【新日本】大張高己社長インタビュー<第2弾>スターダム合同興行、約3年ぶりのイギリス大会、50周年イヤー集大成の1.4ドーム、そして亡き猪木さんへの思いを語る
③50周年記念のゴールである2023年1月4日、東京ドームに向けて掲げている目標とは?
©新日本プロレス
「WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム」
2023年1月4日(水) 開場15:00/試合開始17:00
東京・東京ドーム
――そして50周年記念のゴールである2023年1月4日、東京ドームに向けて掲げている目標を改めて、本来は猪木さんが出てきてもらうことが一つのテーマだった部分もあったのかなと思うんですけど、それが叶わなくなってしまった今、改めて思うことはいかがでしょうか?
「あそこで猪木さんをお呼びして、もし歩けないようだったら、神輿か何か担いで入ってもらおうと思ったんです。ご存命である前提で進めてきたんですけど、それは50周年の集大成を1月4日で迎える予定だったから、創設者の猪木さんは欠かせないということで進めてきたんです。だからといって、まさに歩みを止めちゃいけないと思って、50周年集大成をそこでしっかり、天国にいる猪木さんにもお見せしたいし、ちょうど世界中からファンの方々が駆けつけられるタイミングだと思うんですね。だから海外のファンの方にもご来場していただけるような、首都圏からだけじゃない、日本各地から、世界から、海外のファンも含めてご来場いただけるような試合にしたいし、カードにしたいし、何よりも猪木さんの名に恥じないような来場者数を目指したいですね。だからここで何人とは言わないですけど、猪木さんの立ち上げた会社が50周年で、この集大成をドームでやりました、たくさんの人が世界中から集まりましたよ、と言えるようにしたいですね。」
④アントニオ猪木さん終身名誉会長就任(9月1日より)について
――猪木さんが9月1日から終身名誉会長に就任した事について、本来は10月に発表という流れだったのが叶わなくなってしまいましたが、今後猪木さんに関してはこのまま終身名誉会長というかたちになるのでしょうか?
※10月10日(月祝)両国大会で10カウントゴングセレモニーは行われる。
「まず我々の気持ちもそうだし、史実としても創業者、創設者としては変わりませんから、ずっと猪木さんを称えていきたいです。名前は考えます。」
――もしかしたら別の呼称になるかも分からないと。
「ただ猪木さんは長い間、多くのOBの方から会長って呼ばれているじゃないですか。私が色んな案からこの名前に決めたのは、会長という呼び名にできるからです。」
――僕もこれ、いい名前つけたなと思いましたよ。納得感があります。
「お墓の前でも皆さんがこれまで通り、会長と呼べるような名前にはしたいです。」
――多くのプロレスファンの皆さん、報道関係でもメディアでも、NHKでも特集が組まれたりするほど偉大な人物であったアントニオ猪木が創設した新日本プロレス、今回50周年を迎えるということで、ぜひこれから発展を遂げていってほしいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
「はい、猪木さんの名に恥じぬよう、更に発展させていきます。」
――本日はロングインタビュー有難うございました。
「こちらこそありがとうございました。これからも新日本プロレスに期待していてください。」
ー-大応援しております!
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◆写真提供:新日本プロレス
<インタビュアー:プロレスTODAY総監督 山口義徳>
▼前回インタビューはこちら(2022年3月)
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