【wave】炎華デビューから1年:プロレスラーになるための大学受験、田中きずながモチベーション


写真提供:プロレスリングwave

 プロレスラーになって一年。大学生との掛け持ちで、学校から試合会場へというケースも多い。それでも炎華はきついスケジュールも意気に感じて学業とプロレスを両立、継続させている。4年制の大学卒業がプロレス活動の条件。これをクリアーできれば親との約束を果たせ、大好きなプロレスに集中できるのだ。

「学業では卒業が課題です。プロレスでの課題は、基礎をしっかり身につけることですね。自分はルチャ系の技にあこがれがあるんですけど、これをやるにもマルチなスタイルをやるにも、まずは基礎をしっかりさせないといけないという気持ちが大きいです」

5・5後楽園では恒例のシングルリーグ戦「Catch the wave」が開幕。若手レスラーからなるヤングブロックもあり、もちろん炎華もエントリーされている。

「今回はスターダムさんから八神蘭奈選手が参戦されるというので楽しみです。楽しみというか、自分はヤングブロックの優勝を狙うつもりでいるので、一年間通してやってきたことすべてをぶつけて、同世代をどんどん倒していきたいなって思ってます!」 


写真:新井宏

 比較対象にされがちなきずなには、シングルで2戦2勝。今回はきずなが体調不良のためリーグ戦は不参加となるが、そのぶんまで炎華の健闘が期待される。2人は対照的でありながら共通点も多い。素顔とマスクが対照的であることの象徴だ。当初は「素顔でデビューしたかった」という炎華だが、マスクウーマンであることで、きずなへの視線を自分に向けさせることができるのではないか。

「自分は素顔がよかったです。会場入りするときに帽子を深く被ってないといけないし、化粧も髪も崩れるし、きずなのとなりを普通に歩きたいし、不便だなあと思うことが多かったですね。なので、最初は(いずれ)脱ぐ気でいたんですよ。でも、いまはもうマスクを取る気はないですね。『マスクだから気になって見に来ました』とか、マスク関連で応援してくださる方もいます。なので、覆面被ってた方がカッコいいんじゃないかなって思えるようになって、もうマスクは脱がないです、脱ぎたくないです!(将来は)わかんないけど(笑)」

インタビュアー:新井宏

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