、引いて見てる部分があった気がしてたんですよ、でも今回そろそろちょっと恐い滝澤大志が見れるんじゃないかなと期待してますね。

--滝澤選手、本当にすごい揃ってる方ですよね。あの体で飛ぶという身体能力の高さに、破壊力のあるチョップは桁外れですよね。

そうなんですよね。

--でもチャンピオン組も本当に安定してきましたよね。コンビネーションもどんどん良くなって…

そうですね、もう”阿吽の呼吸”というか。公私ともに仲のいい2人なんでね。普段からずてと一緒にいる2人だと思います。タッグ選手権関係なく、盤石な関係だと思うんですけど、それぞれのパーソナリティの部分に隙があるんじゃないかなと自分は思ってますね。

--なるほど。そこをつけば今回王座陥落もありうると。

そうですね。若松は本当恐いもの知らずなので、ガンガン行くでしょうし。

④無差別級王座戦(《王者》吉田綾斗 vs 《挑戦者》浅川紫悠)について

--そして無差別級王座選手権では、王者の吉田綾斗選手に浅川紫悠選手が挑みます。浅川選手も、今しかないという覚悟を持って挑むという決意表明をされてましたがこちらについてはいかがですか?

今しかない、という言葉がやはり気になりますよね。むろん、吉田綾斗の圧勝で終わるだろうと僕は踏んでるんですけど。やっぱ吉田綾斗の強さっていうものは、一番近くで見ていたので。ただ、このカードも定番というか鉄板の間違いのないカードだと思うんですけど、今までの実績で浅川さん勝ってるのって1回だけみたいなんですよね。

--え、1回?

この前それを吉田さんから聞いて、初代のトーナメント王座の王者を決めるときだけらしくて。

--1回だけなんですね…

たぶん(笑)。違ってたら申し訳ないんですけど…。

--もっと勝ってるイメージありました。

逆にその1回で、トントンなイメージついてるのってやっぱ浅川さんすごいなって。あの頃の浅川さんの勢いがあれば、いろいろ今後も勢力図が変わってくると思うんですよね。吉田さん的には、浅川さんが来て嬉しいと思うんですよね。ベルト取る前の決勝が浅川さんでしたけど、そのときぶりですかね?そのときも吉田さんが勝って、真霜さんからベルトを獲って、若手や外敵から防衛してきて…。でも普段から言っているのは、同世代の選手ともっとしのぎ削りたい、他団体の選手でも同世代の選手とというのをずっと言ってたんですよね。だからここで浅川さんが来てくれたのは、すごい嬉しい、うれしいというか楽しみにしてるんだろうなって言うのをすごく感じますね。

--吉田・浅川戦っていうのは、今後にも繋がっていきそうですし、2AWの鉄板カードにもなっていくといいですよね。

そうですね、同期っていうのもあっていろいろ想いはあるでしょうし。吉田さん言ってましたけど、知らなくていい部分まで知ってるって言ってましたし(笑)。ただこのカードが鉄板と言われてるうちは、自分たちも駄目だなと。同期対決でいくと僕たちの試合も同期で、チチャは正確にはデビュー1年後でしたけど。タイトル戦は、タイトルにかける想い、同期にかける想いといろいろあって戦ってると思うんですけど、僕とチチャもタイトルこそかかってないですけど想いはあって。タイトルなくても面白い試合をしたいですし、見てくれる方に面白い試合を見せたい、つくっていきたいというのを最近すごく感じるんですよね。

--なるほど。

だからそこに負けない戦いを自分もしたいなと思います。

⑤ナカ選手が今後目指しているもの

--そしてそんなナカ選手が今後目指しているものをお伺いできますでしょうか。

そうですね、今年の目標はプロレスでお金稼ぎたいなと思います。

--では、他団体も視野に入れて、シンプルにたくさん試合をしていくと。

そうですね、他団体にも呼ばれるようになって、グッズも売っていっぱいお金を稼ぎたいなと(笑)。今年に限らずですけどね。

--今年はバンバン暴れまわってくれそうですね。

本当、荒らしていきたいですね(笑)


⑥大会に向けてメッセージ

前回は後楽園ホールでしたが、今回TKP。本拠地の千葉に戻ってきて大会のハッシュタグも「#WBChiba0423」で、”ウェルカムバック千葉”。多分WBCにかけてるんですけど…。後楽園ホールの熱を千葉にもう1度というのと、せっかくウェルカムバックと言ってるので、その熱とか、お客さんに戻ってきてほしいなというのもあって。今回の2大タイトルマッチももちろん間違いのない試合になると思いますし、自分たちも負けない試合にしようと思っているので、楽しみにしていただければと思います。

 

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)

GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉
日時:2023年4月23日(日)開場12:15開始13:00
場所:千葉・TKPガーデンシティ千葉

▼2AW 無差別級選手権試合
《王者》吉田綾斗 vs 《挑戦者》浅川紫悠

▼2AW タッグ選手権試合
《王者組》花見達也&仁木琢郎 vs《挑戦者組》滝澤大志​&若松大樹

▼シングルマッチ
旧姓・広田さくら vs 笹村あやめ

▼6人タッグマッチ
超人勇者Gヴァリオン&吉野コータロー&最上九
 vs
本田アユム&CHANGO&テイラー・アダムス

▼タッグマッチ
真霜拳號&十嶋くにお vs 中野貴人&梶トマト 

▼シングルマッチ
ナカ・シュウマ vs チチャリート・翔暉

※試合順未定

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