【スターダム】羽南が伊藤麻希を下し『シンデレラT』4強入りも、腰の激痛と内容の劣勢に再戦を熱望「負けに近い勝ちだったのが悔しい」

女子プロレス団体スターダムの春の祭典『シンデレラ・トーナメント2026』準々決勝が3月11日に開催された。

過酷なトーナメントを勝ち上がってきた精鋭たちがしのぎを削る中、2年ぶりの頂戴を目指す羽南と、今大会が初出場となる伊藤麻希による注目の一戦が行われた。

結果は羽南の勝利に終わったものの、リングを降りた勝者の口からこぼれ落ちたのは、歓喜ではなく強烈な悔恨の念であった。

試合は両者の意地が真正面からぶつかり合う総力戦となった。


©STARDOM

羽南は鮮やかな払い腰を皮切りに一気に攻勢を強め、相手の隙を突くカウンターの延髄斬りなど持ち前の機動力を発揮する。


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しかし、初参戦ながら独自のカリスマ性とタフネスで勝ち上がってきた伊藤麻希の牙城は容易には崩れなかった。

激しい攻防の最中、羽南は自身の腰に甚大なダメージを負ってしまう。


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激痛に顔を歪めながらも必死に勝機を探り、相手の必殺技である伊藤スペシャルへの捕獲を間一髪で回避。


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その直後、一瞬の隙を突いて独自の変型ラ・マヒストラルであるセブンティーンを鮮やかに決めた。

11分22秒、薄氷を踏む思いで3カウントをもぎ取り、準決勝への切符を手中に収めたのである。


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激闘に終止符が打たれ、勝者として腕を掲げられた羽南であったが、その表情は険しかった。

腰への深刻なダメージによる苦痛、そして何よりも、記録上は勝利したものの、試合の主導権や相手の凄みに気圧されていたという「内容面での敗北感」が、若き実力者のプライドを激しく刺激していた。

バックステージに戻った羽南は、腰をかばいながら、自らへの不甲斐なさと対戦相手への強烈な対抗心を露わにした。

「負けに近い勝ちだったのが悔しい。腰が…。絶対にシンデレラ優勝するから、そうしたらもう一回やってよ、伊藤麻希!」

トーナメントの勝ち上がりという最高の結果を手にしたにもかかわらず、自らを「負けに近い」と厳しく断じた羽南。

それは、プロレスラーとしての矜持の表れであり、伊藤麻希というプロレスラーの規格外のポテンシャルを肌で感じ取ったからこその偽らざる本音である。

満身創痍の状態で4強へと駒を進めた羽南。

腰の不安という大きな爆弾を抱えながらも、この日味わった屈辱と悔しさを燃料とし、「絶対に優勝する」という悲願達成へ向けて突き進む覚悟を固めた。

そして、春のドレスを身にまとった暁には、伊藤麻希との真っ向からの再戦という新たな使命が待ち受けている。

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