【アイスリボン】大晦日の後楽園決戦に向け、いぶきと楓歩がICE×∞王座前哨戦第3ラウンド

アイスリボンは11月23日(木祝)、横浜・ラジアントホールにて『横浜リボン2023・Nov.』を開催した。

『横浜リボン2023・Nov.』
日時:2023年11月23日(木祝)11時30分開場/12時00分開始
会場:横浜・ラジアントホール
観衆:125人

12月31日大晦日の後楽園ホール大会でICE×∞王座戦を行ういぶきと楓歩の前哨戦第3ラウンド。いぶきは同期のトトロ&Yappyの重量級2人とのトリオで臨めば、一方、前回の道場マッチでもいぶきからフォールを奪い、前哨戦全勝を宣言した楓歩は前回、楓歩をフォローしたハム子に加え、真琴をパートナーにし、元リボンタッグ王者のベテランコンビ“むこまこ”を従えて、いぶきからの3連勝を目指す。

ゴングと同時に仕掛けたのはいぶき組だが、これを切り返した楓歩組が3人揃ってお・し・り・ダーッ!を決めるとYappyを捉える。ここにはいぶき、トトロも加わりYappyの復帰を全員で祝福。しかし直後に楓歩を捉えたいぶき組は楓歩をロープ際に追い込むとエプロンに出たトトロとYappyがサンドイッチヒップアタックを決める。続けて場外戦へ。

いぶきはダメージの残る楓歩を連れまわし、真琴のマネージャーの松澤さんのラリアットを打たせたり、楓歩の上にイスを重ねたりとやりたい放題。リングに戻り、試合はYappyvs楓歩で再開。Yappyが串刺しヒップアタック、串刺しボディアタック、さらにヒップドロップを決めるも楓歩が横入り式エビ固めで切り返しカバーもカウントは2。楓歩がドロップキック。

ハム子を呼び込み2人でYappyをロープに振っての飛び込み連係からダブルエルボードロップ。続けて楓歩がPKでカバーもカウントは2。代わったハム子がコーナーでYappyに腹ウォッシュ。コーナーにYappyを振るがYappyがハム子の飛び込みを捕まえての絞首刑。Yappyがエルボー、タックルから旋回式ボディプレスでカバーもカウントは2。代わったトトロがボディプレスもハム子がかわす。

ハム子とトトロがポーン合戦もダメージの残るハム子のポーンに元気がなく、トトロが飛び込みボディアタックでハム子を吹っ飛ばしてカバーもカウントは2。真琴がハム子のピンチにエプロンでのカウンターのハイキックをトトロに決めてフォロー。ハム子が腹ウォッシュ、シャイニング腹ザードでトトロを吹っ飛ばす。カバーもカウントは2。

代わった真琴がダイビングボディアタック、サッカーキック、ダブルニードロップでカバーもカウントは2。タックルの打ち合いから真琴がカウンターの正面ドロップキック。真琴がトトロにコブラツイスト。ハム子がいぶきに、楓歩がYappyにパロスペシャルを決めてフォロー。トトロがロープに逃れる。ブレーンバスターの仕掛け合いは3vs3となり、いぶき組が決める。

トトロが真琴に串刺しラリアット、ボディプレスでカバーもカウントは2。代わったいぶきが串刺しボディアタック、ランニングネックブリーカードロップでカバーもカウントは2。いぶきが真琴をロープ際に詰めての飛び込みビックブーツ、続けてYappyが飛び込み開脚ヒップドロップ、いぶきが飛び込み顔面ウォッシュを決めカバーもカウントは2。

いぶきの蹴りをかわした真琴が無気力キック、ダブルアーム・スープレックスでカバーもカウントは2。代わった楓歩がドロップキック、ブレーンバスターの体勢もいぶきがこらえる。楓歩がSTOでカバーもカウントは2。むこまこが入り、3人で「むこまこかほバーガー、GO!」と叫びいぶきにサンドイッチ攻撃。

