【ノア】難敵・杉浦貴を撃破したGHC王者ジェイク「次の計画はベルトを持ちながらN-1全勝優勝」

プロレスリング・ノアは6月17日(土)、愛知・名古屋国際会議場イベントホールにて『GREEN JOURNEY 2023 in NAGOYA』を開催した。

『GREEN JOURNEY 2023 in NAGOYA』
日程: 2023年6月17日(土)開始: 17:00 開場 15:30
会場: 愛知・名古屋国際会議場イベントホール
観衆:833人

メインイベントではGHCヘビー級選手権試合が行われ、王者ジェイク・リーが難敵・杉浦貴を挑戦者として迎え撃ち、ギリギリまで追い込まれるもジェイクが底力を発揮し、30分28秒FBS → 体固めで3度目の防衛に成功した。

<試合結果>

▼GHCヘビー級選手権試合
<王者>ジェイク・リー 〇
vs
<挑戦者>杉浦貴 ×
30分28秒 FBS → 体固め
※第42代王者が3度目の防衛に成功。

【試合後のジェイク】

――改めて戦ってみて、杉浦貴というプロレスラーをどう感じた?

ジェイク「いろいろ言いたい言葉はあるんですけど、一言、やっぱり化け物だな。けど、今日タイミングが合って、その化け物から3カウントを奪えたということは、俺も化け物の仲間に、中に入ったんじゃないですかね」

――負けるんじゃないかというシーンがあったが、そこから逆転につなげられた勝因は?

ジェイク「執念ですかね。俺は負けられないんですよ。ここで負けたら、俺の計画全て狂っちまう。何のために全日本を出て、何のためにここを主戦場にしてるのか。勝ち続けないと意味がないんですよ。どんな状態であれ。そうすることで、見えてくる次ってものがやっと、やっとかすかに見えてきて。今日は本当にその大きな一歩ですよ」

――これで中嶋勝彦、丸藤正道、杉浦貴とNOAHを支えてきた人間を3人とも倒した形になる。次に見据えたのはN-1だったが、そこに向けては?

ジェイク「俺は何度も何度も言ってますけど、タイミングがよかったんですよ。タイミングが合っただけなんですよ。中嶋勝彦、丸藤正道、杉浦貴、この人たちから3カウントを奪えたのは、タイミングと一歩踏み出す……今まで持ってなかったハートがやっとできるようになって、作られて。それで奪えたものであって、俺はその感覚を忘れちゃいけないと思っているし、その感覚を持っていれば、次の計画であるこのベルトを持ちながらN-1全勝優勝をできるんじゃないかなって思っている。掲げるのはもっともっと上です」

――そのベルトを持ったままリーグ戦を制覇した人は今までいない

ジェイク「今までにいないからこそ価値があって、それができたら、もっと本格的にこの団体の舵を取れるんじゃないかなって。いい選手はたくさんいる。売り込んだたら、確実にもっともっと知名度が上がる選手もたくさんいる。あとはタイミングとハートと、そして工夫です」

――強さと歴史と覚悟というテーマできたが、次のテーマは何になりそう?

ジェイク「勝利ですかね、シンプルに。全勝と言っているんだから。勝つことだけに意味を持たす、という感じですかね」

【試合後の杉浦】

杉浦「負けた。負け。ジェイクは強いチャンピオンだったし、素晴らしいチャンピオンだと思うよ。俺が言うのも偉そうだけど。負けた。でも、俺のプロレスは、俺のプロレスの旅はまだまだ続くんで。今日は負けたけど、前を向いてまた歩いていくよ。まだまだ俺はここで終われないから。まだまだ」

――大スギウラコールが背中を押してくれたんだと思うが、どうだった?

杉浦「ありがたいね。一歩前に出れたし。まだまだ、まだまだいけると思うよ。本当にありがたい」

――ジェイク選手はいろんな人の覚悟が杉浦選手から伝わってきたと言っていたが、その言葉を聞いて感じることは?

杉浦「今まで23年やってくると、やっぱいろんなことがあって。いつの間にか、背負っているものもあったりしてね。それは家族でもあるし、23年もやっていると背負って。リングに立ったら1人のプロレスラーだけど、でもなんかやっぱこれだけやっていると、いろいろ乗っかってくるよ。でも、その重さは嫌な重さじゃないし、まだまだ俺は乗られても倒れないし。ありがとう。負け、今日は」

<写真提供:プロレスリング・ノア>

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