【DDT】“ノアの天才”丸藤がDDT色に染まった!名前も覚えていない平田にダンスして勝利

郷に入れば郷に従えか? “プロレスリング・ノアの天才”丸藤正道(40)が懐の深さを見せ、DDT流のファイトを展開し、存在感をアピールした。

3日の東京・後楽園ホール大会で、DDT内のユニット・ディザスターボックスへの加入を発表し、26日の後楽園大会から本格参戦を果たした丸藤は、同じユニットながら、名前すら覚えていないという平田一喜(32)と、「丸藤正道に名前を覚えてもらうためのスペシャルシングルマッチ」で対戦。

ところが、入場テーマ曲が鳴り終わっても平田が姿を見せない。すると、丸藤が左肩に失神した平田を担ぎ、右手にはイスを持って登場。

丸藤は「入場しようとしたら奇襲されて、返り討ちにした。もう終わりだ。お疲れ様でした」と言って、帰ろうとする。慌てて、今林久弥AP(アシスタントプロデューサー)が止めて、平田を起こすと、平田が陳謝。二人は握手し、無事に試合がスタート。

平田はいきなりイスを手にするが、丸藤はイスを奪うと、トラースキック、水平チョップ連打。平田もチョップなどで反撃を試みるも、ダメージは与えられず。窮地に陥った平田は試合を止めると、手紙を取り出し、「ボクはあと一発で終わります。終わる前に願いをかなえてください。一緒に踊ってもらえないでしょうか?」と懇願。

音楽が流れると、平田はトレードマークの光るメガネをかけて踊り出す。最初はしぶっていた丸藤だが、意を決して、メガネをかけると、試合中にもかかわらず、平田と一緒に踊り出すというまさかの展開に発展。

ダンスが終わると、二人は握手を交わすが、平田が不意打ちの延髄斬りから首固めで丸め込むもカウント2。丸藤はトラースキックから虎王を決めるが、これはなんとか平田がクリア。再び丸藤がトラースキック、虎王をたたき込むと、平田に返す力は残っておらず、完全無欠の3カウントが入った。

丸藤は「オマエよ、オレはこんなことするためにDDTに来たんじゃない。でも、いろんなプロレスがあって楽しいな。DDTではいろんな丸藤をお見せします」とマイク。

バックステージに戻った丸藤が「もう(平田との)シングルは最初で最後でしょう。踊りたくないし。でも楽しかった。これから同じユニットとして、いろんなヤツを踊らせたいな。ウチの杉浦貴とか踊らせたいんじゃの? シングルやった方がいいんじゃない」と振ると、平田は「2分もたないです」と尻込みしていた。

Sweet Dreams!2020
【日時】2020年1月26日
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】1278人(超満員)

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
○高尾蒼馬&マッド・ポーリー&島谷常寛 vs 高梨将弘&渡瀬瑞基&中村圭吾●
5分00秒 片エビ固め
※ランニング・エルボーバット

▼第二試合 ガモウ&ロレアルpresentsヘアアレンジタッグマッチ 30分一本勝負
大鷲透&●スーパー・ササダンゴ・マシン vs MAO&大和ヒロシ
7分18秒 片エビ固め
※キャノンボール450°

▼第三試合 30分一本勝負
竹下幸之介&●彰人&勝俣瞬馬 vs 樋口和貞○&坂口征夫&赤井沙希
8分6秒 エビ固め
※ドクターボム

▼第四試合 いつでもどこでも挑戦権争奪時間差入場バトルロイヤル 時間無制限勝負
(1)5分26秒、ヤス・ウラノ<5>がいつでもどこでも挑戦権奪取
(2)9分24秒、佐々木大輔<6>がいつでもどこでも挑戦権奪取
(3)12分26秒、青木真也<7>がいつでもどこでも挑戦権奪取
※ほか出場選手は遠藤哲哉<1>、大石真翔<2>、納谷幸男<3>、アントーニオ本多<4>、男色ディーノ<8>。< >内は入場順。

▼緊急決定試合 いつでもどこでも挑戦権使用~さいたまスーパーアリーナ・KO-D無差別級王座挑戦剣争奪戦 60分一本勝負
<剣保持者>●ヤス・ウラノ vs 佐々木大輔○<挑戦者>
1分59秒 エビ固め
※佐々木がさいたまスーパーアリーナ・KO-D無差別級王座挑戦剣を奪取。

▼第五試合 丸藤正道に名前を憶えてもらうためのスペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○丸藤正道 vs 平田一喜●
11分1秒 片エビ固め
※虎王

▼セミファイナル KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>上野勇希&○吉村直巳 vs 橋本千紘&飯野雄貴●<挑戦者組>
11分27秒 体固め
※正念場。第67代王者組が2度目の防衛に成功。

▼メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>●HARASHIMA vs 田中将斗○<挑戦者>
20分18秒 片エビ固め
※スライディングD。HARASHIMAが2度目の防衛に失敗、田中が第74代王者となる。

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