すかさずトトロとYappyが「トトヤピバーガー、GO!」と叫びいぶきごとサンドイッチボディアタック。さらに楓歩にトトロのセントーン&Yappyのギロチンドロップ。続けていぶきがミサイルキックでカバーもカット。楓歩が延髄ハイキック。ファルコンアローを狙うもいぶきが着地し、飛び込みダブルニーアタックでカバーも楓歩が反転して丸め込む。カウントは2。

むこまこがいぶきにラリアット&スピアーのダブル攻撃。楓歩がミサイルキックでカバーもYappyがカット。むこまこがフォローに入ったトトロをロープに振るがトトロが2人まとめてラリアットで吹っ飛ばす。いぶきがチョップ攻撃から楓歩の首を決めて前方に回転。カバーもカウントは2。

いぶきがコーナーに上がるもむこまこがカット、楓歩が雪崩式ブレーンバスターもすぐに起き上がったいぶきがトラースキック、バズソーキック。2人がダウン。片膝を衝いた2人がエルボーの打ち合い。起き上がって楓歩のエルボーといぶきの逆水平チョップの打ち合いへ。ロープに飛んだ楓歩にいぶきが飛び込みニー。いぶきが続けて飛び込むも楓歩がキャッチしてのサイドバスター。

カバーもカウントは2。楓歩が振り子式サイドバスター、変形ブロックバスターでカバーもカウントは2。楓歩がバズソーキックでカバーを狙うもいぶきがグッドいぶニングで切り返す。カウントは2。いぶきがいぶning starもカウントは2。続けていぶきが初公開のいぶningドライバー(変形ファイヤーマンズキャリースラム)を決め、楓歩からカウント3を奪取。楓歩の連勝を2で止めた。

<試合結果>

▼第5試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○星いぶき&トトロさつき&Yappy
vs
真琴&星ハム子&松下楓歩×
(20分28秒 片エビ固め)
※いぶningドライバー


〈試合後のリング上〉

いぶき「おい、楓歩!道場マッチでカッコいいこと言いやがって!全勝宣言?楓歩、言ってたよね。今日止めてやったぞーっ!けどね、あなたの実力は認めるよ。12月31日、後楽園ホール大会、そこが楓歩とのタイトルマッチで良かったって改めて思いました。」

楓歩「1ヵ月前まではいぶきさんとタッグのベルトを一緒に巻いて、大晦日は防衛戦できるかなって。でも、いぶきさんはシングルのチャンピオンでもあるから難しいのかなって考えていて。シングルのベルトに挑戦しようとか、目指そうって気持ちは正直、一切ありませんでした。むしろ自分はアイスリボンでデビューしてからずっとシングルに挑戦することは自分じゃ無理だって、ずっと逃げてきました。でも私、あなただから挑戦表明したんですよ。プリズムホール大会で芦田がチャンピオンになっていたら、私はきっと挑戦表明はしなかったし、ICE×∞のベルトを狙うこともなかったです。でも、きっと自分たちがここでそのシングルのベルトをかけて戦うことは宿命だったと思いますよ。大晦日までまだまだ高め合っていきましょう!今日負けた自分が言うのもなんですけど、マジで獲りますよ、そのベルト。」
いぶき「その言葉はひっくり返させていただきます。自分が防衛させていただくんで。でも、アイスの未来は私たちが創っていこう!自分は楓歩と31日までいがみ合いたくないし、アイスリボンを盛り上げるため、そして未来のために自分たちが先頭に立って頑張っていこうよ、楓歩! お客さんも見守っていてください!」

※握手回りのあと、再びマイクを手にしたいぶきが「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。

〈試合後の星いぶき〉

――2連敗していた前哨戦、1勝取り返しました。

「まだ2連敗して1勝取り戻しただけなので。さっきマイクで言ったこと、調子乗ってんじゃないかって思った人もいるかもしれないけど、でも、2連敗してからのこの1勝は自分的にはでかいなと思ってるので、これからまだ31日まで時間があるので、前哨戦はまた自分が勝たせていただきます。」

――最後の技は?

