【WAVE】『YOKOHAMA WAVE〜JAN~’22』12.10神奈川・ラジアントホール<試合結果>

プロレスリングWAVEは12月10日(土)、神奈川・ラジアントホールにて『YOKOHAMA WAVE〜JAN~’22』を開催。

『YOKOHAMA WAVE〜JAN~’22』
日時:12月10日(土)開場17:30・開始18:00
会場:神奈川・ラジアントホール
観衆:122人(満員)

◎オープニング

タッグの祭典「DUALSHOCK WAVE」とRegina di WAVE次期挑戦者を決めるための「NEXT」を今年は同時開催。

今大会ではそれぞれのトーナメント1回戦が予定されており、試合に先立ちエントリー選手による入場式がおこなわれた。

まずは野中美智子リングアナウンサーが12月9日に配信されたAEWランペイジにおいて志田光がザ・バニーを破りReginaを防衛したことをアナウンス。

会場からは拍手が沸き起こった。続いて、NEXTを代表して狐伯が挨拶。

狐伯「今日からトーナメントが開始します。自分はNEXT、シングルのほうのトーナメントなんですけど、今日勝って、千葉でも勝って、新宿でも勝って、元旦も勝って、Reginaのベルトを日本に取り戻したいと思います。応援よろしくお願いします」

さらにDUALSHOCK WAVEからは、川畑梨瑚&関口翔が挨拶をおこなった。

関口「今日からタッグトーナメント1回戦、はじまります。われわれRED BLUE〜翼を授ける〜チームは、絶対に優勝します! そして…」

川畑「SAKIさんとひかりさんの持つベルトを、ギャラパンに勝って、新時代を作っていきたいと思いますので、みなさん応援よろしくお願いします」

トーナメントに出場選手がリングを降りたあと、改めてメインイベントの組み合わせ抽選会がおこなわれ、その結果、宮崎有妃&米山香織&清水ひかりvsSAKI&チェリー&網倉理奈に決定した。

1、DUALSHOCK WAVE2022トーナメント1回戦(時間無制限1本勝負)

○旧姓・広田さくら&梅咲遥(13分31秒、ふらふらドーン)関口翔&川畑梨瑚●

【寸評】

今年の「DUAL SHOCK WAVE2022」は変則トーナメントで開催。すべて無制限1本勝負の、通常のプロレスルールで争われ、場外リングアウトとなった場合は再スタートされる。1回戦が12・10横浜、2回戦が12・18千葉、決勝戦が12・22新宿でおこなわれ、優勝チームは1・1新宿で王者・SAKI&清水ひかり(galaxyPunch!)に挑戦することが決まっている。

今大会では1回戦として、関口翔&川畑梨瑚(RED BLUE〜翼を授ける〜)と旧姓・広田さくら&梅咲遥(チームピンクエルボー)が激突。即席タッグチーム同士の対戦となった。

試合は梅咲vs川畑でスタート。開始早々、川畑がサイドヘッドロックに捕らえると、カットに入ろうとする広田に関口もサイドへドロック。するとピンクエルボーは同時にバックエルボーで脱出し、四方にエルボーをアピール。観客を味方に付けていく。

先手を取られた川畑だったが、ピンクエルボーにドロップキックでお返し。続く関口は梅咲にサーフボードストレッチ。救出に向かうと思われた広田だったが、応援するだけで自コーに戻っていく。仕方なく梅咲が自力で切り抜けると、首固めで形勢逆転。カウント2。

ようやく広田が出て行き、ロメロスペシャルの体勢。だが、持ち上がらなかったためストンピング。一方、関口もドロップキック3連発でやり返し、串刺しバックエルボー、串刺しドロップキックからセントーンを投下する。

ならばと広田はフェースクラッシャーでやり返し、プロレスLOVEポーズ。関口もやり返し、意地の張り合いが繰り広げられる。そこからRED BLUEがダブルのドロップキックをお見舞い。

広田が「オイ! 即席タッグで私たちに勝てると思ってるんじゃねーぞ、なぁ梅咲!」と叫ぶと、梅咲は「遥たちも即席かもしれないです…」と冷静なツッコミ。脱力した広田だったが、ロケット式のボ・ラギノール。梅咲も続く。そして広田がスイングDDT。

続いて梅咲が出て行きネックブリーカードロップ、ドロップキックでカウント2。

ならばと関口は鼻パッチンで流れを変える。STO、ブーメランアタックにつなげると、川畑も低空ドロップキック、ローキックで続く。

エルボー合戦を挟んで、ロープに走る梅咲。これを関口が払い腰で止めると、川畑も続くが、梅咲が2人にネックブリーカードロップ。そしてピンクエルボーでボ・ラギノールを連発していく。

改めて梅咲がミサイル発射。キックアウトした川畑もハイキックから走るが、梅咲がカウンターのブロックバスターホールドへ。

さらに広田がシャイニング・ウィザードで追い打ち。トペ・スイシーダの体勢に入る広田だったが、これは失敗。

逆にRED BLUEが619の競演。川畑がキックで追い打ちをかけ、ムーンサルト・プレスを狙うが、梅咲が足止め。ピンクエルボーで合体ボ・ラギノールを成功させる。さらに梅咲がプランチャ・スイシーダ!

