【日高郁人&青木いつ希インタビュー】4年4ヶ月ぶりに島根県に凱旋し『ご縁の国しまねツアー』を開催!

■「子どもたちにも同世代の人間にも夢を見せたい」「大好きな水波さんと闘う姿を地元のみんなに見てもらいたい」――日高と青木が語る全対戦カードのみどころ解説

▼シングルマッチ 15分1本勝負
シマネリオ(島根県公認マスクマン)
vs
ボンバータツヤ(JTO/島根県松江市出身)

日高「第1試合に出るシマネリオは、2020年のこの大会で僕がデビューさせたマスクマンです。毎年県知事訪問をしてるときに、ミステリオのマスクのここ(※もみあげ部分)を島根県の地図にして、ちゃんと許可を取って県章も入れたマスクを被って当時の溝口知事と2人でマスクを被って写真を撮ったことが始まりで、『これをちゃんとプロレスラーにしたいな』と思って誕生した選手です。島根ツアー限定で出てもらってます。僕はやっぱりグッドシェイプで動きがキレてる選手が好きなので、いい試合をしてくれると思います。相手のボンバータツヤ選手は松江市の出身なので、是非出てほしいなと思って。だから第1試合からキビキビとした試合が見られると思います」

▼タッグマッチ 20分1本勝負
世羅りさ(プロミネンス)/しゃあ(T-HEARTS)
vs
[1111]柳川澄樺(JTO)/神姫楽ミサ(JTO)

――先日、しゃあ選手が豊田真奈美さんの姪っ子だと公表されました

日高「これは少なからず我々ショーンキャプチャーにも影響があることですからね(笑)これは出てもらわないと!あと、世羅りさは島根からほど近い広島の世羅町ってとこ出身なんですけどね、僕の天敵みたいな感じですね。……なんで天敵になったんだっけ?なんか文句言って来るんだっけ?まあ、前にもアイスリボン所属のときから益田大会には出てもらってるんで。 
相手の神姫楽選手はSEAdLINNNGでよく見てますし、ショーンキャプチャーの『日高祭in高円寺』に1回出てもらったことがありますね。柳川選手は初めてなんですけど、柳川選手はアウフギーサーとしても世界大会に出てるんですね。実は当日に益田市のサウナでアウフギーサーのイベントやってもらうんですよ。僕もサウナが好きなんで行きたいんですけど、残念ながら興行の準備で行けそうに無いのが心残りではありますね。ともかく、1111で世羅りさを倒してほしいです!」

▼JTO提供試合 タッグマッチ 30本1本勝負
ファイヤー勝巳(JTO)/十文字アキラ (JTO)
vs
夕張源太(JTO)/KEITA(JTO/島根県益田市出身)

日高「SNS上でなんか言い合いをしていたので、ここでタッグマッチやってもらおうと思って。KEITA選手が益田市の出身なんですけど、彼は僕がバトラーツの頃に体育館で試合をしていたのを見ているんですね。今はヒールのチームにいるんでしょうけど、凱旋に間違いはないのでカッコいい姿を見せて故郷に錦を飾って欲しいですね」

――今大会はJTOの選手がかなり多く参戦していますが、なにか理由はあるのでしょうか

日高「僕がTAKAさんとやるってのもありますけど、KEITA選手もボンバー選手も島根県出身で、柳川さんもサウナでイベントやってくれたりとか、ミサ選手もフェスに出たりSEAdLINNNGでいつも見てくれたりとか、JTOには関わりがある選手も多いですしね。だから逆に、そういう点ではあまり見たことがないファイヤー選手と十文字選手が僕は楽しみですね」

▼シングルマッチ 30分1本勝負
青木いつ希(ショーンキャプチャー/島根県浜田市出身/遣島使)
vs
水波綾(フリー)

青木「水波さんは、自分にとって特別な先輩なんです。だから地元でシングルをしたいと思って。水波さんって世界のリングを知ってらっしゃる方なので、そういうスゴくて大好きな先輩を地元のみんなに見て欲しいって気持ちがあって。プロレスラーをタイプ分けするとしたら、自分は多分水波さんと同じタイプの選手で、おんなじタイプの選手で最前線にいる方だと思うので。水波さんからは青木に試合での闘い方とか、色んなアドバイスをいただいたりして。プロレスラーとしても、闘い方以外の自分が成長するにあたって『こういう壁に当たることもあるけど、きっとこうだから大丈夫!』とか、自分の心に残ってる言葉をいつもくださる方なんです。自分が成長出来たのは水波さんの存在がすごく、すごく大きかったんです。
4年ぶりの地元凱旋になるんですけど、この4年間は自分の中でも本当にすごく成長したなって思えるんです。だから、今出来る最高の自分の実力を全部ぶつけて、水波さんと闘う姿を地元で見せたい。水波さんにも、そういう自分を対角線で感じて欲しいと思います。
組むことはたくさんあるんですけど、闘うことが最近あんまり無くて。ガッツリシングルしたことも多分無くて。前にシングルしたときは1DAYトーナメントの日で、水波さんが疲弊してるタイミングとかだったんです。そのときはちょっと条件がアレだったんで。セコンドで見てもいつも水波さんの試合はワクワクして、本当にカッコいいと思うので。でも、自分もそうやってワクワクドキドキさせるカッコいい選手でありたいので、その日は自分のすべてを水波さんにぶつけたいと思います」

