【DDT】上野勇希が佐々木大輔に一矢報い、共闘は拒絶!MAOとTAKESHITAとのシングル戦が9・24後楽園で実現

 DDTプロレスが9月9日、東京・大田区総合体育館でビッグマッチ「DDT BIG BANG 2023」を開催した。上野勇希、MAO組がKONOSUKE TAKESHITA、佐々木大輔組に一矢報い、上野はサウナカミーナにとどまる決断を下した。

 ヒールに転向して、米AEWで大暴れするTAKESHITAは、元同志の上野に「俺についてくればいいんだよ」と言い放ち、ダムネーションT.Aの“カリスマ”佐々木と共闘。TAKESHITAが日本にいない間、佐々木は上野に「こっちに来い」と勧誘を続け、上野も迷いを垣間見せていた。

 米国でケニー・オメガをシングルで破ったばかりのTAKESHITAは絶好調で、この日も荒々しいファイトでサウナカミーナに対峙。だが、この日のサウナカミーナは意地を見せて、TAKESHITA組に食い下がった。20分過ぎ、佐々木が上野にイスを渡し、MAOを殴るよう指示するも上野は拒否。上野がラリアットでTAKESHITAを排除すると、MAOが宇宙人プランチャで追撃。佐々木は佐々木式ウラカンラナから、ミスティカ式クロス・フェースロックを狙うも、こらえた上野がドロップキック。さらにローリング・ギロチン式フェースクラッシャーからBMEを決めて、佐々木から3カウントを奪取。上野は8・20大阪で佐々木とのシングル戦で完敗を喫していたが、その借りを返した。

 上野は退場するTAKESHITAに向かって、「タケ、ハッキリ答えが出たよ。タケと佐々木大輔のおかげで。次に試合するときは、俺が無差別のベルト巻いて、タケがチャレンジャーで勝負しようや」と投げ掛けた。さらに「タケと佐々木大輔について行ったら、変わったような気になるかもしれない。強くなったような気になるかもしれない。でも、僕には一緒に力貸してくれる、横に立ってくれるみんながいるから。この3人ともっと強くなって、DDT楽しかったって思わせる選手、チームになりたい」とサウナカミーナでやっていく意向を明確に。そして、MAOは「今日欲が出た。KONOSUKE TAKESHITAとシングルがしたい。KONOSUKE TAKESHITAがどんだけすごいことをしてきたか、DDTのなかで一番理解できてると思った。いつになるか分からないけど、シングルがやりたい」とアピールした

 バックステージで上野は「佐々木大輔とタケに声を掛けられて、情けなくも迷えたから。覚悟はできました。米国に行って、タケはすごい。何をやっても佐々木大輔はすごい。僕はサウナカミーナで無差別のチャンピオンになります」と言い切った。

 一方、佐々木は「あんなヤツらに負けたくらいで何も変わらない。何も始まらない。俺が必ず、終わりを始めてやる」、TAKESHITAは「終わりの始まり。俺は世界のトップに立つ。世界の頂点獲って、世界を変える。カリスマも世界を変えてください」と発言。ここで、MAOが現れ、TAKESHITAに一騎打ちを要望。TAKESHITAは「俺は忙しいから。明日帰るから。早いほうがいいと思うから、DDTの9月(24日)の後楽園に帰ってくるから、そこで」と応じた。

【大会名】DDT BIG BANG 2023
【日時】2023年9月9日
【会場】東京・大田区総合体育館
【観衆】1363人

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
○高梨将弘&アントーニオ本多&イルシオン vs 夢虹●&須見和馬&瑠希也
8分21秒 回転十字架固め

▼第二試合 フェロモンズvs討伐隊最終完全決着戦!スペシャルシングルマッチ~解散コントラ副社長 時間無制限一本勝負
●飯野“セクシー”雄貴 with 男色“ダンディ”ディーノ vs 彰人○
12分9秒 ヨーロピアンクラッチ

▼第三試合 30分一本勝負
HARASHIMA&○樋口和貞&高尾蒼馬 vs 納谷幸男&高鹿佑也●&正田壮史
10分45秒 体固め
※ドクターボム

▼第四試合 DDT EXTREME&アイアンマンヘビーメタル級両選手権試合~人類みな平等!平田一喜デスマッチ 60分一本勝負
<EXTREME王者>○平田一喜 vs 土井成樹●<アイアンマン王者>
9分28秒 奇跡を呼ぶ一発逆転首固め
※土井がアイアンマンヘビーメタル級王座防衛に失敗、平田が第58代DDT EXTREME級王座3度目の防衛に成功するとともに第1576代アイアンマンヘビーメタル級王者となる。

▼第五試合 KO-D6人タッグ&全日本プロレスTV認定6人タッグ両選手権試合 60分一本勝負
<王者組>○坂口征夫&赤井沙希&岡谷英樹 vs 宮本裕向●&木髙イサミ&ラム会長<挑戦者組>
12分4秒 片エビ固め
※神の右膝。Eruptionが第52代KO-D6人タッグ王座3度目の防衛に成功するとともに第6代全日本プロレスTV認定6人タッグ王座2度目の防衛に成功。

▼第六試合 史上初!時間差スクランブル・バンクハウス電流爆破6人タッグデスマッチ 30分一本勝負
大仁田厚&○ヨシ・タツ&小嶋斗偉 vs 秋山準&高木三四郎●&岡田佑介
9分12秒 エビ固め
※サンドイッチ式電流爆破バットフルスイング

▼第七試合 KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>火野裕士&●大石真翔 vs 藤田ミノル&KANON○<挑戦者組>
12分54秒 ジャストコブラツイスト
※Ωが初防衛に失敗、藤田&KANONが第79代王者組となる。

▼セミファイナル スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
KONOSUKE TAKESHITA&●佐々木大輔 vs 上野勇希○&MAO
23分9秒 片エビ固め
※BME

▼メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>○クリス・ブルックス vs 入江茂弘●<挑戦者>
27分36秒 片エビ固め
※プレイングマンティスボム2連発。第81代王者が初防衛に成功

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

⇒次ページ【動画】上野にイス攻撃を誤爆してしまうMAO

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