リングに戻った広田はコード・ブレイカーからの夜叉ロック。これは関口のカットが間に合う。逆に川畑がウラカンラナを狙うが、切り返した広田がカウント2。へなーらサンセットもカウント2止まり。続いてへな拳を狙うが、味方の梅咲に誤爆してしまう。

このチャンスに川畑が広田にハイキック。トドメを刺そうとするが、広田がふらふらドーンで倒れ込み逆転勝利。

この結果により、ピンクエルボーは2回戦に進出。12・18千葉で米山香織&チェリー(ゴキゲンBBA)との対戦が決定した。

◎バックステージ

広田「やったな!」

梅咲「とりあえず1回戦突破で、ホッと。連係は…」

広田「まだ、そこはね。ウチらも即席だったんだね」

梅咲「まだちょっと即席だったみたいで…」

広田「そうだね。何回か組んでベテランかと思った」

梅咲「次に勝ち上がったということで、もっと連係がうまくいったらもうちょっと…」

広田「次は本当にベテランのタッグチームだからちょっと次…。でもアレだよ。タッグチーム曲にしてくるなんて、気合は十分だったと思うから」

梅咲「次は、ゴキゲンBBA? 絶対に倒してやります。エルボーで」

広田「年齢はウチらの方が低いから」

梅咲「そうだよ、見とけよ!」

 

2、Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】1回戦(10分1本勝負)

○世羅りさ(7分53秒、十字架固め)高瀬みゆき●

【寸評】

今年のNEXTトーナメントは8選手がエントリー。12・10横浜で1回戦、12・18千葉で準決勝戦、12・22新宿で決勝戦がおこなわれ、優勝者は1・1新宿で志田光に挑戦することが決まっている。

公式戦はすべて10分1本勝負でおこなわれ、引き分けの場合はキャリアの浅い選手が勝ち進むことになる。まずは世羅りさと高瀬みゆきが激突。世羅は2012年11月10日デビュー、高瀬は2017年1月15日デビューとなる。なお両者のシングルはこれが初。

握手と見せかけて高瀬がエルボー。いきなり激しいエルボー合戦からスタートとなる。そして高瀬が足を踏みつけていく。世羅も高瀬の後頭部をマットに叩きつけて攻勢に出ると、場外戦に持ち込み、イスで殴打する。

リングに戻った世羅は「せっかくだから10回、まわさせていただきましょう!」とジャイアント・スイングを予告。高瀬がロープにしがみつくも、世羅は観客を味方に付けてジャイアント・スイングを敢行。両者フラフラの状態で試合を再開させ、高瀬が串刺しのラリアット、ジャンピング・エルボーアタックを投下する。

さらに担ごうとする高瀬だったが、世羅が踏ん張りコンバイン。耐えられると串刺しダブルニーで追撃する。続いてエルボー、チョップ合戦となる。世羅がセラリズムバスター、リバース・スプラッシュ式ダブルニードロップでカウント2。高瀬もエルボーとチョップの乱れ打ちから張り付けラリアットで応戦する。

ここで残り3分のコール。高瀬がカミカゼからギロチンドロップにつなげる。これもカウント2止まり。ラリアットを狙う高瀬に世羅がエアーズロックⅡ。高瀬もえびす落としでやり返す。キックアウトされるとラリアット。カバーの体勢に入るも、世羅が体勢を入れ替え技アリ勝利。

◎バックステージ

――1回戦突破しました。

世羅「強敵だね、なかなか1回戦から。実ははじめてのシングルで、高瀬とはどんな展開になるのか読めなかったんですよ、自分でも。高瀬ってなんか底意地強いところがあるじゃないですか。なんて言うんだろう。オモテに出てるパワーもファイトも凄いけど、底意地があるんですよね、アイツ。そこはずっと思ってて、見てて。それをどう引き出して勝つか、逆に利用してやるかだけを考えて今日はやってました。そこをうまく機転をきかせられたらなって思います。2回戦はいま闘ってるヤツでしょ? ちょっと見て、見極めてこようかな」

――10分という時間は?

世羅「メッチャ気にしましたよ。10分…短いでしょ! 限られた時間でね、勝負をどうつけるかっていうのもプロの仕事だと思うんで、正直怖かった。時間、メッチャ聞いてました。あー、よかった本当に」

➡次ページへ続く

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