【新日本】オスプレイがファンタズモとの激闘を制しBブロック2位通過「ニュージャパン・プロレスリングの新しい夜明けが始まる」

新日本プロレスは8月6日(日)、大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)にて『G1 CLIMAX33』第14戦を開催した。

『G1 CLIMAX 33』
日時:2023年8月6日(日) 12:30開場 14:00開始
会場:大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
観衆:3,275人
 
メインイベントでは『G1 CLIMAX33』Bブロック公式戦が行われ、エル・ファンタズモ(3勝3敗)とウィル・オスプレイ(4勝2敗)が対戦。
 
 
決勝トーナメント進出に大手をかけるオスプレイはファンタズモとハイレベルな攻防を展開。
 
多彩な技とハイフライヤーとしての危険度が高い攻防を繰り広げ場内を沸かす。
 
 
終盤になっても驚異の粘りを見せるファンタズモに対し、オスプレイはこれでもかとばかりにオスカッターやヒドゥンブレードを炸裂。
 
それでもカバーを返すファンタズモに対し、最後はオスプレイが荒技ストームドライバー’93で激闘に終止符を打った。
 
 
<試合結果>

▼第9試合 20分1本勝負
『G1 CLIMAX 33』Bブロック公式戦
エル・ファンタズモ ×(3勝4敗=6点)
vs
ウィル・オスプレイ 〇(5勝2敗=10点)
18分52秒  ストーム・ドライバー’93→エビ固め

※オスプレイがBブロック2位で準々決勝進出

激しい攻防を繰り広げた両者に惜しみない拍手が送られた。

試合後、勝者となったオスプレイがマイクを持ち対戦相手となったファンタズモにエールを送ると続けて「この闘いは相当激しかった。疲れてボロボロだ。だが俺は、新しい新日本プロレスのために闘い続ける。俺たちは新時代にいる。そして今、本当の試練が始まる。オーサカのみんな、リョーゴクについてきてくれ。なぜなら俺が、『G1 CLIMAX』で優勝するからだ!なぜなら俺はウィル・オスプレイ、別次元に立つ男だからだ!アリガトウゴザイマシタ!」と大会を締めた。

 

■試合後バックステージコメント

オスプレイ「今日の試合をみんなが見てくれているといいが……。今日は、世界中の人々、全員がプロレスについて話題にするはずだ。ニュージャパン・プロレスリングが間違いなく世界で一番凄いんだからな! エル・ファンタズモは成長している。これまでにない勢いだ。
オカダとの試合の直前に、彼が祖父を亡くしたことは皆知っているだろ? 2年前、俺は大親友を亡くした。オカダとの試合の前だ。その気持ちは経験している。プレッシャーの下に、息が詰まるような思いを抱えるんだ。だが、今晩は……お前は勝ちたかっただろうが、ただ……本当に尊敬している。
もし何かひとつでも違っていたら、勝っていたのはお前だっただろう、ファンタズモ。だが俺は、あまりに多くのものを背負っているんだ。特に俺は『G1 CLIMAX』で優勝してUSヘビー王座の価値を上げなければならない。そして最終的にはSANADAと向き合い、王者としてふさわしいのは彼ではなくウィル・オスプレイだと証明する。
長い長い道のりだ。エル・ファンタズモ、すまない、お前に帝国(UNITED EMPIRE)へと加わるよう提案することもできたが、お前とは別のチームでいるほうが楽しいと思った。お前は俺の試練だ。お前がいるから最高のレスラーになりたいと思える。お前とは一生闘い続けたい。
50歳になっても、この観衆の前で、おむつをして物忘れも始まってるかもしれないが、お前と闘いたい。仕事はまだ残っている。今晩はお祝いして、クリスピークリームドーナツのオリジナルグレーズドを買いに行く。だが、まだまだやることはある。応援してくれたみんな、オーサカに来てくれたみんなに感謝する。
みんな、チケットを買うんだぞ。なぜなら俺がリョーゴク(両国国技館)で準決勝、決勝を制するからだ。そしてアサシンが導くニュージャパン・プロレスリングの新しい夜明けが始まる。アリガトウゴザイマシタ」
 
 

ファンタズモ「(※フロアに仰向けに倒れ込む。しばらく顔を覆ったままだったが、上半身を起こして話し始める)あぁーーーッ。ここまで生き抜くのに『BEST OF THE SUPER Jr.』3回出場を経験した。そしてこの『G1』は、俺にとって2度目の『G1』だ。(※完全に上半身を起こし、壁にもたれて座り込んで)最後までやり抜いた。だが、自分に失望している。パパ(亡くなった祖父)を失望させ、家族を失望させ、ファンを失望させ、もし仲間がいたなら……」

※フロアを見て話し続けるファンタズモの元に、タマとタンガが近づいてくる。

ファンタズモ「…彼らのことも失望させていた」
タンガ「ヘイヘイヘイヘイヘイ(※ファンタズモの肩に手を置く。ファンタズモが顔を上げる)。誰も失望してないさ。今夜、お前は頑張った」
タマ「…(※ファンタズモに手を差し伸べる)」
タンガ「(※ファンタズモの腕を取り)行こう」


 
※一瞬の間のあと、ファンタズモはタマの手を取り、G.o.Dの2人が抱き起こすようにして立ち上がらせる。
 
タマ「話そうぜ。腹は減ってるか?」
ファンタズモ「あぁ、減ってる」
タマ「行くぞ」
ファンタズモ「ありがとう、ありがとう(※と言って3人で控室へ消える)」

<写真提供:新日本プロレス>

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