「私たちがガンプロの未来を担っていく」YuuRI&長谷川美子&リアラが”命を燃やす”7.9大田区大会への決意!

ガンバレ☆プロレスのYuuRI&長谷川美子&リアラが7月9日(日)、東京・大田区総合体育館で開催する年間最大のビッグマッチ『WRESTLE SEKIGAHARA Ⅱ』の大会PRの為、前回のまなせゆうな&HARUKAZEに続いてプロレスTODAY編集部に来社。

昨年に続く勝負の大田区大会、3選手それぞれにテーマがある対戦カードとなっているが、試合への意気込みや大田区大会の思いなどたっぷり語ってもらった。

『WRESTLE SEKIGAHARA Ⅱ』
日時:2023年7月9日(日)開場13:00開始14:00
会場:東京・大田区総合体育館

▼YuuRI&稲葉ともか vs 彩羽匠&桃野美桜
▼長谷川美子 vs 高瀬みゆき
▼リアラ vs ウナギ・サヤカ

◆インタビュー動画はこちら

①試合の意気込み

・YuuRI&稲葉ともか(JTO) vs 彩羽匠&桃野美桜(Marvelous)
・長谷川美子 vs 高瀬みゆき
・リアラ vs ウナギ・サヤカ

――まず各試合の意気込みというところで、お三方それぞれから話してもらおうと思うんですけれども、今日はYuuRI選手からいきましょうか。

YuuRI はい。

――YuuRI選手もすごいコスチュームですね。際どい!

YuuRI 際どい(笑)一言目が「際どい」。

長谷川 際どい!

――ちょっと際どさが突き抜けてますね。しかもYuuRI選手は元からデザインのそういったこともいろいろと勉強されていたということもあって。

YuuRI はい。ファッション界隈というか、そういう仕事もしていました。

――今回のコスチュームもご自身での発案ですね。

YuuRI そうですね。プランギャズさんでいつも作らせていただいてるんですけれども、マミさんのセンスと私のアイディアが合わさってこんな素敵に。

長谷川 すごくステキです。

リアラ ステキ。

YuuRI 3人全員プランギャズさんです。

――でも確かに華やかで素敵な感じがすごくお三方出ているので、ファンにとっても昔の全女の本当にスクール水着みたいな時代から。

YuuRI そうですよね。

――今はもう派手でそれぞれの個性が際立つようなコスチュームになっているので、ファンの皆さんもすごく嬉しいでしょうね。

3人 はい。

――YuuRI選手、今回の試合の意気込みをうかがっていきたいんですけれども。YuuRI選手は稲葉ともか選手とタッグを組んで、マーベラスの刺客、彩羽匠&桃野美桜さんとのタッグマッチが組まれています。この対戦に関していかがですか。

YuuRI いや、このカードが出た瞬間、もう本当に泣きそうになりました。このカードが発表される前日に私、インスタライブをやっていたんですけれども。そこでファンの人から、「戦いたい選手、組みたい選手とかいたりするんですか?」って、コメントがあって、自分がそこで名前を挙げさせていただいたのが、今回戦う彩羽匠選手、桃野美桜選手でした。他にも名前を挙げた選手もいるんですけれども、その中で組みたい選手としてこの前戦った「ともかさん」とも言っていて、私のこの発言があって叶ったのかなとも思うし、普段から実行委員会の人に「戦いたい選手は?」と聞かれると、毎回名前を挙げさせていただいていたのがこのお三方なんです。他にも名前を挙げた選手はいるんですけど、私はやりたい順に名前を挙げていました。その3人でこのビッグマッチで叶うっていうのが本当に嬉しくて、もう興奮冷めやらないですね。

――でも確かにこういうビッグマッチで自分の念願が叶って、元々同じくJTOから一緒にやっていた人が自分の横に立ってくれて、そして対戦したいという希望が叶ったらマーベラスの選手が対角線上にいるというのは本当にテンション上がりまくりですよね。

YuuRI そうですね。憧れの選手であり好きな選手に囲まれていますけれども、自分が今回のカードの主役だと思っているので、ここは何が何でも勝ちにいかなければと思っています。憧れのままでは相手を超えることはできないので、憧れを超えるように。匠さんに関しては日本で活躍なさっている選手の中で一番憧れの選手です。

でも、どこに憧れているのか、どうして憧れているのかを聞かれると、本当に惹き込まれる選手のことは言語化できないんです。それは自分がプロレスに魅了されたきっかけが、内藤哲也選手なんですけれども。内藤哲也選手のことも「何で?どこがいいの?」と聞かれるといっぱいありすぎてうまく言葉にまとめられなくて、それくらい惹き込まれる選手なんです。自分が言語化できなくなるぐらい魅了される選手なんです。

