清水ひかりプロレス復帰までの道のり「今はいろんなものに目を向ける時間でもいいのかな」

ガールズプロレスリングユニット“COLOR’S”(カラーズ)の清水ひかりは昨年10月、頚椎椎間板ヘルニアと診断され欠場中だが、現在の状況や復帰についてなど心境を訊いた。

――まず首のケガの状況から伺いたいのですが、どういったことが原因だったのでしょうか。

清水 お医者さんも原因が蓄積なのか、一回のものなのかっていうのは見た状態ではわからないようで。いま(頸椎の)ヘルニアになっている状態で、ある程度、(骨の)出っぱりは小さくはなってきていて、それがなくなれば復帰できるんです。人によっては早い人もいれば遅い人もいますが、いまの私の状況は早くはないです。でも小さくもなってきているので、復帰はできるんじゃないかと言われています。

――では復帰を目指して治療に励んでいるという状況が、変わらず続いているわけですね。

清水 はい。いま、(骨の出っぱりが)小さくなってきているので「あとは自然治癒で大丈夫でしょう」ってことで。これが全く動かないケースもあって、そういう人は手術しないとダメだったみたいです。いまは何か月に一回、MRIを取りながら、小さくなっている経過を見ているところです。

――症状的には最初に比べると、少しづつ快方に向かっているとみてよさそうですね。

清水 最初は手足のしびれもあったんですけど、今はそれもなくなっています。頸椎が圧迫して、血管が細くなって手足のしびれになっていたらしくて。神経ではなかったから、一生の傷にはならなくて、それは良かったですね。もし神経の傷だったら一生手足のしびれが残る状態だったみたいです。このまま骨の出っぱりの部分がなくなれば、リングに戻ることができるという状態です。いまバイタルに通い始めて…。

――バイタルというのは何でしょう?

清水 数値で体の曲がりとか、ずれいている部分を調べて整えていくという治療法です。これに週1回くらい通っています。体全体のずれを治していきながら、治しています。

――具体的な状況がよりわかるんですね。

清水 はい、アプローチをかけて少しでも早く治ればいいなって。そう思っていまはこのバイタルに取り組んでいます。

――実際に復帰がいつ頃になりそうという見込みが立てられたりはできるんでしょうか。

清水 いえ、次のMRI検査が4月になっていて、それまでにバイタルを続けながら、小さくなっていくのを待っているところです。だからまだ何か月後とかは自分でもお医者さんでもわからないんです。

――なるほど、いまは経過待ちといったところになるわけですね。

清水 はい、あとは今まで以上に首を鍛えてリングに戻らないと行けないと思っています。私自身も不安のまま上がりたくないし、まずはリングで練習できるようになってから。先生から言われたのは「首ブリッジができるようになってから。それができるようになったらリングで動いていいですよ」って言われています。

――いまは欠場してから5か月が経ちましたが、とりあえず首のコルセットは外されていますね。

清水 はい、私の性格上、動くなって言われても動いてしまう性格なんです。セコンドも皆さん気を使ってくださって「動かなくていいよ」って言ってくださるんですけど、私はそこにいる分、やらないと気が済まないというか。ただ、少しでも安全にできるようにコルセットをしていました。首にコルセットを付け続けていると、筋肉が衰えてしまうみたいで。そうなると、なお復帰が遅れてしまうので、今はなるべくしないでいます。

――現在、運動とかはどのくらいされているのですか。

清水 先生からは「自重(トレーニング)だったらいいよ」って言われています。止められているものはありながらも、腕立てとかスクワットとか腹筋とか簡単なものはできるので、それで気持ちは楽になりました。いまはその日の調子に合わせて、首に負担をかけないようにしつつやっています。 

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