【新日本】小島&本間が連勝で幕!小島「今日でヤングライオンとの闘いは終わりました。(略)だけど、ヤツら本当に強かった」<12.4別府大会>
新日本プロレスは4日、大分・別府ビーコンプラザ にて『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』を開催した。
この日は『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦5試合を含む全6試合が行われた。
第1試合の結果及び試合後バックステージコメントを掲載。
『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』
日時:2020年12月4日(金) 17:00開場 18:30開始
会場:大分・別府ビーコンプラザ
観衆:671人
▼第1試合 20分1本勝負
本間 朋晃 & 〇小島 聡
vs
ゲイブリエル・キッド & ×辻 陽太
7分57秒 ラリアット→体固め
▼試合後バックステージコメント
本間「今日で、彼らとの……胸を貸すっつうのか、彼らの力を試し斬りっていうのか、終わりました。スゲェ楽しかった。でも今日、最終戦で思ったことがあります。ただ、俺が、力衰えたとか、劣化したとか、そんなんじゃねぇ。それ以上に、彼らの成長スピードが速いということ。日に日に、今日できなかったことが明日できちゃうし、そういう感じで毎日毎日、日々進歩してる。そんなモン、そりゃあさあ、ヤバイっつうの。でもよ、俺は、小島さんがよく言う、長~くプロレスやってる俺のプライドがあんだよ。お前らに、そうやすやすと負けるわけにはいかないんだよ。お前らより、もっともっと激しい練習して、もっともっとスゲェ、お前らよりスゲェスピードで上り詰めて……お前、お前ら、どんだけ俺が悔しいかわかんねぇだろ? 悔しくて悔しくて、しょうがねぇんだよ。今回のシリーズ、なんのシリーズか? 『WORLD TAG(LEAGUE)』。『WORLD TAG』っつうたら、俺と真壁さんのためにあるようなシリーズなのに、悔しくてしょうがねぇ。でも、スゲェ勉強になりました。来年は、『WORLD TAG (LEAGUE)2021』、真壁さんと、もう優勝宣言しときますんで。ただひとつ、ヤツら毎日毎日、スゲェ練習してます。練習はウソつかないってこと、あらためてわかったんで、お前らより、スゲェ練習してやるからな」
小島「今日でヤングライオンとの闘いは終わりました。結果的に、私が全部、勝つことができ、それは安堵してます。だけど、ヤツら本当に強かった。いま、こういうふうに冷静になって言えるけども、本当にもう体ボロボロにされてるよ。だけど、紙一重かもしれない? だけどね、やっぱり俺の中で言えば、紙一重どころじゃなくて、やっぱり。紙一万重とか百万重とか、それぐらいの、俺の中では差があると思ってんだ、まだ。それが29年、プロレス界にいた証でもある。ただこれから10年先、2030年になったときにきっと、お前たちはどんどんどんどんトップのクラスに走ってると思う。俺はそのときにプロレス界にいるなんて、もう保証はない。そういうふうに、それだけの歳になっている。だからこそいま、この2020年、現在では負けるわけにはいかなかった。そういうことだ。お前たち、いずれきっときっと、俺がきっと目が届かないところに行ってしまうぐらいの実力持ってるよ、今日現在でも、俺ギリギリだから、勝ってるの。だけど、まだ俺は、今日、この日を生きていかなきゃいけない。そういうことだ。な? お前たちもこの先、今日、このシリーズで俺に負けた悔しさを、ずーっと胸に秘めて、これから先、頑張ってくれよ」
キッド「(※辻に肩を貸して引き揚げてくる。コメントスペースにたどり着いて辻の体を放すと、辻は力なくフロアに崩れ落ち、そのままうつ伏せでダウン。その横に立って)このシリーズ、俺は何も残せていない。負けてばっかりでイライラが募るばかりだ。過ぎてしまった結果を変えることはできないけど、明日からの勝敗を変えることはできるはずだ。この先をバラ色に変えることはできる。今年、俺たちヤングライオンは随分チャンスに恵まれていたけど、来年からはどうなっていくだろうか? もちろん毎試合全力を捧げているけど、なんと言ってもヤングライオンはいま、ウエムラとツジ、そして俺の3人しかいない。先日、ツジがヤングライオン同士で東京ドームの第1試合をやりたいとコメントしていたが、まだまだ足りないかもしれないけど、自分たちはそのスポットライトに相応しい選手だと俺も思っている。そして俺も、それがひとつの目標だ。自粛期間中、俺たち3人は道場にこもって、ずっと練習を重ねてきた。トーキョードームで試合したいと口に出しても、身のほど知らずだとは思わない。ツジとシングルで闘いたい。ウエムラは『(BEST OF THE)SUPER Jr.』出場というビッグチャンスをつかんだし、トーキョードームの第1試合は、ツジと俺が務めるべきだと思う。それに俺は今年、ほかのどのガイジンよりも長い間、日本にいた。もう1年近く帰国してない。俺たちにチャンスをくれ。(※辻に肩を貸して控室に戻りながら)明日からトーキョードーム目指してトレーニング開始だ」
<写真提供:新日本プロレス>