――水波選手のことをプロレスラーとしてだけでなく、人間として尊敬しているんですね

青木「そうですね!プロレスラーとしてももちろんですし、人間としても本当に大好きで。自分は練習生になってからようやく女子プロレスを見始めたんですけど、その中で『水波さんって本当にカッコいいなあ!』と感じて。……実は昔こっそりツーショットチェキ撮ってもらいました(笑)」

▼タッグマッチ 30本1本勝負
船木誠勝(フリー)/間下隼人(SSPW)
vs
鈴木鼓太郎(フリー)/岩﨑永遠(BURST/島根県江津市出身/遣島使)

日高「僕が独立してからストロングスタイルプロレスでコーチをさせてもらっていて、レギュラーで試合に出していただいていたり、タイガー・クイーンのセコンドをやったりしてるんですけども。初代タイガーマスクに憧れてプロレスラーになった僕がキャリアの晩年で佐山先生の団体でコーチや試合を出来ていることは僕にとっては光栄なことで、幸せなことであります。
 その中で、間下隼人選手は今のストロングのチャンピオンですけど、キャリアはあるんだけど自分の進む道が見えないという中で、僕がずっとコーチをしてきて今すごく立派な選手になってきてます。ストロングだけで試合をするんじゃなくて、外で試合をして経験を積んでほしいと思って今回ここに来てもらいました。
 船木誠勝さんはストロングの方でも一緒に試合をしてますし、以前は僕の20周年のときに参戦して伊藤崇文とシングルをやっていただいたりとか。僕にとっては近い方といいますか、そういう印象を持ってます。
 鈴木鼓太郎選手はZERO1時代に試合もしましたし、ペロス(※NOAHで2021~2022年に存在したユニット『PERROS DEL MAL DE JAPON』)で一緒にやっていましたし。益田にも以前来てもらってますしね。
 パートナーの岩﨑選手がこの中では一番のキーパーソンだと思います。彼は島根県の江津市というところ出身で、僕が入門テストも見ましたし、デビューも2017年にこの益田市民体育館でしましたから。彼にとってはデビューの地に凱旋という試合なんですね。BURSTで頑張ってやってますんで、しまねツアーをやる際には必ず出てほしいと思っていました。僕の方が先にZERO1から独立して、その後に彼も辞めたわけですけど、本来ならもっともっと面倒を見てあげたい子です。なので、こういうしまねツアーをやったときに彼の成長につながるように試合を組むことが、せめて今の僕が出来ることかなと。このメンバーの中で一番輝いて欲しいのは永遠だし、輝くだけじゃなくて結果も残してほしいと思います」

▼シングルマッチ 30分1本勝負
日高郁人(ショーンキャプチャー/島根県益田市出身/遣島使)
vs
TAKAみちのく(JTO)

日高「バトラーツとみちのくプロレスってすごく近い団体だったんです。僕の師匠であるFUNAKIさんのタッグパートナーがTAKAさんだったので、若手の頃から接することが多い先輩でしたね。だけど、キャリアを積んで来てからはほぼ試合をして無くて。恐らく最後にシングルしたのは掣圏道、掣圏プロレスの山形大会……多分20数年前だと思います。下手したら20世紀だと思います(※1999年)。タッグとかでも試合をしたのは、恐らく第2回ディファカップ(※2005年)以来かな。日高郁人&藤田ミノルvsTAKAみちのく&PSYCHOだった気がします」

青木「えっ、その試合見たい……絶対面白いやつだ……」

日高「2020年のCLUB CITTA’ではTAJIRIさんとシングルをやったんですけど、そういう昔なじみでずーっと対戦してなかった人と対戦するシリーズですね(笑)僕もずっと団体に所属してきてて、団体の関係とかもあるでしょうけど、1vs1が出来なかった人っていうのが結構いるんです。だから、キャリアも晩年になって、お互い50代になって、積んできたキャリアの確かめ合いというかね。もちろんTAKAさんの方がアメリカでも長くやってますし幅は広いんでキャリア・経験という点では僕とは段違いですけど、TAKAさんが知らないようなところも僕は突いて来ているので。これが1vs1で向かい合うと、どう転んで来るかわからないですから。僕がやる以上は勝利しないと意味がないなと思う試合です。なので、完全に勝ちを狙っていきます。僕も故郷に錦を飾らないとですよね。
 今回、久しぶりに地元に帰って営業回ってたりすると、僕は今51歳なんですけど、僕の同級生とか商売やってる人間とかね、結構老け込んできてて。だから『子どもたちに夢を見せたい』とは言いましたけど、同世代の人間にも夢を見せたいですね。『日高があんなに頑張ってるんだからまだまだ頑張ろう』って。そういう姿を見せたいです」

