【プロレスのある風景 Vol.31|榎本タイキ】

愛vs最高!キラキラ輝く夢の対決

団体の垣根も随分低くなり『夢の対決』というのがだいぶ無くなってきていた昨今。その中で燦然と輝くカードがありました。

棚橋弘至vs宮原健斗。文字を観ただけでキラキラした輝きを放っているような頂上対決です。

ジャイアント馬場さん没20年追善大会が『プロレスの日』である2.19両国国技館で開催。極上でファンタジックな対戦が名を連ねるメインに「棚橋弘至&ヨシタツvs宮原健斗&関本大介」という黄金カードが組まれました。

近年他団体とあまり絡まなくなった新日本だけに宮原選手のハイキックや関本選手のチョップが棚橋選手に襲いかかるだけでとても新鮮でかつ痛快でした。

そして逸材が披露した王道殺法は馬場さんの必殺技ジャンピング・ネックブリーカー。得意技のスリング・ブレイドかと思ったのですが三冠王者に見事に決めてみせました。

激闘の末、勝利したのは宮原&関本組。メインのマイク締めを誰がするのかも注目でしたが、最後は宮原選手と棚橋選手の合体で「プロレスを最高に(宮原)、愛してまーす!(棚橋)」で終わる超ハッピーエンド。

この馬場さん追善大会で生まれた火が新しい大きな炎になって次に展開していったら、プロレスファンとしてはまた素敵な夢が見られそうです。

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