【高橋奈七永インタビュー】豊田真奈美、SEAdLINNNG所属選手への想い。そしてラウェイ・電流爆破チャレンジなど「世界で一番強い女になりたい!」という全女イズム継承 高橋奈七永に直撃インタビュー!

2017年もっとも多くのチャレンジを行なった女子プロレスラーの一人であるSEAdLINNNG高橋奈七永選手。

「世界で一番強い女になりたい!」と言い切る全女イズム継承 高橋奈七永選手に現在の想いを直撃インタビュー!

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【引退された豊田真奈美さんについて】

ーーまずは直前に行われた豊田真奈美さんの引退試合ですが、対戦されてみていかがでしたか。

高橋:この日はこの前に電流爆破をやってたので、1日様子がおかしかったです(笑)
わたし直前にならないと緊張しないんですけど、朝起きた時から「あ、今日やばい日だ」って思って。長与千種さんみたいな人と、豊田真奈美さんの最後と、これまたすごい2人と対戦するっていうので。
また、ほかの誰でもない豊田真奈美さんだからこそ胸にくるものがあって、全女時代にとてもお世話になって、わたしは付き人をやらせていただいたりして。
試合スタイルとかも、全女の松永高司会長に「豊田真奈美みたいにならないと駄目だよ~」といつも言われていたので、すごく教わることが多かったです。

 

【豊田真奈美さんから受け継いだジャパニーズオーシャンクインビーボムについて】

ーー豊田さんから譲り受けた技、ジャパニーズオーシャンクインビーボム。伝承された重みなどはいかがですか。

高橋:豊田さんとシングルをやらせていただいたときに、豊田さんに伝えられるものは何だろうって思ったんですね。
そのときに「これからは任せてください、心配しないでください。」という思いをどうにかして伝えようと思ったときに、そのときは勝手にクインビーボムをやって豊田さんから3カウントを取ったんですけど、それでまさかその後、これから使っていいという言葉をもらえるなんて思ってませんでした。

ーー技の伝承がプレッシャーになるということはなかったですか?

高橋:うーん、でも確かになくはないですね。自分はどうやってこの技と向き合えばいいのかっていうのは結構考えて、それで今まで何度かこの技でフォールを取れたりしてるんですけど、行きついたところは、豊田さんの技だよっていうのが残っていけばいいだけで、今は高橋奈七永風のクインビーボムをやっていけばいいんだなって今は思ってます。
大切にすることは変わりないですけど、そうやってちょっとずつでも豊田真奈美イズムみたいなものが残っていけばいいなと。

 

【2017年を振り返って沢山のチャレンジ(プロレス・電流爆破・格闘技ラウェイ挑戦)】

ーー話は変わりますが、先ほど話に上がった電流爆破で長与千種さんとの対戦があり、またSEAdLINNNGを立ち上げてからもラウェイに挑戦したり、あらゆる選手との戦いもそうですけど、ものすごいアグレッシブですね。

高橋:そうですね。それしか取り柄がないと思ってます(笑)

ーー言い方を悪くすると生き急いでいるというか・・・、これだけ幅広いチャンレジをしている選手って、なかなかいないと思うんですよね。

高橋:それはもう一番嬉しい言葉ですね。そういうつもりで、特に今年はいろんなことをやれましたね。
それこそ、死に場所探してるんじゃないかなって自分でも思います。なんなんだろう自分は、って。

ーーなぜ、そういう風に気持ちを掻き立てられたんでしょうか。

高橋:掻き立てられたというか・・・、オファーが来るっていうのは何かから選ばれたというわけで、その全てにおいて断る理由がないんですよ。
これが若い時は怪我をしたら嫌だとかやらない理由を探してたんですけど、それがもう勿体ないと思うようになって、高橋奈七永の中で知らないということがあるというのが嫌なので、与えてもらえるのであれば挑戦したいと思いました。でもそれはわたしが21年やってきて、今38歳でとかいうものあって、変なこだわりがなくなったからだと思います。いいも悪いも。なので飛び込んでいける、何でも食いついていける(笑)

ーー見ていて本当にアグレッシブで本当にスゴイ活躍ですよね。プロレスラーって最強を目指すというところで、強さを求める女子の代表格といったところで注目を浴びていると思います。ラウェイへの挑戦もびっくりしましたが、なぜラウェイに挑戦しようと思ったのですか。

(※愛犬:マラサダベイビーちゃん)

