【GLEAT】<田村潔司インタビュー>10.15 プレ旗揚げ戦!UWFで生まれ育った田村潔司が思い描く理想の試合とは?
どんな選手を育成しリングに上げていきたいか
--田村さんから選手に対してメッセージみたいな直接のお声掛けはされたんですか?
田村 今は伊藤選手と(渡辺)壮馬選手ぐらいですかね。あとはまだ本当はちょっと団体とか見たかったんですけど、それもこういう(コロナの)状況だったんで。
渡辺壮馬(わたなべ そうま)
--そうですね。今後に関しては、まだまだこれから決めていくことのほうが多いと思うんですけど、田村さんの中でGLEATでこれが自分の理想だなと思うようなスタイルみたいなのって何かありますか。
田村 格闘技の技術と、プロレス畑の考えと、あとは感情的なプロレスと、お客さんに何かメッセージを伝えられるような、そういう試合ができる選手は究極の理想な試合なんですけど、あまり求めすぎてもあれなんで、まず、格闘技の練習をしてもらってその中で、UWFを格闘技のプロレスの表現にしてもらって、何か一つこの動きが良かった。あの感情の出し方が良かったとか、何か一つお客さんに伝えられるような状況になってもらえるといいなと思います。
--最初は割と低い目線でみんなに観てくれよって感じでしょうか?
田村 はい。
--いずれは完成度の高い究極のUを観てみたいですね。今回はまだスタートとして観て欲しいと。
田村 Uじゃないんでね。
--今大会のGLEATはパッケージプロレスだと思うんですよね。純プロもあって、長州さんのエッセンスがあったり、田村さんのU系があったり。このような試合の流れっていうのがなかなか見たことがないので、そこは今回の流れでどんなふうに、いち観客としても観れるのかなっていう、そういう楽しみは非常にありますので、期待しております。
田村 そうですねはい。
--当日はリング上でメッセージとか投げられたりするんですか。
田村 いやいや、ないですね。
--ご挨拶とかも特に今のところ予定なしですか。
田村 あのー、要望はされますけど。やらない方向です。
--そうですか(笑)ファンとしては田村さんの姿を見てメッセージを聞きたいっていうところがあるかなと。
田村 なるほど、そうですね。
U系外国人レスラーの発掘や育成
--あと、私U系の外国人レスラーって非常に好きだったんですね。職人系のノーマン・スマイリーなんかは大好きでした。外国人のU系の試合ができる選手って今でもいっぱいいるんじゃないかなと思うんですよね、世界各国に。そういう選手たちを発掘するみたいなのはいかがですか。
田村 いいですね。
--外国人選手でUルールで、なおかつやっぱりUを好きだったとかっていう人って本当によく聞くんですよね。例えばデイビーボーイ・スミス・ジュニアとかですね、ダイナマイト・キッドのパートナーのデイビーボーイ・スミスの息子が、ものすごくUWF好きなんですよね。本当に信者とかマニアというか、彼なんかこのリングであげるともしかしたら爆発するかも知れません。
田村 練習してるんですかね。
--各道場に出稽古行ってるんですよ。なので、彼なんかは本当ブッキングしたらものすごいうけると思うんですよね。そういう知識も持ってますし、腕試しもいろいろと各道場で練習もしてるんで、なおかつパワーも半端ないので。
田村 でも根本は、そうやってUWFを理解している選手は貴重ですよね。
--そうですね。今の時代になると余計に。総合格闘技が出てきてしまったがゆえに、U系の空白期間があったと思うので、その掘り起こしみたいな、再発見というところでは、すごく楽しみにしております。
田村 なるほど。デイビーボーイ・スミス・ジュニア…デイビーボーイ・スミスさんの息子さんですよね。
--そうです。今もバリバリでこの間もリアルジャパンさんにも上がりました。彼はいまほんとにいいと思います。腕も立ちますし、ほんとにUを尊敬してますので。
田村 それあのなんか会議に出すことは。
--もちろんです。
田村 パクって大丈夫?
--もちろんです。もちろんです。
田村 パクられたと思いませんか?大丈夫ですか(笑)
--全然大丈夫です。採用されたらめっちゃ嬉しいです。
田村 それちょっといま面白そうだなって思って。
--これからの時期であればコロナも少し落ち着くと思うので、振り返るとUの選手って本当にいろんな外国人選手がいらっしゃったなと。
田村 いますね。
--特に純プロレスしかしてなかった人もUのマットに上がってましたが、リングスでもヴォルク・ハン選手はプロレスのリングでも1回観たかったなって思います。Uを理解して好きだっていう外国人選手を是非発掘して頂きたいです。
田村 なるほど素晴らしいですね。