【FMWE】大仁田がアジアタッグV2も「大動脈瘤の手術」を受けることを公表

大仁田厚がアジアタッグ王座V2も腹部大動脈瘤で非常事態!
「6月11日、全日本・郡山のリングに絶対に戻ってくる」

 “邪道”大仁田厚率いるFMWEが4月29日、“聖地”神奈川・鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)で「FMWEホーム第8戦~THE DAWN~夜明け」を開催。アジアタッグ王者の大仁田、ヨシタツ組が全日本プロレスからの刺客である石川修司、佐藤光留組の挑戦を退け、2度目の防衛に成功。試合後、大仁田は腹部大動脈瘤のため手術を受けることを公表した。

 力道山、ジャイアント馬場さん、アントニオ猪木さんも巻いた“日本最古の王座”アジアタッグ選手権がFMWEのリング、鶴見爆破アリーナで開催されるのは史上初。大仁田と石川の対戦は「ジャイアント馬場没20年追善興行」(2019年2月19日、東京・両国国技館)での大仁田、ケンドー・カシン、鈴木秀樹、保坂秀樹VSグレート小鹿、長井満也、石川、光留戦以来、約4年ぶりとなった。

試合形式はFMWE流究極のデスマッチである「地獄のデスマッチⅣ~北側一面有刺鉄線電流爆破+電流爆破バット+有刺鉄線バリケード地雷爆破デスマッチ」。開始早々、大仁田と石川は激しい場外戦に発展。

リングに戻ると、一面のロープに張り巡らされた有刺鉄線に石川がネックハンギングの体勢から強引に投げ飛ばし、大仁田が被爆。次は、全日軍が大仁田にダブル爆破バット攻撃。大仁田と光留がエプロンでの攻防になり、リング下の有刺鉄線バリケード地雷爆破ボードに両者ともに落下。

なんとか生還した大仁田に石川が再びネックハンギングも、大仁田は毒霧噴射。続いて、有刺鉄線に4者とももつれるような形で同体で被爆。最後は大仁田とヨシタツが光留をサンドウィッチする形で爆破バットをフルスイング。大仁田がカバーして3カウントが入り、V2に成功した。

試合後、大仁田は「大動脈瘤ということで。今日も生きて帰ることができました。医者からは止められてたんですが…。破裂すると死んじゃうよと言われたんですけど。皆さんのおかげで戻ってくることができました。明日入院して、5月9日に手術します。6月11日、全日本のリング(郡山・ビッグパレットふくしま)のリングには絶対に戻ってきます」と衝撃のマイク。

大仁田によると、10日ほど前にCT検査を受けたところ、大動脈瘤が発覚。30日に検査入院し、5月9日に手術する。切開するか、カテーテル手術になるかは現段階では未定。医師からは全治2~3ヵ月と告げられているというが、6・11郡山大会には強行参戦する腹づもりだ。

控え室で大仁田は「僕らチャンピオンですから、ベルトを返還するつもりはありません。手術が成功するか、失敗したら困るんですけど。ここ4試合のなかで破裂しなくて良かった。この歴史あるベルトを2人で持たせてもらってるもんですから、郡山には2人でリングに上がろうと思ってます」と悲壮な決意。さらに、「4・15名古屋で電流爆破を食らったとき、息ができなくなったんです。やっぱりお腹が痛いですね。今日破裂しなかったことを心からありがたいなと思ってます。このベルトは墓場まで持っていきますから。もし死ぬことがあったら、永遠のチャンピオンとしてください」と話した。

かたや、全日本にベルトを持って帰れなかった光留は「大仁田厚! オマエが死ぬのは病院のベッドじゃない。爆破のリングで、アジアをかけた試合で、佐藤光留の前で死ぬんだ。勝ち逃げはさせない。絶対帰って来い。俺がオマエを地獄に送ってやる。それまでは死ぬなよ。全日本にアジアを取り戻すのは、パンクラスの佐藤光留だ。ジャマさせないから」、石川は「明日またチャンピオン・カーニバル(CC)。俺がCC優勝して、3冠ベルト取り戻したら、大仁田厚、3冠かけて俺と電流爆破やろうぜ。今度こそ俺がトドメを刺してやる。だから絶対帰ってこい」とコメントした。

これまで数々の危機を乗り越えてきた大仁田だが、果たして難しい病気を克服して、無事6・11郡山のリングに上がることができるのか?

FMWE「FMWEホーム第8戦~THE DAWN~夜明け」
2023年4月29日(土)
神奈川・鶴見青果市場(13:00) 観衆未発表

▼第1試合 3WAYダンス 10分1本勝負
〇パンディータ(6分13秒、逆さ押さえ込み)THEよっちゃん● ※もう1人はFMWEショッカー

▼第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負
〇仲川翔大(7分47秒、片エビ固め)寧々∞D.a.i●
※スワントーンボム

▼第3試合 ミックスドタッグマッチ 20分1本勝負
〇バラモンシュウ、バラモンケイ(9分46秒、五体不満足)ミス・モンゴル、魔苦・怒鳴門●

▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負
〇雷神矢口、リッキー・フジ(14分40秒、雷門固め)HASEGAWA、佐野直●

▼第5試合 バンクハウスファイヤーデスマッチ 時間無制限1本勝負
ミスター・ポーゴ、〇怨霊(11分42秒、片エビ固め)ブギーマン●、櫻井匠
※ポーゴのラリアット

▼第6試合 メインイベント
アジアタッグ選手権 “地獄のデスマッチⅣ”~北側一面有刺鉄線電流爆破+電流爆破バット+有刺鉄線バリケード地雷爆破デスマッチ 時間制制限1本勝負
<王者組>〇大仁田厚、ヨシタツ(16分1秒、片エビ固め)石川修司、佐藤光留●<挑戦者組>
※大仁田&ヨシタツのサンドウィッチ電流爆破バット・フルスイング。第119代王者・大仁田組が2度目の防衛

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