高橋:〝世界一〟の称号を取りに行きたかったからです。私が世界で一番強い女になりたいんです!自分がプロレスラーになったときから、格闘技戦に憧れがあったんですよね。それは何でかっていうと、ルーツを辿ると全女に入ったのも堀田祐美子さんに憧れがあって格闘技戦をやられていて、すごい強くてなにをやっても説得力があるし、そういうものをやりたいなと思っていたのですが、でも機会もなく・・・それが20周年過ぎたころからお話をもらうようになったので。
いつでもいけるように準備はして、準備はしていないとできないことではあったんですけど、これを逃したらもうないなという思いがありました。

ーー初戦観ましたけど本当にすごい試合でしたよね。よくあそこまでできるなと。

高橋:意地だけで生きてますからね(笑)それこそ豊田真奈美さんを代表とする全女イズムというか。それは根っこに確実にあります。
豊田真奈美さんなんて負けず嫌いの代表だと思いますし。負けたくないですね。

ーー全女で培われたアグレッシブ精神なんですね。とくに全女時代なんて人も多かったですしね。

高橋:負けたら試合がなくなりますからね。あの頃新人なんてたくさんいて、いてもいなくても一緒なので負けたら次の日試合が入らないといかもあるし、変な話、ギャラも勝ったらいくら、負けたらいくらでギャラも変わってきますし。もう勝つしかないですよね。上のほうの試合に行きたいという気持ちがみんな強かったです。そういうので最初から養われたっていうのがありますね、もともとのもあるとは思いますけど。厳しいところに身を置くことは好きです。

ーーそうなんですね。話は変わりますが、あの冷蔵庫爆弾とか自分で叫びながら行く技、あれいいですよね。

高橋:あれは、これ大きく書いておいてほしいんですけど、みんなに一緒に叫んで欲しいんです。わたしは「行くぞ!冷蔵庫爆弾!!」と言っているので、「行くぞ!」を合図に「冷蔵庫爆弾!!」って一緒に叫んでいただければ。これを定着させていたなって思いつつ、いつも一人で・・・(笑)

ーー(新日本プロレスの)小島選手の「いっちゃうぞバカヤロー」みたいな感じで。

高橋:あれは憧れますよね、理想形です。会場をひとつにしたいというのがあるので、SEAdLINNNGのお客さんって声をよく出してくださるんですけど、もっと会場が一体になって合唱できればひとつになれたらいいなと。

ーーそうですね。話は戻りますけど、本当に今年は幅広かったですね。

高橋:燃え尽きました。そして気づいて、また燃えて(笑)

ーー今年は本当にいろんなことをやられていましたもんね。しかも団体の代表として経営や参戦選手の交渉など、試合以外のところでもたくさんのことをやられていますよね。このプレッシャーとかは結構あると思うんですけど、どういうふうに打ち勝ってきたのでしょうか。

高橋:いやぁ、でも全然打ち勝ててないんですよね。みんなの高橋奈七永の元気なイメージを崩したくはないのですが、基本はすごい落ち込みやすいです。
弱いというか、でもだからこそプロレスにいきてるんじゃないかなと思ってます。弱みも痛みも知らない人間は強くなれないと思うんですよね。
自分はこういう人間だっていうことを受け入れられないって悩むことが多いと思うので、自分は客観的に見れるようにする努力してます。なかなか難しいですけど。

ーーそれってどういう努力をされてるんですか?

高橋:それも全女時代の話になるんですけど、全女のときのコーチがレフェリーのボブ矢沢さんだったんですよ。で、いつも試合中は「試合をしている自分と、試合を見ている自分を2人の自分を持って試合しろ」と言われていたんですよ。でもそれって新人のころってすごい難しい。でもずっと意識していると意味が分かってきて、お客さんからはこう見られているっていうのが予想でしかないですけど、自分で考えるという癖が身につきましたね。

ーー根底にあるものは全女イズムということですね。

高橋:そこで生まれているので。何も言わなくても全女で養われているものが大きいですね。

 

⇒次ページ(SEAdLINNNG各選手について(世志琥・中島安里沙))

 

山口 義徳(プロレスTODAY総監督)
『プロレスTODAY』総監督。 その素顔は運営会社(株)リアルクロス代表取締役社長。 プロレスTODAYの企画・進行・管理を行い、会場ではカメラマンも兼務。 またプロレスとビジネスの融合を行い、会場でのクライアントとのタイアップも実施。

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