【編集長コラム】「サイモン氏の笑顔は健在」

新日本プロレスの社長、IGFでは渉外担当として活躍したサイモン・ケリー氏のにこやかな表情は健在だった。1年前から、WWEのアジア地区担当エージェントとして、日本、アメリカ、中国など世界を飛び回っている。

WWEの選手育成キャンプにケンドー・カシンを送り込み、Sareeeなど日本人選手のWWEマット登場をサポートしている。

「WWEが求めていること、オーデションに臨む心構えなどはもちろんですが、WWEで生き残る術など、僕にできるアドバイスはできるだけ、するようにしています」と、ニコニコ。2000年、新日本プロレスに入社した時に披露してくれた、明るい笑顔は全くもって変わらない。

スカウト活動に勤しむ一方で、WWE入りを目指す選手からのアプローチにもできるだけ応じている。「たくさんの日本人選手がWWEのリングに上がることを夢見てくれているようで、嬉しい限りです」と、声を弾ませた。

「WWEは演出やマイクアピールなどに注目が集まりがちですが、ファイトをチェックしていただければ、ちゃんと理にかなった試合をしています。大けがをしかねない危険な技はあまり見られませんし、当然のこととはいえ、試合も最高レベルなんです」とキッパリ。

サイモン氏は大きく立派な体格だ。「すぐにでもリングに立てるんじゃないの」と、よく言われるそうだが「レスラーになろうと思ったことは一度もないですね。子どもの頃から、苦しい練習とか見て来たから。僕には無理。でも、プロレスは大好きだから支えたい」と、またまた笑う。

日米マット両方を知り尽くした、貴重な存在のサイモン氏。いつもにこやかで優しく、ソフトな語り口だが、プロとしてビジネスマンとして、クールに分析する一面も持ち合わせている。

プロレスは選手が主役だが、プロの興行である以上、選手だけでは成り立たない。「優秀なスタッフがいてこそ」だと、サイモン氏との会話の中で再確認した。

WWEの一員としてのプライドを、ほとばしらせるサイモン氏。日本マット界とWWEの懸け橋として、今日も走り回る。

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