アップアップガールズ(プロレス)が約4年半ぶりの歌とダンスと試合が入り混じるワンマンライブ開催!新メンバー・ウタの電撃加入も発表!

アップアップガールズ(プロレス)が、6月10日に東京・新宿FACEで約4年半ぶりのワンマンライブ『アップアップガールズ(プロレス)2nd SHOW 掴むぞ!最上級のステージ!』を開催した。

アップアップガールズ(プロレス)(以下、アプガ(プロレス))は、プロレスとアイドルを両立するグループとして2017年8月に結成。渡辺未詩、乃蒼ヒカリ、らく、そして昨年8月にグループに加入し今年3月にプロレスデビューした鈴木志乃のメンバー4人は、東京女子プロレスにレギュラー参戦している。

約4年半ぶりのワンマンに気合いの入るアプガ(プロレス)は、ステージとリングを使い、歌とダンスと試合が入り混じる彼女たちにしかできないライブを繰り広げた。

公演中には、「Rxck it Now!」「ベイビーフェイス」という新曲2曲が初披露。さらに16歳の新メンバー・ウタの加入が電撃発表され、5人体制の初パフォーマンスが行われた。

オープニングアクトには、YU-Mエンターテインメントの仲間であるアップアップガールズ(2)(以下、アプガ(2))が出演。「Life is Beautifull」を披露し、アプガ(プロレス)のビッグマッチに華を添えた。

大勢の観客が集まる会場に、アプガ(プロレス)の4人が「overture(プロレス)」に乗って登場。今年3月に配信リリースされた「SHININGMARK」からライブをスタートする。メンバー4人は、負けずにがんばる気持ちを力いっぱいパフォーマンス。続けてスポ魂感溢れる「リングの上にも三年」を披露し、ライブ冒頭から会場をヒートアップさせた。

自己紹介タイムで、渡辺は「単独ライブ、ついに始まりました! 普段プロレスラーとしての活動が多かった私たちですが、やっとこうしてライブもプロレスも存分に見ていただける日が来ました! こんなにもいっぱいの人たちがアプガ(プロレス)を見に来てくれるんだなと思ったら、早速うれしくて感動しちゃいそうな気持ちです。すでにみんな立って前のめりに盛り上がってくれて、ペンライトをめちゃ降ってくれてうれしいです。みなさんのことをもっともっと盛り上げていきたいと思うので、今日1日素敵な日にしましょう!」と待望のワンマンライブの意気込みを語った。

気がつけば、鈴木はなぜかトレーニングパンツでステージに立っているが、なんと「コスチュームのズボンを忘れてしまいました!」と衝撃の告白。にこやかな笑顔で会場の笑いを誘うという、デビュー1年目にして大物の片鱗を窺わせた。

約4年半ぶりのライブに荒ぶるアプガ(プロレス)は、ここで新曲「Rxck it Now!」を初披露。「Rxck it Now!」は、これまでのアプガ(プロレス)にはなかった、ラップの入ったエレクトロニックなダンスチューン。バシバシにダンスを決め、かっこいいステージを見せた。彼女たちは雰囲気をガラリと変えて、アプガ(2)のキャッチーなナンバー「ハッピースLOVE♡」をキュートに歌唱する。さらにメンバー4人は「アッパーチョップ!」を投下。ステージから花道を駆け抜け、リングで四方の観客のボルテージを高めるように渾身のチョップを連発した。

ここからは試合のコーナーへと突入。実況席に、アプガ(2)の高萩千夏と新倉愛海も参加し進行していく。
この日は特別に、選手入場曲の生歌唱が行われる。渡辺は自身の入場曲「チョコっとラブ ME ドゥー」を笑顔で歌い、会場の期待を高めた。

そして、フルコスチュームを着た鈴木が「ワタシノセオリー」を歌ってリングイン。続けて東京女子プロレスの選手も入場し、第1試合・遠藤有栖、鈴木志乃 vs 宮本もか、凍雅戦が始まった。試合早々から、スピーディーな攻防が繰り広げられる。だが、まだプロレスデビューから間もない鈴木は対戦相手に力負け。鈴木も鋭いドロップキックを見せるなど先輩レスラーに食い下がるものの、最後は宮本選手が羅生門を決め鈴木はギブアップ負け。

マイクを握る鈴木は「(涙を流し)辛いです。辛いですけど、こうやって有栖さんと一緒に戦えて、大好きなみなさんに囲まれて試合ができてほんとにうれしいです。まだまだ時間は全然かかると思うんですけど、これからもまっすぐにがんばっていきたいと思ってます。なので、みなさんちょっとわがままですけど、まだまだ応援して欲しいです」と悔しさと前向きさを交えてコメントした。奮闘した鈴木に、会場から大きな拍手が送られた。

続いて、客席に乃蒼が登場し、颯爽とリングに向かうと入場曲の「ROCK BOTTOM」をかっこよく歌唱。第2試合の乃蒼ヒカリ、角田奈穂 vs 上原わかな、風城ハル戦がスタートする。乃蒼にとってホームリングとなるのだが、15歳の風城選手を痛ぶる彼女にブーイングが飛ぶという展開となった。しかし逆に闘志を燃やす乃蒼は、ふりーWiFiとしてタッグを組む角田選手と息の合った連携技を見せ流。最後は2人の合体技5Gが上原選手に炸裂し、乃蒼が3カウントを奪った。

試合を終えた乃蒼は「初めてプロレスを見た人もいるかもしれないのに、奈穂さん15歳のこと蹴ってましたよね?」と角田に話を振ると、角田は乃蒼に「初めて見た人いるかもしれないのに、15歳の髪の毛引っ張って」とお返し。乃蒼は「だって緑(鈴木の担当カラー)振ってるんだもん」と一掃。続けて乃蒼は「明日も後楽園大会があります。明日もふりーWi-Fiで一緒なので、今日の勝ちを明日にも繋げていきましょう!」と声を上げ、最後はふりーWi-Fiの決めゼリフ「電波良好、ビビビビ」を観客と一緒に叫び、試合を締めた。

次がこの日のプロレスのラストマッチ。らくが「マシュマロカカオステーション」を歌唱し、第3試合の、らく、HIMAWARI vs 渡辺未詩、鈴芽戦が行われた。試合開始前からリングでぐっすり眠るらくに、選手もレフリーも観客も動揺。目覚めたらくは、催眠術で鈴芽選手をダウンさせ、HIMAWARI選手とおやすみエクスプレスを敢行。そこからは両軍入り乱れる熱戦が展開。途中、渡辺とらくのアプガ(プロレス)同士がぶつかり、張り手合戦を行った。パワーで押す渡辺は、今年2月21日のプロレスリングNOAH・東京ドーム大会や春のアメリカ遠征などで多くのプロレスファンを唸らせた、豪快なジャイアントスイングをHIMAWARI選手に決める。熱戦の末、渡辺が必殺のティアドロップでHIMAWARI選手からピンフォール勝ちを収めた。

渡辺は「勝ちました! 今日は私たちの単独ライブということで、普段の東京女子プロレスとはちょっと違う形なんですけど、こうやってプロレスファンのみんなが、いつも以上に楽しんでくれているのかなと思ったらとってもうれしいです」と語る。鈴芽も「アプガ(プロレス」さんは、アイドルもプロレスも全力だから、それをみんなもいっぱいいっぱい感じられて幸せな日だったんじゃないかなと思います」とコメント。渡辺は「このあともまだまだライブはありますが、試合楽しんでいただきありがとうございました!」とプロレスコーナーを締めくくった。

 

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