【浅川紫悠 インタビュー】退団の理由を語る!同期・吉田への想いや真霜戦への決意、そして2AWの選手へ今伝えたいメッセージとは

千葉密着・発信型プロレス2AWより、先日退団を発表したばかりの浅川紫悠がプロレスTODAY編集部に来社。

浅川はなぜ2AWを退団しようと思ったのか。また、フリーランスになってやりたいこととは?

同期・吉田綾斗との絆、団体の象徴・真霜拳號への想い、また2AWの若手選手に向けて熱い想いを語った。

①4.23 吉田綾斗との2AW無差別王座戦について

◎2023年4月23日(日)GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉大会
▼第6試合[2AW無差別級選手権試合 60分1本勝負]
《第7代 王者》○吉田綾斗 vs 《挑戦者》●浅川紫悠
(25分08秒 バックドロップ→片エビ固め)
※以上の結果、第7代王者 吉田綾斗が4度目の防衛に成功。

--先日の4月23日TKPガーデンシティ千葉で吉田綾斗選手の持つ2AW無差別級に挑戦しました。残念ながら負けてしまいましたが吉田選手の同期として8年間の集大成となる試合だったのではないかなと思います。

8年間、長くもあり短くもあった8年間でしたよね。今回その集大成としてタイトルマッチに挑んだわけですが…。ここでね、勝ってベルトを持ったままフリーになってもよかったんですけどね。結果、吉田に負けてしまいましたけど…。

--なにかこみ上げる想いみたいなものがありました?

うーん…どちらかといえば吉田の方がこみ上げるものがあったみたいで、僕は逆にそれを見てちょっと笑ってしまったというか、和んでしまったんですけど(笑)

--吉田選手も涙流してました。やはり浅川さんとの同期の絆みたいなものがあふれてしまったのでしょうか。

節目節目で戦ってきた仲でもありますからね。僕に思うところあるだろうし、僕もあいつに思うところあるし。それがあいつは涙としてあふれたんでしょうけど、私はあふれた想いは試合中にぶつけましたから。

--ではもう悔いはないという感じですね。

そうですね、いつも悔いはないです。

 

②衝撃の退団発表

▼団体リリースより

【弊社所属選手 浅川紫悠 退団のお知らせ】

弊社所属選手 浅川紫悠が2023年6月18日付で契約を終了、2AWを退団することになりました。
6月18日(日)有限会社 山﨑工業 プレゼンツ 2AW 旗揚げ4周年記念大会 GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉が弊社所属としてのラストマッチとなります。

浅川紫悠 コメント
『発表にあるように6月18日の2AW周年大会をもちまして2AWを退団します。今後はフリーランスとして活動いたします。突然の発表となりお客様を驚かせたかもしれません。決断したからには残りの2AWでの闘いを全うします。あと2ヶ月となりますが2AWの浅川紫悠への応援宜しくお願いします。』

今後とも浅川紫悠選手へのご声援の程よろしくお願い致します。

--その後まさかの退団発表となりました。具体的な退団理由は明かされておりませんが、お伺いできますでしょうか。

これが退団理由ですという大きな理由があるわけじゃないのでお伝えすることが難しいのですが…。団体内で若手たちが台頭してきたし、それに伴ってか団体内での自分の必要性を感じなくなったんですよね。それはリングの上でもそうですし、リングの外側でも…。2AWは千葉密着をうたってるので、施設慰問だったり、小学生やお年寄りの方を元気づけるような活動をもっともっと広げてやっていきたいと思っていたんですけど、それもコロナで出来なくなりましたし。少しコロナが収まってきた状況ではあると思うのですが、それでもそういったことが出来ない状態が続いているので、やはりその中で自分がこの団体で出来ること、貢献できることはなくなってきたんじゃないかなという思いが強くなりましたよね。もう自分は団体の中を見るのではなく、外を見るべき時期に来たんじゃないかなって思いました。

--なるほど。現在、浅川選手33歳ということで、プロレスラーとしても非常にいい時期かと思うので向上心というか、まだまだ燃えてるぞといった感じですか?

向上心はプロレスラーにおいては絶対必要不可欠ですよね。35歳から45歳が最盛期といわれる時期ですから、プロレスラーという限りある人生でどれだけ華を開かせるかっていうことも試したいところですね。

--浅川選手は2AWの初代無差別級チャンピオンでしたし、フリーになってからの活躍はファンのみなさんも非常に注目されているかと思います。どんなインパクトを残してくれるんだろうと、とても楽しみにされてるのではないかと思うのですが。


※初代2AW無差別級王者時代の浅川

いや、自分が一番楽しみにしてますね。やっぱり今までは団体内を中心に活動していたので、もちろん団体内も厳しかったですけど、団体外、それより厳しい世界が待ってるわけやし。もっと強い相手、もっとうまい相手がおるわけやから、その中でどれだけ自分を出せるかってうのはすごい楽しみですね。

--もっと刺激的なところで自分を高めたいと。

フリーランスになった今、どの団体にも出れるわけですよね。もうそれは全てにおいて刺激的なんですよね。その刺激をどんだけ浴びて、どんだけ成長できるか。そこをお客さんにも期待していてほしいし、自分自身がすごく楽しみなところです。あとやっぱり自分が2AWの初代王者の意地を見せやなあかんと思うんですよね。団体の初代王者が外に出て活躍する姿を見せる事で、2AWが評価されて欲しいし、自分たちがやって来たレベルを自分を通じて2AWの評価を上げる事にもつながると思ってます。

 

③5.14 真霜選手とスペシャルシングルマッチ

--5月14日TKPガーデンシティ千葉大会では、真霜選手とスペシャルシングルマッチが決定してます。浅川選手は「忘れ物を取って次の新しい世界、新しい景色を奪いに行く」と発言されておりますが、この真意をお伺いさせてください。

真霜拳號を語るとですね…。自分がデビュー戦を終えてのインタビューで、自分はこの団体にデビューしたからには、真霜拳號だったり、前に所属していた火野裕士だったりとそれぐらい強い選手になりたいと発言したと思うんですよ。結局、団体の象徴、団体でイメージするのって吉田綾斗でもなく、浅川紫悠でもなく、滝澤大志でもなく、真霜拳號やと思うんですよ。その真霜拳號に対して、今自分がどこまでできるかっていうのも試していきたいと思ってるし、勝ちを奪っていきたいと思ってるんで。団体の象徴たる人を超えていくのは、自分にとっての使命だと思ってたんで。忘れ物というか、やり残しがない状態にしてに2AWを辞めていきたいなと思います。

--浅川選手としては楽しみでもあり最後の壁でもあると思いますが、真霜選手としても絶対負けたくないというところが絶対ありますよね。

絶対そうでしょうね。真霜拳號にとっては「こいつ何言ってんねん」くらいに思ってるでしょうけど。そこをね、逆に自分が獲っていったら、プロレス界にとっても、2AWにとっても面白い刺激になるんじゃないかなと思いますね。

⇒次ページ(2AWの選手たちへメッセージ、フリーランスとしてやりたい事、今後の目標)

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