「私たちがガンプロの未来を担っていく」YuuRI&長谷川美子&リアラが”命を燃やす”7.9大田区大会への決意!

②2年連続の大田区の開催

・YuuRI選手:昨年は声出しOKに涙
・長谷川選手:昨年入団を発表
・リアラ選手:ビッグマッチのイメージは?

ーーそして、リアラ選手にとっては今回が初めての大田区なんですけれども。長谷川選手は懐かしくないですか?

長谷川 はい。

――あの時の大田区大会でガンプロに入団発表をして、私も会場で見ていましたけれども感動しましたよ。ご自身はものすごい緊張したと言っていましたけれども。どうですかあの時を今振り返ってみて。

長谷川 そうですね。もう裏での緊張は今でも覚えているくらいです。発表のためにリングの上に上がった時の感動は、1年7カ月欠場していたので、もう感極まってしまいました。オープニングで発表だったのにもう涙を流してしまって「すみません」と言いながら、「でも本当に嬉しいです」という言葉をお伝えさせていただきました。その時から声出しがOKとなっていましたから。

――あの日からですね。私達も嬉しかったです。声が出る大会がこんなに温かいのかと思いました。

長谷川 はい。特にガンプロのお客さんが熱すぎて、「よっぴー!」って呼んでくださったりして、「ここに来て良かった!本当に戻ってきて良かった!ガンプロを選んで良かった!」ってすごく感じました。

YuuRI 全く同じです。

リアラ 私も一緒です。

――皆さんがそういう風におっしゃるということは。

YuuRI 本当に思います。初日でもう思っているので。

――すごいですね。でも、僕も皆さんと接していて本当にそういう風な声をよく聞くので、やっぱりいいリングだなと。特にあの時は本当にマスコミ陣でも歓声がありの大会は本当に久しぶりだったんですよね。ファンの人自身もああいう声を出すというのが久しぶりじゃないですか。

YuuRI 実際、今まで通りだったらもっと声援があったのかもしれないけれども、多分出し方が分からなくなっているのかなと思いました。

――ちょっと戸惑いもがありながら、なおかつどこまで言っていいんだろう気持ちも感じました。でも、お客さんは徐々に声が出てくるんですよね。

YuuRI 本当に。

――長谷川さんの涙の入団会見から、僕らからしたら温かい声がホームを包んでいったような感じがしました。そこから1年ですもんね。

長谷川 そうですね。

――どうですか。ご自身で今振り返ってみて、まなせさんも今いらっしゃらない状況で、YuuRI選手とともに引っ張っていかなければいけないというところもあの時はあったと思いますけれども。

長谷川 そうですね。でもあれから1年、本当に先輩方がまなせさんも怪我で、春日さんも今移植の手術のお話だったり、ガンジョにはHARUKAZEさんもいらっしゃるんですけれども、HARUKAZEさんはガンジョの大会には出ないというので、今この3人でやっていかなければいけないということで、どんどんどんどんこの1年で責任感というものが生まれてきました。もうずっと後輩として甘えてきたので、とにかくやらないといけないっていう思いから意識がだいぶ変わったなというのは自分で感じます。


※HARUKAZE(左)とまなせゆうな(右)

――そういう風に意識がだいぶ変わってるというのは本当に聞いてて思いました。リアラさんがまだデビューする前でしたけれども、お二人がガンジョを支えていかないといけないという思いというのは僕らにも伝わってきていました。それだけ先輩たちがいなくなった分、自分たちがやらないといけないというその立場でやはりすごく成長されましたね。

長谷川 ありがとうございます。

――ある意味集大成みたいな部分を今回見せないといけないですね。

長谷川 そうですね。

――やはり試合は絶対勝たないといけないですね。

長谷川 はい。もう全力で、潰れるまで頑張ります。

――高瀬選手だから余計にですね。

長谷川 はい。高瀬みゆき選手だからこそより思い切りぶつかれます。何をしても大丈夫なので、今あるだけの技、ありったけのものを出したいなと思ってます。

――YuuRI選手もあれからもうずいぶん。私、YuuRI選手の成長をものすごく感じています。自分がやらないといけないという意識というのがもちろんありますし、あと他団体への出場機会も増えて試合数をこなしてきているからこそ、試合に対するものとお客さんに対するやり取りの部分も踏まえてすごく成長したなと感じています。ご自身的にはいかがですか。