桃野美桜選手に関しては、私はプロレスラーになる前まで全然女子プロレスを見ていませんでした。でも、いざ自分がプロレスラーになって、女子プロレスを知らないといけないなと思って、自分がプロレスにハマったきっかけの友人に「女子プロレスを見るなら何を見た方がいいと思う?」って聞いた時に最初に名前が挙がったのが彩羽匠選手でした。それをきっかけにマーベラスさんの試合をたくさん見るようになって、自分が魅了された選手が桃野美桜さんでした。あんなに身体が小柄なのに、あんなにパワフルで、あんなにスピーディーで、本当にどんなにデカイ選手にも負けないぐらいのパワフルさが自分の中では「こんなに小さい選手でも強いんだ」と思って自分も希望を持てましたし、「この選手と戦いたい」という気持ちがすごく強くなりました。

マーベラスさんに出始めてもずっと美桜選手は欠場なさっていて、戦いたくても戦えませんでした。でも、ずっと美桜さんには「いつか戦いたいです」と言っていました。マーベラスさんのリングで叶わなかったカードがこのビッグマッチで叶って、匠さんも本当に好きで憧れの選手ですし。そして、今までJTOではともかさんと組むということがなかったので、自分のリングでできるということが、自分は今はもうJTOの人間ではないけれども、ガンプロのガンジョを引っ張っていく立場として、この前ガンジョで戦ったんですけれども、そういう自分の決意とか熱意とか見せられたと思っています。少しは信頼してもらえたか分からないですけれども。それで一緒に組んで、私はともかさんが強いというのは分かっているので負けじと自分もついて、なおかつ自分が勝ちを取りにいきたいと思っています。

――憧れの選手と対峙する上での決意表明をしていただいたので、リング上でどんな景色を見せてくれるのか、めちゃくちゃ楽しみにしております。

YuuRI 頑張ります。

――次は長谷川美子選手です。今回は高瀬みゆき選手とのシングルマッチが決まっております。この一戦に向けての意気込みをお願いいたします。

長谷川 はい。高瀬みゆき選手はアクトレスガールズ時代から一緒の先輩で、ここのプロレスTODAYさんに初めて来たきっかけも高瀬みゆき選手でした。

――そうでしたね。

長谷川 コスチュームを着て、その時、後楽園ホール大会があって、そのポスターを貼りに行くというので来て、そしたら「せっかく来ていただいたのでインタビューを」という形で急遽インタビューが決まったんです。

――ゲリラインタビューでしたよね。

長谷川 はい。そういうのも一切決まっていなくて、ポスターを貼りに宣伝だけに来たつもりがインタビューしていただいて、またこうやってガンバレ☆プロレスで。

――懐かしいですね。すごく冬の寒い時に。

長谷川 コスチュームで駅から来て、そしたらみゆきさんもコスチュームで来てくださっていて。待ち合わせしてみんなで動画を撮りながらという、そういう無茶なこともしてくださる選手です。本当に思いやりもあって、私が首を骨折してしまって欠場した後に、前の団体がプロレス活動を終了してしまったという時も心配して連絡してくださったり、「今後どうしていくの?」という相談にのってくださったり、みゆきさんがやっているプロレスのスタッフさんのような形でどうにかプロレスに携われるようにしてくださったり、「何々できる?」とか「お願いできる?」とか自分の居場所を作ってくださって、本当に情熱も思いやりもある素敵な先輩だと思っているので、今回戦えることがすごく嬉しいんですけれども。前のアクトレスガールズにいた時には絶対にみゆきさんと戦いたくなかったんです。

――それはどうしてですか。

長谷川 もう「この攻撃を受けたら死ぬな」って思っていて、やはり前の団体ではどこか甘えている部分があったんです。YuuRIさんだったリアラさんはプロレスが好きでこの世界に入っていると思うんですけれども。私は正直そうではなくて誘われてプロレスのルールを知らないまま練習に参加したので、お二人とはちょっと違うんですけれども。そのアクトレスガールズも通してガンバレ☆プロレスも通してプロレスが大好きになったんです。高瀬みゆき選手を見てプロレスを続けたいと思って戻ってきたというきっかけの選手でもあるので、本当に今回はたくさんの思い入れがありますが、全部振り払って今回戦えることがすごく嬉しいので全力で挑みたいと思っています。

――高瀬さんは本当に熱いですよね。

長谷川 はい。

――本当にすごく熱い志と情熱を持ちながらフリーとしてもいろいろなリングで大活躍されていらっしゃいます。

長谷川 そうです。

――でも、今回は成長した姿をビッグマッチで、しかも一騎打ちで見せられるチャンスですね。

長谷川 もうこのチャンスを逃すわけにはいかないですね。大田区総合体育館というこんな大きな舞台でシングルマッチができること自体が奇跡に近いことですので、全力で挑んでガンバレ☆プロレスに入ったこの1年間の集大成を全部ぶつけられたらいいなと思っています。

――今の決意も含めて、ある意味運命の一戦になるかもしれませんね。

長谷川 はい。

――これまでのプロレス人生の中の一つのターニングポイントとなる一戦になるような話だなと思いますので、どういう分岐点になっていくのかというのも楽しみにしていきたいと思っております。

