【2AW】笹村あやめならではのこだわりがあり過ぎる自主興行『いずれあやめかカキツバタ』全カード見どころ解説

千葉密着・発信型プロレス2AWの笹村あやめが11月12日(日)に千葉・2AWにて自主興行『いずれアヤメかカキツバタ』を開催する。

笹村は昨年10月に第1回目を行い、マーベラスの彩羽匠とシングルマッチで対決した。


©2AW

10月29日に開催した『有限会社 山﨑工業 プレゼンツ GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』へ向けてのインタビューの際に合わせて自主興行の各カードの見どころを聞いた。

――笹村選手は11月12日に2回目の自主興行をやられますね。

笹村:本当は去年の8月のお誕生日に開催予定だったんですけれども。自分がコロナになってしまって、去年の10月に第1回を延期して大成功。それで2回目「いずれあやめかカキツバタ」自主興行を開催します。

――これは自主興行ということは会場も自分で借りてなど全部?

笹村:そうです。会場も借りて、先輩たちにギャラを払ってやります。

――交渉から何から全部自分でやらたんですか?

笹村:そうです。

――完全なるプロモーターですね。

笹村:プロモーターです(笑)

――早速ですが、対戦カードについて伺っていきますが、ご自身は水波綾選手とシングルマッチですね。

▼シングルマッチ
笹村あやめ(2AW) vs 水波綾(フリー)

笹村:初めてのシングルマッチです。

――これはなぜ水波選手とやりたいと思ったのですか。

笹村:1年半前くらいにプロレスに悩んだ時期があって、「このままでいいのかな私」と思っていたんですが、そんな時に水波さんとタッグで対戦したんですけれども。試合後に立ち話で「自分のプロレスどう思いますか?」と相談した時に、熱い話をしていただいたんです。リング上の水波さんも大好きだし、お客さんも誰もいないのにしっかりと私の話を聞いて、アドバイスをくれる水波さんがかっこよくて、人としてめちゃくちゃかっこよかったんです。本当は去年の8月に、その思いが熱いうちにやりたかったんですけれども、コロナで延期になってしまって。今回、またオファーさせていただいたのは、1年経ってもこの熱い気持ちが冷めずに、水波さんはずっとかっこいいと思い続けているのでお願いしようと思いました。

――これは胸を借りる感じですか?それとも倒してやろうなどどういう心境ですか?

笹村:自分のプロレスを水波さんにぶつけて、水波さんはいつも通り水波さんのプロレスをぶつけてきてくれると思うので、勝ち負けもすごく大事にしたいけれども、自分らしさをどれだけ水波さんに伝えられるかという心境です。

――水波選手は入場の時からファンをグっと持っていき、アニキムーブで湧かせますし、のまれないようにしないといけないですね。

笹村:はい。楽しいプロレスができたらなと。熱くて、楽しくて激しいプロレスをやりたいです。


©2AW

――水波選手はオファーした時には何ておっしゃっていましたか?

笹村:これは言っていいのかダメなのか分からないんですけれども「何で私にオファーしてくれたの?」と聞かれました。それで今言ったように「あの試合の時にこういう話をさせていただいて、プロレスを頑張ろうと改めてすごく思ったのでお願いしました」と言ったら、「うわ~、ありがとう、泣きそう」ってきて、可愛いって思いました。

――水波選手は泣き上戸ですからね。

吉野:泣き上戸なんですか。

――人のことでも感動して泣いてしまう方なんです。

吉野:熱いですね。

笹村:すごく熱いんです。大好きです。

――とはいってもパワーあるファイトをしますよね。

笹村:そうですね。ちょっと苦手なタイプではあるんですよね。ちっちゃくてデカくてパワーがある人。自分は「勝てるか?」と聞かれたらあれですけれども、(彩羽)匠さんのようなデカくて蹴り殺してくるタイプの方が粘れるんです。でも、ラリアットやバンッ!って攻められるようなパワー系が…でも頑張りたいです。

――なるほど、これは楽しみな試合ですね。あとは各試合についてお聞かせください。

笹村:こだわりがあり過ぎるんですけれどもいいですか(笑)

――それでは、関口翔&仁木琢郎vs青木いつ希&ナカ・シュウマのタッグマッチからお願いします。

▼タッグマッチ
関口翔(フリー)&仁木琢郎(2AW) vs 青木いつ希(ショーンキャプチャー)&ナカ・シュウマ(2AW)

