小橋建太、熱き闘志再び!6.14後楽園『Fortune Dream 8』に団体の枠を越えた戦士が集結

シングルマッチ
KAIRI vs ウナギ・サヤカ

ーーそしてこの一戦、私もある意味一番注目してるカードですがKAIRI選手とウナギ・サヤカ選手。小橋さん推薦選手と川田利明さんの推薦を取り付けたウナギ・サヤカ選手との一戦ですけれども。今は正直言って、女子プロ界のビッグカードと言われています。これは小橋さん、すごいカードを組みましたね。

本当にタイミングですよね。KAIRIちゃんには「Fortune Dreamやるんだけど、出てくれないか」という電話はしました。まったく何も決まってなくて、会場だけ決まってるときに連絡したので。

――本人的には即答だったのですか。

出たいというか、まあ、良いことを言ってくれて、恥ずかしいのでそれはちょっと。

――いや、せっかくなので言っていただいた方が。

KAIRIちゃんが『本当に小橋さんには感謝しているので、ぜひ出たいです』と言ってくれたので。「ありがとう」と。「でも相手も、タッグマッチかシングルマッチか、何も決まっていないし。何も考えず、ただKAIRIちゃんに出てくれないかと電話しただけなんだ」って言って。そしたら『大丈夫です。誰でもいいです』と。


©Fortune KK

――かっこいいですね。そのときに反応があったのがウナギ・サヤカ選手。

発表してからですね。KAIRIちゃんが参戦しますと。相手はそれから決めようかなと思ったら、反応したのはウナギ選手。

――小橋さんは、ウナギ選手はご存じでしたか。

知っています。スターダムでKAIRIちゃんとちょっとやろうとしていて、結局ウナギ選手が出ていってるんです。(ギャン期に突入)結局シングルマッチやらなかったですね。

――そうですね、やってないですね。

両国でタッグマッチをやったんですよね。だからそういう経緯は知ってましたけど、でもこういう風に名乗り出てくるとは思わなかったですね。

――大会プロデューサーとしてはどう思われましたか。

ウナギ選手の発信力であったり行動力というのは注目はしていたので。よくいろいろSNSなどでも動いているし、YouTubeであったり、いろんなフットワークはいいじゃないですか。

――いいですね。しかも強心臓で、大物相手にも怯まず、結構いきますからね。本当に彼女は物怖じしないので。

すごくそういった意味でも注目はしていました。

――なかなか見られないようなカードをFortune Dreamneでできるというのは、やっぱり小橋さんの大会ならではだなと思いますし。お互いにファンが多いので、当日のKAIRI選手の応援、ウナギ選手の応援のぶつかり合いにもなってくるかなと思います。

本当にいい形でウナギ選手が出たいって言って。面白いカードを組めたと思っています。

――川田さんの推薦を取り付けに行ったというところはどう思いましたか。

そこに行ったかと。直接来てくれても良かったんですけど、まったく決まってなかったので。ただそういう川田利明推薦選手というものを持ってくるというのは。KAIRI選手を僕が推薦選手というか、KAIRIちゃんのことは昔から推しているので。対抗する意味でも面白いなと。川田利明推薦選手という名前を取ってくるのが面白いなとは思います。

▼ウナギ・サヤカが川田利明さんへ直談判

――プロレス頭のセンスがいいですよね、そういう意味で言うと。四天王のストーリーを自分たちに紐付けていくという、頭の良さはすごいなと感じました。

そしてここに来て『出してください』と取り付けたので。フットワークの良さというのは、男子で言ったら鈴木みのる、女子で言ったらウナギ・サヤカ。フットワークの良さを感じますね。

――確かにこのカード目当てに来る女子プロレスを好きなファンの皆さんがFortune Dreamの大会を通じて、男子プロレスの激しさとすごさみたいなものを見せられるいい機会になるんじゃないかなと思います。

前から思っているのは男子の試合の中に、女子プロレスは必ず1試合入れてたんですね。1試合は入れていたので、やっぱり男子女子違いがあるので。その良さを実際に見て、その差を感じてもらって『今度女子プロレスに行ってみようかな』とか、『あの子はどこの子だろう』、『どこの団体に行けば見られるんだろう』とか。男子は男子で『あの選手はどこの選手だ』、『どこの会場に行ったら見られるんだろう』とか、そういうことを思ってもらって。自分のファンにして、自分の団体にファンのみんなを持ち帰るというか、自分のファンにしてほしいと思ってるんですね。それがやっぱりプロレスの広がりになっていくと思います。こういう団体もあるんだ、こういう選手もいるんだ、というのを分かってもらって、今度また見に行って、その団体が盛り上がっていけばいいし。やっぱりそうやっていろんなところが盛り上がっていってくれることが、Fortune Dreamをやっている意味でもあります。だから本当にいいファイトをして、自分のファンにして、どんどんファンのみんなが気になる選手になってほしい。気になって自分の団体に来てもらえれば、またその人たちが友達を連れてきて広がっていくじゃないですか。

――確かにFortune Dreamの意義はそういったところ、すごくありますね。スター選手がたくさん大会に出ているので『この選手、気に入った。どこの選手なんだろう』という気付きを皆さんに与えてあげられるというところに意義がありますね。

トップの選手だけでなく、若手の選手にもFortune Dreamに出てもらっているので、そういったところでどれだけ力を発揮できるか。そこはもちろんプロレス、勝負ですから勝った、負けたはあるんですけれど。その中で、見に来てくれた人たちの心にどれだけのものを残せる試合ができたかというのも、Fortune Dreamの意義ですね。自分がやってきたプロレスというのは、勝っても負けてもファンのみんなの心にどれだけのものを残せるかというのをやってきたので。やっぱりそういう思いで試合をやってほしい。もちろん勝負なので勝つということが大事ですけど、試合に勝つというのはそれだけの意味じゃないです。試合内容で注目をされて、ファンのみんなの心を惹きつけてほしいなと思います。

➡次ページ(永尾颯樹vs高鹿佑也、鈴木みのる & 秋山準vs橋本千紘& 優宇)へ続く

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