【ガンプロ】今成夢人がエル・リンダマンとの一騎打ちに向け、熱い思いを吐露!「自分の肉体、プロレス、試合でお返しができないかなと思ってました」

ガンバレ☆プロレスが6月30日、天下分け目の大一番「WRESTLE SEKIGAHARA Ⅱ」(7月9日、東京・大田区総合体育館)に向け、都内で記者会見を行った。

スペシャルシングルマッチでエル・リンダマン(GLEAT)と対戦する今成夢人が、この一戦への熱い思いを吐露した。

2人の出会いは、2020年、ZERO1の「天下一ジュニア」トーナメントに、ともにエントリーされた時から。同トーナメントで今成は2回戦敗退、リンダマンは準優勝だったが対戦機会はなかった。

その後、2021年1月17日、ZERO1・川崎道場(当時)での無観客試合で、大谷晋二郎&今成が保持していたインターコンチネンタルタッグ王座にT-Hawk&リンダマンが挑戦し、大谷がリンダマンに勝利している。

今成は「リンさんは(天下一ジュニアで)決勝までいって、すごく輝いていて。そこからコロナ禍で規制がある闘いのなか、リンさんはどんどん存在が大きくなっていって。ここで僕は大谷さんとHOT JAPANをつくるきっかけになったんですけど、大谷さんからも“リンダマン、熱いよね”と連絡もらったりして。

僕が去年スピリット・オブ・ガンバレ(世界無差別級)のタイトルを持っていた時、リンさんがある日、僕をトレーニングに誘ってくれて、一緒にトレーニングをさせてもらう機会があった。僕がメチャクチャ、ナーバスなのを一発でさとられたんですよ。

それは(昨年8月13日、後楽園ホールで)入江(茂弘)さんと闘う数週間前で。リンさんに自分の気持ちの内面をさとられていることが、俺は凄くうれしかった。タッグマッチとかで直接肌を触れ合って闘ったこともあります。

でも必ずいつかシングルをやる運命なんだなって。その時、トレーニングに誘ってくださった恩、僕の気持ちに触れてくれた恩に、自分の肉体、プロレス、試合でいつかお返しができないかなとずっと思ってました。それが今回の『WRESTLE SEKIGAHARA Ⅱ』だったんだと思います。

リンさんほど、こんなに誠心誠意を込めてプロレスに向き合っている男は今いないんじゃないかと思えるくらい、自分はリンさんからエネルギーを感じています。それに俺も120%の今成夢人で返していかなきゃなって。去年のナーバスな気持ち、そのままナーバスになって来てます」とコメント。

リンダマンは「今回の一戦は今成選手が思ってくれている、コロナ禍でリンダマンの存在が大きくなってきたと。自分でもそう感じているし。これは格が大きくなったエル・リンダマン、今成夢人のチャレンジマッチと思っているかもしれないですけど、僕自身はそう思ってなくて。

先ほど話題に出た入江茂弘vs今成夢人を僕は会場で見させていただいて、今まで自分の思ってきたプロレス観というか、なんとなくこうなんだと、つかみかけてきたプロレスの概念を一気に覆されたというか。自分のなかでプロレスが分からなくなったんですよ。

努力をしたり考えたりしてどんどんその答に近づく類ではなく、どうしたらいいんだと常にモヤモヤしてて。そういう時にガンプロさんからオファーをいただいて、これはチャンスがきたなと。どうやったら答が出るか分からないけど、今成夢人とエル・リンダマンの試合を通じて、その答に近づけるような気がしてます。

プロレスラーとしてやってきたなかで一番緊張するし、怖い試合でもあります。GLEATとしてではなく、エル・リンダマンとして、林悠河という人間として、答を探しに、このリングに今成夢人の目の前に立ちたいと思っています」と決意を示した。

さらに、今成は「俺は去年、入江さんと試合あって。チケットメールをリンさんから頼まれたんだよ。“見に行きたいんですけど”って。うれしかったよ。俺はあの時、(脳震とうで)救急車で運ばれて天井を見つめていたけど、リンさんから“見に行ってよかった”って返事がきたんだよ。

俺はボロボロになったけど、闘ってよかったって心の底から思ったんだよ! そう思わせてくれたのはエル・リンダマンだよ! そういう自分のボロボロになった気持ち、全身全霊でプロレスをやった気持ち、全部エル・リンダマンがメールで、俺に電気を走らせてくれるんだよ。

そのメールは絶対忘れられないんだよ。だから、試合でその返事を俺は書く」と感極まり涙を流して語った。

<写真提供:ガンバレ☆プロレス>

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