――最後に、大会への意気込み、ファンへのメッセージをお願いします

青木「自分はショーンキャプチャーに入って初めての地元・島根県での試合です。この4年の間に自分はすごく成長したなと自分でも思うので、その成長を地元の方にも東京まで見に来てくれる皆さんにもお見せして、故郷に錦を飾って。そしてまた島根県をプロレスで元気にします。父親も見に来るし、親族も地元の友達も4年間は自分の試合を生ではほとんど見ていないはずですし、地元の友達にはデビュー戦以降初めて見るって子もいるので。あのときには大学ダメになってみんなに心配かけたけど、『青木は今プロレスで幸せに元気にやってます』って。それを勝つ姿で示したいですね」

日高「4年4ヶ月ぶりの開催で、益田の皆さんも、島根の皆さんもその間に色々あったと思うんですけど、私たちも色々あって、そして今があるので。今のショーンキャプチャー、今の『ご縁の国しまねツアー』のプロレスを見て、月並みな言い方ですけど、元気になって欲しいです。コロナ禍を経て、さらにこれから皆さんの活力になって『ともに進んでいきましょう』というメッセージをリングから発信したいですね。
前はZERO1のメンバーで行ってましたけど、今は日高郁人と青木いつ希、シマネリオ。そして豊田真奈美最高顧問というメンバーになっています。僕としてはこの4年ぶりの開催で、“今”を見せたいです。一番は、青木いつ希が成長した姿を見せたい。彼女は最後に益田で試合をしたのは、中島安里紗選手とのシングルで。体力的にも全然及ばない中で必死に闘ってる姿を僕はよく覚えてるんですけどね、今回ポスターを持って営業を回ってる中でも『あぁ、前に来たの覚えてるよ』って声も多くいただいたので。本当に格段に成長しているので、そのへんも楽しみにしてもらいたいと思います。
僕も最近『熟練の技』とか書かれること多いんですけど、昔からすごくそういう言い方がイヤで。どんなに長いキャリアがあっても、僕は“今”を生きているので。“今”を磨いてリングに立っているので。“今”の日高郁人で皆を楽しませたいと思いますね。TAKAみちのくさんとの試合は、どこにもない試合、どこにもない技術のせめぎ合いが展開されると思いますので、本当に目を凝らしてほしいと思います。
この大会は、2023年度の試合なんですね。ここを皮切りに、来年度は島根県での活動を増やしていきたいです。そういう意味でも先日青木が遣島使に就任したことも大きいです。島根の中でも一番大会を開催している私の地元・益田市で大会を大成功させて、これから島根県の19市町村制覇を目指してやっていきます。
そんな大会のチケットは、WEBではイープラスで独占販売しております。前日24時まで販売が出来るらしいんですけど、そこまで前売料金で買えますので、発券してから益田市民体育館に集まってほしいと思います。皆様のご来場を心よりお待ちしております!」 

『ご縁の国しまねツアー2024益田大会』
日程:2024年3月23日(土)
開始:18:30
会場:島根県・益田市民体育館

【対戦カード】

■シングルマッチ30分一本勝負
日高郁人(ショーンキャプチャー/島根県益田市出身)
vs
TAKAみちのく(JTO)

■シングルマッチ30分一本勝負
青木いつ希(ショーンキャプチャー/島根県浜田市出身)
vs
水波綾(フリー)

■タッグマッチ30分一本勝負
船木誠勝(フリー)&間下隼人(SSPW)
vs
鈴木鼓太郎(フリー)&岩崎永遠(BURST/島根県江津市出身)

■JTO提供試合タッグマッチ30分一本勝負
ファイヤー勝巳&十文字アキラ
vs
夕張源太&KEITA(島根県益田市出身)

■タッグマッチ20分一本勝負
世羅りさ(プロミネンス)&しゃあ(T-HEARTS)
vs
柳川澄樺&神姫楽ミサ(共にJTO)

■シングルマッチ15分一本勝負
シマネリオ(島根県公認レスラー)
vs
ボンバータツヤ(JTO/島根県松江市出身)

■開会宣言
豊田真奈美(ご縁の国しまねツアー最高顧問)

■参戦選手
がばいじいちゃん(九州プロレス)

※岩崎永遠の「崎」は、正しくは「大」の部分が「立」となります。

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