【ノア】ジェイクが『N-1覇者』潮崎を撃破しGHC王座V4達成!次期挑戦者に拳王を指名

プロレスリング・ノアは9月24日(日)、愛知・名古屋国際会議場にて『GRAND SHIP 2023 in NAGOYA』を開催した。

『GRAND SHIP 2023 in NAGOYA』
日程:2023年9月24日(日)開始 16:00
会場:愛知・名古屋国際会議場
観衆:940人

メインイベントではGHCヘビー級選手権試合が行われ、王者ジェイク・リーに『N-1』覇者の潮崎豪が対戦。

試合は一進一退の攻防を繰り広げたたが、最後はジェイクがFBSで潮崎を沈め、4度目の防衛に成功した。

<試合結果>

▼メインイベント GHCヘビー級選手権試合
<王者>ジェイク・リー 〇
vs
<挑戦者>潮崎豪 ×
21分06秒 FBS → 片エビ固め
※第42代王者の4度目の防衛に成功。

■試合後のリング上

ジェイク「N-1覇者倒したぞー!ただ、そのN-1中に俺に唯一黒星を与えた男が。それは解説席に座っている拳王選手だ。拳王選手、ぜひリングに上がってきていただきたい」

ジェイク・リー「私はチャンピオンでありながら挑戦したいという気持ちだ。あなたが唯一俺からスリーカウントを奪ったからだ。ベルトを懸けてやっていただきたい」

拳王「何偉そうなこと言ってんだ。その挑戦表明かっこいいと思ってんのか。俺にとっては当然だ!」

拳王「おい、ジェイク!大きな体の割に小さな顔面して大きな顔してんじゃねぇよ。NOAHの外敵が舵を握ってどこに連れて行く?NOAHをクソヤロー共が見たい場所に連れて行くのはNOAHをこよなく愛する、この俺、拳王だ!プロレス界の頂点まで連れていってやるからな!」

ジェイク・リー「俺は何をやってもダメで。プロレスもデビューしてすぐ辞めた。そんな奴が今ベルトを持ってる。プロレスには夢がある!リングでそれを体現するため、ここを主戦場に選んだ。だがなぜそんな事を言える。それは俺が今、NOAHの舵を取っているからだ!」

 

■試合後バックステージコメント

ジェイク「何か聞きたいことは?」

――潮崎選手と戦ってみてどうだった?

ジェイク「8ヵ月だ。これが何の数字かわかりますか? 欠場期間。確か約8ヵ月だったはず。8ヵ月って言葉にするとすごく短いように感じるけど、本人はたぶんいろんなことと戦ってたはずだ。その中でプレッシャーをはねのけてN-1初制覇。ここまでの道のりはたぶん最短なんじゃないかな。彼はとても最短だと思う。けして遠い道のりじゃなかったけど、最短だった。けど、その中にいろんなものが凝縮されてると俺は思ってる。彼からはいろんなものを感じた。俺は一度プロレス界をやめて、潮崎豪は俺とは違うけどNOAHをやめて、また出戻って。相当の覚悟があったんだと思う。プレッシャーもあったんだと思う。受け入れられないんじゃないかとか、いろんなものとの戦いだったと思う。それでも全部それ背負って『I AM NOAH』ってずっと言い続けてる。弱いわけないじゃないですか、そんな人が。けど、俺は自分も出戻りだからこう言っちゃうけど、人間って何回でもリセットできるんだ。いつでもどこでもやる気さえあれば、そしてプランさえ練れば遅いなんてものはない。60、70になったらそりゃ体も動かなくなるさ。頭も回らなくなる。けど、それでもそんな中で変えられるものはいつだってある。挑戦できるものはいつだってある。人間なんだから俺たちは。俺は潮崎豪がそれをまだまだいろんな人に伝えることができると思っている。それはもちろんプロレスを通してだ。だからこそ俺たちは前を向いて戦い続けなきゃいけないし、何があっても勝たなきゃいけないんだよ。もちろん自分自身にだ、それは。すいません、なんか感情的になっちゃって」

――試合後、自ら拳王選手を指名して「自分が挑戦する」と言っていたが?

ジェイク「唯一シングル初黒星。それは拳王選手だ。何も思わないわけがない」

――あの負けが自分の中でずっと引っかかっていた?

ジェイク「あの負けももちろんそうだし、私はその借りを返すだけです」

――モリス&グリーンがGHCタッグを獲ったが、GLGがNOAHのヘビー級のタイトルを独占したことについては?

ジェイク「とても喜ばしいことです。とてもとても。彼らが望んでいたのは結果であって。けど、問題はそこからで、彼らが何を見せるか。それは俺も一視聴者として楽しみですよ」

――「プロレスには夢が詰まっている」と言っていたが、このリングでGLGとして、ジェイク・リーとして何を見せていく?

ジェイク「リング上で言ったとおり、少し私的な話をしてしまいましたが、誰だってやり方さえ分かれば、ある程度上のところまでいける。そこからは周りの環境と、自分の持ってる運と、そしてタイミングと。全員が全員、花開くわけじゃない、そんな甘い世界じゃない。それは分かってます。だからあきらめるのかって。それはとてももったいないことです。何度も言うけど、プロレスには夢が詰まっていて、可能性は無限大だ。これを見てるプロレスラーになりたいって思う人たちも絶対にあきらめるな。絶対に突破口はある。夜分、遅くまでありがとうございました」

拳王「おい、ジェイク。お前からの指名、当然だろ。俺はてめえを倒した。だが、俺が負けた潮崎を倒したのは本当にすげえよな。今日もリング上で言ったけど、外敵のてめえがNOAHの舵を握ってどこに連れて行くんだ? お前が行きたいところにみんな行きたいと思ってるのか? そんなことねえだろ。俺、そしてNOAHファン、NOAHを応援してくれるクソヤローどもが行きたいのはプロレス界の頂点だ。俺がNOAHの舵を握ってプロレス界の頂点まで連れていってやる」

<写真提供:プロレスリング・ノア>

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