【編集長インタビュー】ZERO1・三又又三GMが所信表明。「ZERO1の魅力を世間に発信する」とアピール!

――ZERO1改革をどう進めますか?

三又 まずは8年ぶりに観客数を発表するようになりました。厳しい数字なのかもしれないけど、すべてをさらけ出すのが「プロレス」であり「プロレスラー」でしょ。現状を赤裸々にすることで、我々も現実をしっかりと捉え、ファンの人たちの声からも逃げないようにしないと。

――確かにZERO1の「観客未発表」は異例でした。情報化社会の今、観客席の様子はリアルタイムで世間にさらされています

三又 隠せませんよね。生き様を披露するのがプロレスラー。私も選手バスに同乗させてもらって、地方巡業にも同行しています。選手と話をし、少しずつですが、選手の意識改革も始まっています。ポスターにも載せてもらいました。ボクの顔でも「アレ、見に行ってみるか」という人が、一人でもいていただけたら、嬉しいです。

――草の根運動ですね

三又 新日本プロレスでも棚橋選手らが、こまめに頑張って一歩一歩、階段を上がって、今の黄金期がある。正直、簡単ではないでしょう。覚悟していますが、あきらめたら、そこで終わり。長期スパンで取り組むことも必要でしょう。当面の目標は、設立20周年を迎える2021年に旗揚げの地である両国国技館に戻りたいです。

――とりあえず、後楽園ホール大会も重要です

三又 平日の後楽園大会開催は避けようと思っています。ファンの皆さんも平日、お仕事終わりに後楽園に駆けつけるのも大変でしょう。第一試合からゆっくりと、家族皆さんで楽しんでいただきたい。興行日程の見直しを提案しています。

――ZERO1には、プ女子というか、女性ファンが少ない気もします

三又 そうなんです。イケメンもたくさんいるんですよ。

――小幡優作選手はジャニーズV6の岡田准一クンに似ていませんか?

三又 そうですか? そうですよね。彼なんか、もっともっと注目されていいですよ。ショーン・ギネスなんかも格好いいじゃないですか。プ女子の皆さん、気づいてください。ZERO1にも、素敵なヤツがいるんです。若手選手が少なかったんですが、陣容も整ってきています。大谷晋二郎、高岩竜一、田中将斗、日高郁人の同学年カルテットにKAMIKAZEも頑張ってくれていますが、ボクは彼らには、もう楽をしてほしいんです。

――彼らに続く世代の台頭を期待ですか

三又 彼らに続く世代の佐藤耕平、菅原拓也、小幡優作、横山佳和がドンと中心に構えてほしいです。ハートリー・ジャクソン、ショーン・ギネスもいますよ。ボクもいつ、何があってもいいように体を鍛えていますから。

――WWEのシェイン・マクマホンの様に、闘う準備も万全ですか?

三又 彼はスゴイですよね。リアルGMですよ。ボクも選手と対立する時が、遅かれ早かれくるでしょう。ZERO1を良くしたい、という思いは共通していても、そのための道筋で意見の食い違いは必ず生じます。体を張ってでも、立ち向かわなくてはいけない時がきたら、逃げるわけにはいかない。きちんと鍛えておかないと。

――元々は新日本プロレスに入りたかったんですものね。憧れのレスラーは誰だったんですか?

三又 猪木さんでした。当初は猪木信者でした。大きくなるにつれ、馬場さんの素晴らしさもわかってきた。今は佐藤耕平そしてケンドー・カシンですかね。プロレスとお笑いは共通する部分もあると思うんです。プロレスは「格闘エンターテインメント」です。ZERO1の良さが世間に伝わっていない。ZERO1の魅力を発信していきたい。観客席を熱くするためにもファンの皆さんに、声出しをお願いしている。試合前に「ヒー、フー、ミマ、ター!」と、一緒に叫んでもらっています。反発される方もいらっしゃると思いますが、しつこくやり続けますよ。

ZERO1改革に乗り出した三又GM。その前途は決して平たんな道ではないはずだが、あふれ出るZERO1への思いがあれば、どんな障害も乗り越えられるはず。「勃起した」オレンジ(空席)を埋めるために三又GMは走り続ける。

(撮影:二瓶隆弘)

 

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