YuuRI そうですね。正直、昔の試合になればなるほど見れないです。

――それはみんなそうです。

YuuRI 自分の過去の試合が気になって見たりはするんですけど、やっぱり見られたものじゃないです。最初からプロレスラーとしてデビューしたとはいえ、自分の中で今やっとプロレスができているなと自分としては感じています。やればやるほど、試合数を重ねれば重ねるほど本当にプロレスが大好きになっていって、前とは違って自分の中で視野が広がったというか、今まで見られなかったところが見られるようになったと思っています。試合だけではなくて、自分がエプロンサイドにいる時やセコンドであれ何であれ、ちゃんと一つ一つ今までやっていなかったことができるようになりました。自分の中では本当にたくさんの他団体さんに出させていただいて、すごく経験値が上がって、それもあってできる幅が増えて自分ができる技とかも増えて、それでプロレスがより楽しくなってるなと思います。今月は7試合しかなくて、本当に少ないです。もう10試合以上が自分の中ではマストだと思っていたので20試合だろうがもっとやりたいです。でもこの前久しぶりに体調を崩してしまったんですけれども、そういうときもあるのかなと、今まで頑張りすぎたのかなと思って1回それで休憩できたんですけれども今月7試合しかないのでもし…。

――緊急オファーがあれば。

YuuRI 試合があれば、私どこへでも行きます。

――でも、本当にそれぐらい今プロレスに対する熱量が本当に熱くなっているんでしょうね。

YuuRI 熱くなっているからこそ、それこそさっきおっしゃっていたように立場が人を変えるんだなというところもあります。実際、後輩も初めてできたし、自分が背中で見せなければならないと思っていますし、ガンジョを守らなくてはいけないですし。やっぱりガンジョの白紙を白紙にした私達が声をあげて、次で4回目になるので、それで毎回たくさんのお客様が来てくださるので。私達もガンジョの未来は明るいとこれからも見せていけたらと思っています。そもそもこれ何の質問でしたっけ。話がいきすぎてしまいました。

――大田区から2年連続でできるような体制になったし、しかもまなせさんの…。

YuuRI 話しすぎてしまいました。

――よくあることです。本当に見ていてもそうだし、今の発言を聞いていてももそうなんですけれども、ご自身がガンジョを背負うという覚悟と意思表示みたいなものがファンにすごく伝わっていると思いますので、すごくいいと思います。

YuuRI 最近、「いい試合だった」とかすごく言ってくださる人が増えて、それこそ売店にも並んでくださる方も増えてこれが結果になっているのかなと感じてきています。

――素晴らしいですね。これからのガンジョではリアラ選手はものすごく今期待値も高いと思いますし。ご自身としても元々プロレスファンということですね。

リアラ そうです。私、小学校4年生からプロレスをテレビで見て、生観戦に行って天山さんに恋しました。

――普通、天山さんに恋するっていうことがなかなか入口ではないような気がするんですけれども。

リアラ やっぱり育ったのが大仁田劇場とかグレート・ニタなんです。

――ちょっとマニアックですよね。

リアラ そうですね。見方が皆さんとちょっと違うかもしれないんですけれども。大人になって自分がまさかこっち側に来るとは本当に思いませんでした。私、去年大田区に勉強しに見に行かせていただいたんですけれども、その時はすごい会場で皆さんの入場にもう涙していました。YuuRIさんも泣いていたし。

YuuRI みんな泣いてた。

リアラ 一番やっぱり自分の中に残っていたのが、まなせさんとウナギさんの試合だったんですけれども。ガンプロを背負って、旗持って入場してきたまなせさんに。かっこいいなあって思っていました。自分もSNSにまなせさんの入場のことを書いてたんです。「かっけえわ!大田区ってすげえ」って言っていた時に、まなせさんが「次はリアラちゃんの番だね」ってパっと言ったんです。デビューしてからすぐの時に、そのカードが組まれる前なんですけれども。そしたら本当にそうなったので、今年はまなせさんじゃなくて私がウナギさんと戦うというので感慨深いです。選手側でそこの会場にいるというのが去年は考えられませんでした。

――だって見ていた人が、今度は向こうでやる方ですものね。

リアラ そうです。客席にいたので。

――しかもプロレスファン時代は多分いろいろな会場とか、試合も見られていたと思いますけれども。ガンバレ☆プロレスとしては本当にビッグマッチのあの会場で自分がやるという心境はいかがですか。

リアラ まだあまり信じられないです。多分当日になるまで分からないです。当日になって幕が開いた時に多分もう泣くと思います。

――1年って、人間ってここまで人を変えるのかって思いますよね。だって前までは見てた人がやる側になるという。だからやはりリングの上ってそれだけ魅力的だとは思うんですよね。

リアラ そうですね。

――あのスポットライトを浴びるとなかなかやめられないという話はやっぱり聞きますよね。

YuuRI 私も彼女と同じでした。自分も1年前は見ていた側が、すぐに上がる側になっていました。

――でも不思議ですよね。プロレスというのはそういう形でどこでどういうチャンスがあるのかという。

YuuRI 本当に。

 

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