【新日本】永田裕志が語る新日本・全日本の違い、三冠王者として今後の目標、そして同世代へ向けてメッセージ

③三冠王者として今後の目標とは?

――すでに安齊選手の三冠戦が決定していますが、今後三冠王者としての目標はいかがですか?

次の大田区での安齊戦でもたくさんのお客様がご来場されると思います。そこで安齊の可能性と、永田裕志の底力を披露したうえで、防衛したいと思いますね。それをどんどん世間に広めたいですね。

――安齊勇馬選手はスーパールーキーという感じですけど、永田選手はデビュー戦の相手も努め、パートナーとしてもリングに上がりました。彼の成長過程はいかがですか?

昨日(6.11福島)やったんですよね、前哨戦。不思議だと思ったのは、安齊って王道の全日本プロレスなんですけど、僕とやったりヤングライオンとやったりしてるうちにもしかしたら王道よりも先に闘魂が植え付けられたんじゃないかなっていう…、そんな戦いぶりでした。

――なるほど。本人も重責を担っているという意識があるんでしょうね。

彼は、それにしっかりと立ち向かってますよね。体も少しずつ大きくなってきましたし、元の顔がいいから、去年はそこまででもなかったですけど、だんだん垢抜けてきましたよね。あれモテるでしょ、たぶん。

――安齊選手は相当モテますね。

インスタライブなんかもやってるみたいだけどね、いっちょ前に(笑)プロレスラーだから前に出たい気持ちはいいですよね。あとはもっと出ていくための実力をつけていけば…、でももうすぐだと思いますよ。

④同世代の方に向けてメッセージ

――団塊ジュニアの世代ともいわれる50代ですが、この世代で団体のトップである証のベルトを保持するということは、本当に同じ世代の方にとって勇気を与えたのではないかなと思います。体の衰えなども感じる世代ですが、同じ世代の方にメッセージをいただけますでしょうか。

生意気な言い方になっちゃうかもしれないですけど、知らず知らずのうち、今世の中の寿命も延びてますよね。生活様式とか、人が自分にお金をかけたり、自分の健康のためにいろいろやるようになってきたことが、少しずつ人間の寿命が延びることになったんじゃないかなと思います。

年だから諦めようと思ったら進歩がないのでね。昔猪木さんは、「人は歩みを止めたときに、そして挑戦をあきらめたときに年老いていくのだと思います」とをおっしゃってましたけど。何か自分がやりたいと思ったことに対して、年だから…とかそういう考えは捨てて、とりあえず物事を前向きにやってみる姿勢を持ち続ける。

自分の目標値まで行けなくても、その一歩手前までできる自分を見て、少しずつ牛歩のごとく一歩ずつ前進していくことが、可能性をより見いだせる方法かなと。自分のやりたいことを正直にやっていただきたいと思いますね。

――気持ちの部分が大事ということですね。永田選手はプロレスラーとしてだけでなく、経営者としての顔もお持ちです。この年齢でエネルギッシュに動かれてますし、本当に同世代の星だなと思います。

諸先輩方をたとえに出すわけじゃないですけど、武藤さんも58歳でチャンピオンになりましたしね。膝が辛かったということで、引退されましたけど、60までしっかり魅せれたし、プロレスは自分の努力次第で出来るという姿を見て、現実に何か突き付けられたときに、乗り越えられる一つのヒントになってくれたらなと思いますね。

プロレスって非日常ですけど、やってるのは同じ人間ですから。その努力している姿勢を見ていただければ。自分で限界を作らず頑張っていくということが、一番のメッセージですかね。

――本日は有難うございました。これからも大応援しております。

こちらこそ有難うございました。ゼァ!

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)

■NEW JAPAN ROAD ~ Road to STRONG ~
<永田裕志Produce Blue Justice Ⅻ ~青義回帰~>

開催日時:2023年6月18日(日)14:30 開場/16:00開始
会場: 千葉・佐倉市市民体育館
チケット情報:https://www.njpw.co.jp/tornament/414850
対戦カード:https://www.njpw.co.jp/tornament/414850?showCards=1

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