【WAVE】『YOKOHAMA WAVE〜JAN~’22』12.10神奈川・ラジアントホール<試合結果>

3、Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】1回戦(10分1本勝負)

△青木いつ希(時間切れ引き分け)優宇△

※規定によりキャリアの浅い青木が準決勝進出。

【寸評】

トーナメント1回戦2試合目は、2021年度のNEXT覇者である青木いつ希と、現PURE-J認定無差別級王者・優宇の、キロデシベル対決。

優宇は2016年1月4日デビュー、青木は2017年4月16年デビューのため、引き分けた場合は青木が勝ち進むこととなる。

青木がいつものように爆音挨拶。握手を求めると、優宇がひねり潰してゴングとなる。

開始早々、青木は観客に「いつ希」コールを要求。自らを奮い立たせてロックアップに挑むも、優宇が押し込んでいく。

続いて手四つの力比べ。これも優宇が優勢。

今度はショルダータックル合戦に。倒れない優宇に対して青木が「お前も走れ」と促すが、優宇は走らない。

なぜかジャンケンとなり、優宇がロープに走ると、青木が追走。そして優宇のチョップ、青木のエルボーが打ち合いとなる。

続く優宇の串刺しバックエルボーはカウント2。さらに逆水平チョップを連発していく。青木もフェースクラッシャーで流れを変えて、コーナーへ。

優宇が串刺し攻撃を狙うが、その衝撃で青木が場外へと転落。優宇のみたらし団子が決まる。

リングに戻った青木が首固めでカウント2。低空ドロップキック。ランニング・ニー、ダブルニードロップを投下する。セカンドからのボディープレスもカウント2止まり。

あっという間に残り3分となり、ロープに走る青木。これを優宇が払い腰で止めてセントーンでカウント2。ラストライドを狙うが、青木が切り返す。

ヒヤリとした優宇だったが、セントーンで立て直しを計る。キックアウトされると片羽締めへ。さらに優宇はキャノンボールで追撃。

ベアベアーも返されると、もう一度、片羽締め。残り時間が少なくなるなか、ギブアップを奪えないと判断した優宇はラストライドに勝利を託すも、カバーしたところでタイムアップ。規定によりキャリアの浅い青木が準決勝進出を決めた。

◎バックステージ

青木「よっしゃーーー! ハァ×3。みんな、このルール、ぶっちゃけどうかと思うところはあるかもしれません。お客さんの中でももう決まったのにって思うかもしれません。でもー、ルールが全部公式ですから、ルールはルール。青木の勝ちは勝ち。NEXT1回戦突破は青木ですから! どんだけ8割負けててもルールの中で耐えた方が、キャリアがわかったら勝ち! そのルールを味方に付けた青木の粘り勝ちですからー! このままNEXT2022、青木が制覇してやりますよ」

――次は世羅だが。

青木「世羅さん…。世羅さんね、負けてられないんですよ。絶対、強者だってわかってるんですけど、1回戦あの優宇さんに自分、耐えて×3、耐えて×3、ルール上、勝ってますから! 世羅さんにも耐えて勝つと言いたいとこですが、青木が自分で勝利を奪って、決勝戦に駒を進めたいと思います! 待ってろ、世羅りさ!!」

 

4、Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】1回戦(10分1本勝負)

○狐伯(8分39秒、体固め)櫻井裕子●

※ダブルアームT

【寸評】

1回戦3試合目は、狐伯vs櫻井裕子の一戦。狐伯が2018年8月8日、櫻井が2018年11月15日デビューとなる。

キャリアはさほど変わりない両者だが、引き分けた場合は櫻井が有利となる。

試合は狐伯がゴングと同時にドロップキック。首固めを連発していく。いずれもカウント2。ショルダータックルは相打ちとなり、狐伯がアームホイップ狙い。

これは櫻井が踏ん張り逆にアームホイップを成功させる。

この勢いに乗った櫻井がショルダータックル、首4の字固め→コブラツイストへ。狐伯が耐えきり、エルボー合戦となる。

櫻井が串刺し攻撃を狙うが、かわした狐伯が低空ドロップキック。担ごうとするも、櫻井がショルダースルーでかわし、串刺しバックエルボーからボディープレスを投下する。

そしてドラゴンスリーパーで捕獲。

耐えた狐伯がドロップキックで反撃開始。櫻井も狐伯をドロップキックで場外へと落として、ロープ越えのブレーンバスターを狙う。

しかしこれを狐伯がDDTに切り返し、もう一発DDT。走る狐伯だったが、櫻井がボディースラム、ファイナルカット。

一方、狐伯も首固め、オクラホマロールでカウント2。走る狐伯に櫻井がブレーンバスター。

だがカバーの瞬間、狐伯が首固めへ。キックアウトされると串刺しドロップキック。ミサイルキックにつなげる。

これも返されると最後はダブルアームTを決めて、準決勝進出を決めた。

◎バックステージ

――1回戦突破、おめでとうございます。

狐伯「ありがとうございます。まずは1回戦突破できて、まだまだ次はさらに…このあとの試合で倉垣選手とすずが試合して、勝った方とやるんですよね? 勝った方とやるのでこの試合しっかり見て、次に備えたいと思います。いま勝ったからうれしいじゃなくて、次を見ていきたいと思います」

――どちらとやりたい?

狐伯「それはもちろん…あー、大きい選手と闘いたいという気持ちはあるんですけど、すずを潰したいという気持ちの方が大きいかなと思っているので…すず、絶対勝て!」

➡次ページへ続く

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