笹村:これは翔さんと青木が私の同期なんです。せっかくだから私の同期を後輩と組ませてあげようかなという優しい先輩で(笑)ナカに足りない部分を翔さんは持っているし、仁木に足りない部分を青木が持っているんですよ。試合だけではない部分含めて、なのでそれを感じてほしくてこの対戦カードになりました。

――何か足りないものを感じてほしいという。

笹村:ちょっと偉そうなことですけれども(笑)でも、本当に翔さんも青木も尊敬できる同期で、青木ももちろん翔さんともタイトルなどでよく絡んでいるメンバーなのでよく知っていますし、誰よりも負けたくないけれども大好きな2人を「後輩、頑張れよ」と思って。

――ちなみに関口選手は正危軍しても活動していますがあちらについてはどう思いますか。

笹村:翔さんはいろいろな一面があっていいと思います。正危軍もそうだし、カケディータもそうだし、いろいろなことをやってプロレス楽しんでくれたら私も嬉しいです。でも、正危軍の翔さんとは対戦したくないですね(笑)

ーーなるほど(笑)では次に本田アユム&CHANGO&PSYCHOvs滝澤大志&若松大樹&吉野コータローvs真霜拳號&ヤス・ウラノ&新納刃の3WAYタッグ。

▼6人タッグ 3WAYマッチ
本田アユム(2AW)&CHANGO(フリー)&PSYCHO(フリー) vs 滝澤大志(2AW)&若松大樹(2AW)&吉野コータロー(2AW) vs 真霜拳號&ヤス・ウラノ(フリー)&新納刃(MAKAI)

笹村:これはこだわり抜いたカードなんですけども、本当は3対3対3対3にしたかったんですけれども。

――4WAYマッチにしたかったと?

笹村:はい。でも、人がいないなと思いまして3WAYになったんですけれども。私、石田(慎也)さん、CHANGO、PSYCHOさんのユニットが言いたくないけれどもあの雰囲気とかが好きなんです。そこに滝澤さん、若松、吉野さん。滝澤さんと若松はタッグでよく組んでいるところに、吉野さんも隠れぶっ飛べ★ミサイルキッカーズなので(笑)地に足がついて正面跳びのキックをやっているので、組んだらいい感じになるのではないかと思っています。ぶっ飛べ、ぶっ飛べ、ぶっ飛べになればいいなと思っています。そしてこの怖い人たち(真霜拳號&ヤス・ウラノ&新納刃)はやはり何だかんだKAIENTAI DOJOルーツなので、その血を濃く持っていて。でも、濃く持っていそうで、自分なりに昇華しているような3人を選ばせていただいて組みました。

――これもまたすごい組み合わせにしましたよね。

吉野:ヤバイですね(笑)

――吉野選手は試合に出場しますがどうですか。

吉野:大体、キャリア10年ぐらいになるんですけれども、周りを見たら先輩だらけですごいと思いました(笑)

笹村:確かに(笑)

吉野:自分たちは割と正統派というか、まっすぐ行くタイプですけれども、周りを見たらグニャグニャに変形しまくっていて。

――そうですよね。曲者軍団がいるし、ベテラン勢もいるし。

吉野:自分たちが若手勢です(笑)

――確かにこの中で言うとそうですよね。

吉野:頑張らないといけないです。相手のペースに持ってこられたら一瞬で引き込まれてしまうので、抗っていく試合ですね。

――こんな凄い3WAYマッチとはなかなかな組み方しますね。

吉野:さすがにすごいですプロデューサーが。本当に敏腕です。

――これは楽しみですね。

吉野:自分も楽しみです。3WAYでこの人数を経験したことがないので。初なので未知の世界です。

笹村:楽しみです。

――次の最上九vs大谷譲二vs秦野友貴の3WAYマッチは?

▼3WAYマッチ
最上九(2AW) vs 大谷譲二(P.P.P.TOKYO) vs  秦野 友貴(プロレスリングHEAT-UP)

笹村:これは学プロ(学生プロレス)出身者による、おふざけの3WAYです。

――本人たちはそう思ってるんですか?