「いつか出せたらなと思ってた技なので、でも出せる相手っていうか、そういう実力のある選手だなって思ったので。ここぞという時に出さずにいました。」

――31日まで出し惜しみはしないでいく?

「アイスリボンを盛り上げるためには自分だけじゃなくて、楓歩だけでもなくて、やっぱり選手、所属だったり、お客さんだったり、みんなが一丸となってアイスリボンを盛り上げて、さらにいい団体にしていきたいなっていうのがあります。」

――楓歩選手にはいっしょに高め合っていこうと言っていたが?

「前回までの楓歩だったらたぶんいがみ合ってると思うんですけど、今のアイスリボンで言ったら、自分と楓歩が先頭に立って行かないとダメだと思っているので。ここでいがみ合うんじゃなくて、高め合って、その先、ゴール地点でまた会おうっていう感じでいきたいなと思います。」

――大晦日まではまだまだ前哨戦が続く?

「たぶん続くと思うんですけど、楓歩狙いで自分はいきたいなと思っています。」

――全部前哨戦でもいい?

「やれって言われたらやりますよ、自分は。やりたくはないですけど。ずっと当たってると知られたくないことも知られちゃうので。それは嫌なんですけど、でも組まれたらやりますよ、自分は。楓歩と試合するのが楽しいんで。」

――最後はいぶき選手が勝って、2023年を締めたい?

「そうですね。2023年下半期は星いぶきで終わらせたいと思っています。」

 

〈試合後の松下楓歩〉

「さっきのいぶきさんの話を聞いていたんですけど、私は前哨戦、毎試合やりたいなって今日の試合をして思いました。」

――なぜですか?

「純粋に楽しいですね。試合してて楽しいなって思うことって、そんなになくて、でも、やっぱりいぶきさんはずっとシングルでもやってきたし、タッグでも戦って、技何十発も受けて、いろんなことを乗り越えてきた仲でもあるし、その人と全部出し合って、自分は大晦日を迎えて、自分はどこまでやり切れるかなっていうのを楽しみにしたいなと思ってしまったので、社長に全試合前哨戦にしてくださいって交渉しようかなと今思ってます!星いぶきはこれを聞いて、何言ってんだお前!って思っていると思いますが、交渉してきます!」

――今日はいぶき選手の新技にフォールを取られましたが。

「いぶさんが大学を辞めて一緒に道場で練習することも増えて、その中でもまだ知らない技ってあるんだなって今日痛感しました。私もまだ隠してある技を···残しておいた方がいいんですかね、大晦日まで。…前哨戦止めるか。やっぱり止めます、前哨戦。気分屋で頑張りたいと思います。」

――リング上で逃げていた自分がいたと発言していたが?

「マイクで言った通りです、今の気持ちは。自分が見てきたアイスリボンのICE×∞選手権試合っていうのは、ファンの方なら分かると思うんですけど、本当にすごい方たちが試合をしてきたベルトで、そこへのプレッシャーは結構大きくて。周りの方からも、楓歩、ICE×∞挑戦しなよって言われることが多かったんですけど、でも私はまだ見てますみたいな。逃げてて、でも相手が相手だから挑戦を決めたし、挑戦するからには本当に獲りたいしって言う気持ちですね。」

――2023年、ICE×∞を巻いて、最後にハッピーを叫んでいるのは…?

「はい!松下楓歩です!頑張ります!だって大晦日のICE×∞ですよ!考えて、みんな!私、とんでもないとこに挑戦表明しちゃいましたね、本当に。でも楽しみです。前哨戦をするごとに楽しみが増えていくし、きっといぶきさんもまだ出してない秘策がたくさんあるだろうし、そこをどこまで見せて来るのか、楽しみです。皆さんも楽しみにしていてください。」

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