【飛鳥プロレス】“アイスリボンの新星”しのせ愛梨紗が憧れの大先輩・真琴に玉砕…5・3横浜では本間多恵との試練のシングル戦へ

 飛鳥プロレス(篠瀬三十七代表)が4月6日、東京・蒲田の大田区産業プラザPiO小展示ホールで「飛鳥10周年第1弾」を開催した。篠瀬代表の“愛娘” しのせ愛梨紗(アイスリボン)は、同団体の大先輩である真琴にシングルで挑むも玉砕。次回大会(5月3日、神奈川・横浜ラジアントホール)では本間多恵との一騎打ちが決まり、試練のチャレンジマッチが続くことになった。

 子どもの頃からプロレスに親しんでいた愛梨紗にとって、真琴はWNC時代からの憧れの人。中学1年から父のASUKA PROJECTをスタッフとして手伝っていただけに、常に間近で見て来た先輩だ。

 番狂わせを狙った愛梨紗は開始早々エルボー連打も、真琴は髪をつかんで投げ、キャメルクラッチ。返した愛梨紗は丸め込み連発も、真琴は余裕で返していく。

 真琴がグラウンド・コブラで絞め上げれば、愛梨紗は逆片エビ固めで反撃。真琴のダブルニーをかわした愛梨紗はドロップキック、低空ボディアタックもカウントは2。

 真琴の側転式ダブルニーを食うも、愛梨紗はエルボー連打。さらにネックスクリューも真琴が返す。愛梨紗は必殺のシャイニング・ウィザードを狙うも、かわした真琴はスピア、ダブルアーム・スープレックス、スリーパーから連環の計に移行してギブアップを奪った。

 また、第3試合(本間多恵&稲葉あずさvs大空ちえ&Aoi)終了後、本間が愛梨紗を呼び寄せ、「デビューしてから1回も当たってなくて。お互いのプロレスへの愛を二人きりでリングの上でぶつけ合いたいな。5月3日、そこで戦いませんか?」とラブコール。愛梨紗も快諾し、5・3横浜での本間との一騎打ちが決定した。

 バックステージで愛梨紗は「小さい頃から見てた人なので、同じリングに立ってる瞬間が不思議な気がして。負けたくないので向かっていったんですけど、強かったです。最後、真琴さんが握手を求めにきてくれたので、自分としては大健闘だと思っています。(いつか再戦は)次は大どん返しですね」と気丈に語った。本間戦については「直々なご指名はうれしいです。デビュー戦が(尾崎)妹加さんだったんですけど、本間さんは妹加さんと組んでらっしゃるので、その先に妹加さんもいるかもしれない。次こそ大どんでん返しします。負けるつもりはないので」と先輩超えを口にした。

 真琴は「正直試合も見たことなくて。小さい頃から見てて。思ってたより気持ちを感じられて。私もやってて楽しかった。でも、まだまだ私の本領は発揮してないですけど。(再戦は)手強くなってほしい。私もアイスリボンにたくさん出てるんで、これから当たることもあると思う」と話した。

飛鳥プロレス「飛鳥10周年第1弾」
日時:4月6日(土)(17時半開始) 
会場:東京・大田区産業プラザPiO小展示ホール
観衆:101人

1.30分1本勝負
〇花見達也&瀧澤晃頼&中村宗達(11分27秒、ジャックナイフ式エビ固め)政岡純&若松大樹&神崎ユウキ●

2.ミクスドタッグマッチ 30分1本勝負
〇最上九&YuuRI(11分30秒、体固め)本田アユム●&杏ちゃむ
※YuuRI&杏ちゃむのダブルトラースキック

3.30分1本勝負
〇本間多恵&稲葉あずさ (13分24秒、多恵ロック)大空ちえ●&Aoi

4.30分1本勝負
〇土肥こうじ(12分29秒、ラ・マヒストラル)羆嵐●

5.30分1本勝負
〇真琴(10分46秒、連環の計)しのせ愛梨紗●

6.30分1本勝負
高橋匡哉&〇仲川翔大(13分42秒、片エビ固め)篠瀬三十七●&児玉裕輔
※スワントーンボム

〈写真提供:飛鳥プロレス〉

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