笹村:どうですかね(笑)私、最近(プロレスリング)HEAT-UPの道場でインストラクターをやらせていただいて、この秦野くんとたまに会うんですけれども。LINE上のやり取りや連絡する時にすごくいいコだったんです。でも、学プロ出身者だし絶対頭おかしいだろうなと思ってこの間会ったらやはり少しおかしかったんですよ(笑)

吉野:怖いな。

――独特の変なノリですね。

笹村:そうです。「やっぱり学プロ出身者はイカれているな、じゃあちょっと組もう」と思って、先輩方に秦野くんを入れました。

――プロデューサーとしては面白いものを見せられたらいいかなということで組んだんですね。

笹村:それだけではない、自分たちのプロレスとしてのいいところを見せていただいていいんですけれども、懐かしのあれ(学プロ時代)とかも見たいなと思います。どうなんですかね。分からないですけど。

――それで出てくるのか、でもちょっとそれは怖いですね(笑)

笹村:はい。でも、普通にそういうのを抜きにしても、多分いい試合になると思うので楽しみです。

――これもプロデューサーさすがですね。そして、花見達也選手と”brother”YASSHI選手のシングルマッチもすごいですね。

▼シングルマッチ
花見達也(2AW) vs ”brother”YASSHI(ダブプロレス)

笹村:すごいですよね。11月12日が花見の誕生日なんです。リアルバースデーなんです。そんなことを頭の片隅に置いておいて、熊本(火野裕士自主興行)でYASSHIさんと試合をしたときに本当に面白い方で。むかつくんですけれども。でも、多分本当にプロレスが好きなんだろうなと思って、うちのプロレス好きと試合をしたら面白そうだなって思って、花見さんに「YASSHIさんて知ってる?」と聞いたら、すごいファンだったんです。

――そうなんですか。

笹村:だから「あ、プレゼントになるわ」と思って。

――これはプレゼントマッチですね。

笹村:花見達也誕生日おめでとう試合です。

――同期であまり負けたくない選手だけれども。プロデューサーからのプレゼントですか。

笹村:プレゼントです。私、優しいので(笑)

――吉野選手はこの試合はどう思いますか。

吉野:新鮮というか、やはりプロデュース力がすごいですね。

笹村:イエーイ。

吉野:でも、花見もどちらかというと技巧派というか、ちゃんとした下地がある2人だと思うので、ちゃんとした”プロレス”というものを見せてくれると思うので、非常に試合が楽しみです。純粋に楽しみです。

笹村:全部面白そうです。どうしよう。

※吉田綾斗vsチチャリート・翔暉はチチャリートが欠場中につきルール公募の特別ルールマッチで対戦。

▼ルール公募 特別ルールマッチ
吉田綾斗(2AW) vs チチャリート・翔暉(2AW)

――今後も自主興行はずっとやっていくんですか。

笹村:定期的に定着させていきたいです。自主興行を始めたきっかけは自分の好きなカードを組みたいと思って始めたので、今後もわがまま言っていきたいと思っているので、多分毎年やっていくと思います。

――これはやはり男子の団体にいて、女子の他団体に多く出ていないとない発想ですよね。

吉野:パイプの多さというか。

笹村:でも、本当にそうですよね。これのカードを見たら。

――これは全部自分でオファーしているんですよね。

笹村:はい。みんな連絡させていただいて。

吉野:知り合いにならないとオファーできないというか、個人でやっているのは人間力ですよね。

――本当に全部自分というのはすごいですね。この大会も楽しみです。

笹村:ありがとうございます。

【大会名】笹村あやめ 自主興行『いずれアヤメかカキツバタ』
【日程】2023年11月12日(日)
【開場】11:30【開始】12:00
【場所】千葉・2AWスクエア

【全カード】

▼シングルマッチ
笹村あやめ(2AW) vs 水波綾(フリー)

▼タッグマッチ
関口翔(フリー)&仁木琢郎(2AW) vs 青木いつ希(ショーンキャプチャー)&ナカ・シュウマ(2AW)

▼ルール公募 特別ルールマッチ
吉田綾斗(2AW) vs チチャリート・翔暉(2AW)

▼6人タッグ 3WAYマッチ
本田アユム(2AW)&CHANGO(フリー)&PSYCHO(フリー) vs 滝澤大志(2AW)&若松大樹(2AW)&吉野コータロー(2AW) vs 真霜拳號&ヤス・ウラノ(フリー)&新納刃(MAKAI)

▼3WAYマッチ
最上九(2AW) vs 大谷譲二(P.P.P.TOKYO) vs  秦野 友貴(プロレスリングHEAT-UP)

▼シングルマッチ
花見達也(2AW) vs ”brother”YASSHI(ダブプロレス)

⇒次ページ【動画】笹村が真霜へ入場ゲートのてっぺんからダイビングフット・スタンプ

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