長谷川 はい。頑張ります。

――そして、今年デビューされたリアラ選手です。伝説のキャバ嬢としてデビュー前からもう話題沸騰です。そしてデビュー後も話題を振りまいていますけれども。今回、プロレスTODAY増刊号初出場ということで、改めて自己紹介からお願いします。

リアラ はい。ガンプロの当たり屋、リアラと申します。いろいろなことに身体を張って突っ込んでいくという意味合いです。キャバ嬢をしながらプロレスをやっています。プロレス大好きです。よろしくお願いします。

――今回、リアラ選手注目の一戦が組まれました。今、プロレス界を本当に活性化させていると言っても過言ではないウナギ・サヤカ選手との一騎打ちに決定しました。これを自分で聞いた時はいかがでしたか。

リアラ いや、もうびっくりしすぎて「えっ?」て、3度見ぐらいしました。

――これはガンプロが仕掛けてきたリアラさんに対するある意味の試練みたいな感じなんですかね。

リアラ そうですね。試練だと思います。

――ウナギ・サヤカ選手に対する印象というのはどのように思っていますか。

リアラ 私はまだプロレス経験が1カ月ぐらいなので、レスラーさんとの思い出はそんなにないんですけれども。去年の10月に大々的に練習生発表していただいた時に、結構キャバクラというのがフォーカスされて、「どうせニワカなんだろう?」というように結構叩かれてしまったんです。その時に全く面識もないウナギさんがTwitterで私に「負けんじゃねえぞ!もしお前が成長したら査定してやるよ!」というコメントを私が落ち込んでいる時にくださって、「何てこの人いい人なんだろう」と思いました。すごく大物で誰でも知っているような有名な方なのに、練習生の私に声をかけていただいたのがずっと心に残っていたんです。だからこのカードを組まれた時にその言葉が実現したので、「運命かな?」と思いました。

――それは彼女がすごいですね。そういう視野が木を見て森を見ずじゃなくて森を見ながらプロレス界の発展に少しずつね影響度合いを増しているなというところがありますね。そういうのをデビューする前に言われたら感動しますよね。

リアラ そうなんです。選手になって、そこそこ有名になっている選手に言うなら分かるんですけど、私はまだ練習生でデビューできるかも分からないような状態でしたから。その人に声をかけてくださるというのは、私はすごく嬉しかったです。

――でもご本人もデビューした時から今のステージにいるわけではなかったですし、当時は何もできなかった人が本当に少しずつ成長してきて、いろいろな技術を習得して傾奇者という唯一無二の今のスタイルができてリングで縦横無尽に駆け回っているところがあるので、彼女のそういった目のつけどころはやはりいいなと思います。でも、そんな人と一騎打ちですか。

リアラ はい…シングルマッチです。ビックリしました。

――これでもう本当に今回は何か考える前に身体を動かさないといけないですね。

リアラ もう決まって毎晩ウナギさんのことだけ考えていて、ワクワクというよりもやはりプレッシャーがすごく大きいです。自分はまだ新人で自信があるわけではないですから。あとは大田区というビッグマッチに自分が出られるのかなとすら思っていて、組まれるのかも分からなかったんです。相手もウナギさんですし、本当に毎日緊張で胸が苦しい感じです。

――大会場でいろいろな人に見られているとなるとその重圧ももちろんありますし、対戦相手も今業界で名を売っている人だからこそ余計に感じるプレッシャーだと思うんですけれども。

リアラ そうですね。

――でも、プロレスの面白いところはリングに立てば別に社長であろうが、相手が誰であろうが平気で平手打ちをかましていいような職業なんですよね。

リアラ 確かに。

――だから、もう全然大物とか気にせずに今のリアラ選手ができる全てを、身体ごとぶつかっていくというのをファンの人は見たいのではないかと思います。何かこの技とこの技を出すというよりは、ウナギ・サヤカ選手に対してリアラさんがどれだけの負けん気を見せられるのかということを多分お客さんは期待しているのではないかと思います。

リアラ 私も自分で何ができるかなと考えてみたんです。すごくキャリアも長く実力もある選手に自分は何ができるんだろうとずっと考えていたんです。エキシやデビュー戦の前も大家(健)さんから「大丈夫!お前には何も期待してないよ!いい意味だから!そんな技術とか何も気にしなくていいから、誰も期待していないから!」と言われました。「キレイな技を出す」とか「華麗に」とか考えてみたものの、気持ちと泥臭い感じでやるのがリアラかなと思ってデビュー戦もガーってやったし、多分今回も華麗な技とか新しい技ではなくリアラの気持ちで行くというのが正解なのかなと思っているので、気持ちでぶつかっていこうと思います。

――私達もそういう目線でリアラさんがどれだけ自分を出せるのかというところにすごく目したいなと思っております。

 

⇒次ページ(2年連続の大田区大会へ3選手それぞれの思い)

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