7月から「経営専念」を宣言したサイバーファイト高木三四郎社長に聞く、現状と今後の展望【後編】

株式会社CyberFightの高木三四郎社長が、7月21日に開催するDDTプロレス両国国技館大会をもってプロレスラーを休業し、経営に専念する発表を行なった。

会見では「健康上の理由・CyberFight設立から4年・後継者育成」を休業の理由と説明を行い、「体調が良くなって、経営に専念して、後継者とかそういった部分のところも滞りなくいくようであれば、復帰したいと思います」と引退ではなく休業を宣言した高木社長に、現在の心境や、これからのDDTプロレス、ガンバレ☆プロレスの独立、東京女子プロレスの展望、『日本プロレスリング連盟(United Japan Pro-wrestling)』、プロレスラー社長についてなど、多岐にわたるインタビューを行った。(全2回のインタビュー:後編)

▼前編はこちら
https://proresu-today.com/archives/237385/

④東京女子プロレスの今後は?

―――そして東京女子プロレスもまた、元AKBの湯本亜美さんの参戦が発表されました。

高木 角田(奈穂)さんと舞台で共演したきっかけで、元AKB48の湯本亜美さんがデビューですね。

―――湯本さんは豆腐プロレス(コマネチ湯本役)やってましたね。

高木 豆腐プロレスで映像を観てチェックしてたんですよ。荒井(優希)さんが豆腐プロレスに出たときに、湯本さんが出てらっしゃったんですけど、豆腐プロレスのYouTubeが上がったときにバク転とかすごい方でした。


©東京女子プロレス

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―――またAKBからそういう形で来られるというところでは、すごくいい話ですよね。荒井選手も含めてこうやってプロレス界に来られるという東京女子プロレスについては、高木社長的にはどういうふうにご覧になっていますか。

高木 単純にいいと思いますよ。そうやってどんどんプロレスの間口が広がっていくのはいいと思いますし、そういう意味ではすごく期待したいなという感じですね。身体能力がすごい高そうな方だったので、豆腐プロレスのときには僕はチェックしていた方ですね。プロレスやればいいのにな、というので目に入っていましたね。

―――豆腐プロレスでは他にもたくさんの方が出演されていました。

高木 松村香織さんとかもいいし、あとは須田亜香里さんが抜群でした。

―――体がめっちゃ柔らかい印象でした。

高木 そうですね。しかも彼女は、やっぱりプロレス適性能力もすごい高かったですね。だから須田亜香里さんは本当にやってほしかったんだけどなと思いながら。でも、須田さんから松村香織さんにアイアンマン(アイアンマンヘビーメタル級王座)が移って、松村香織さんから荒井優希さんに移ったんで、それで荒井さんがDDTに参戦したんですよ。そこから来たご縁なので。

―――アイアンマンのベルトを通じた素敵なご縁ということですね。

 

⑤『日本プロレスリング連盟(United Japan Pro-wrestling)』への関与の仕方

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―――そして日本プロレス連盟というのが発足という形でDDTプロレス、サイバーファイトグループの皆さんも入られているんですけど、5月に大会があるということでこの関与への仕方というのは今どんな感じなんでしょうか?

高木 何も聞いていないです。こういうのをやりますというのは聞いたので、そういうのがあると確かに国との繋がりとかもできるし。コロナのときみたいに国から助成金も出ないじゃないですか、それはだから窓口がなかったんですよ。だからあのときは多分、プロレス格闘技が好きな政治議員連盟というのができて、議員さんのほうのスタンスで国ともやり取りしていたんです。だけど、それがやっぱり団体主導でということで、このような連盟ができたということに関してはすごくやりやすくなったなというのは思うんですけど。そのほかの情報は何も聞いていないです。

―――昔もこういう組織みたいなのはありましたね。何回か立ち上がっては消えて、というのが。

高木 国とそういう繋がりとかにおいては全然あっていいと思うし、大会とかも、もし何かそういう要請があればうちとしては全く問題はないなというのはあるんです。

―――ではまだ、本当にこれからという感じなんですかね。

高木 これからじゃないすかね。

―――まだエントリーされていない団体からも、どうやったら入れるんですかとか結構いろいろと質問も出ているみたいなんですけど。その辺りは高木社長はあまり関与されていないという感じですか?

高木 そうですね。それは全く関与してないです。ただ、何かそういう連盟ができることはやっぱりいいことだし、国を通して生まれる話も出てくると思うので、僕らとしては関与させていただけることはありがたいなと思います。

―――実際まだ全然見えてこない部分もあるんですけど、プロレスラーライセンスだとか、あとは各団体の入門規定だとか、興行のバッティングをちょっと回避するとか、その辺はまだ何も決まっていないような感じですか?

高木 そうじゃないですかね。

―――では今のところは、本当に国とのパイプを通すための組織という感じですかね。

高木 そうですね。

―――では、またこれが実際に具体化したときには改めていろいろ伺いたいなと思います。

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