【BASARA】“筋肉大運動会” 神野聖人が王者・藤田ミノル戦へ向け怪気炎「覚悟しとけ、このやろう!」

④パートナー・中野貴人選手の試合を見て感じたこと

ーーパートナーの中野選手についても伺いたいと思います。前回の中野選手のタイトル戦を見て感じたことっていうのはありますでしょうか?

神野 中野とのタイトル。中野はひたすら愚直に頑張っておりましたが、藤田さんはそれをしっかり受け止めつつも少しいなして、多分中野は100%、120%なんですよ。でも藤田さんとかは多分90%なんですよ。

ーーそう感じたんですね。

神野 見た感じですよ。途中で中野はボコボコにやられて藤田さんが急にえっさほいさとかやり始めたりしてたんですけど、多分あと一歩の余裕が藤田さんにはあるんですよね。

ーーなるほど。

神野 常に多分余力を残してるんでしょうね。ギリギリ勝つなんて藤田さんにはなさそうなので、あと一歩の余力をいかに潰すかっていう。

ーー藤田選手は最後の懐刀としてのフィニッシュ技のレパートリーなんかも色んなものを持っています。

神野 だって中野なんてもう全部出して、これでもかって頑張っているけど、それでも勝てなくて、でも藤田さんにはまだまだやっぱり刀があるわけですよね。中野は本当に刀を持ってきてるけど、やっぱりそこの刀を抜かせないといけないんですけどね。その刀を筋肉でへし折るというそういうところを狙っていかなきゃいけないので。


⑤愛人タッグのパートナー中野貴人選手との存在とは?

ーーそして愛人タッグのパートナー、中野貴人選手の神野選手から見た存在ってのはどんなふうに感じていますか?

神野 これは最近、中野はしっかり友達であり、良い存在だと思っていたのですが、中野のタイトルマッチの後、私が挑戦表明をしたっていうタイミングで彼が直後に藤田ミノルに対し、チャンピオンそのままずっと防衛し続けてまた俺が挑戦するときまで守っておいてくださいみたいなことを言ったんですよ。

ーーなるほど。

神野 遠まわしに私に負けろと言うことですよね。

ーーそうですね。その言い方であればね。

神野 もう私が挑戦表明した直後バックステージとかで言うなら分かりますよ。

ーー確かに。

神野 マイク持ってお客さんの前でドーンって言ったんですよ。それに対して俺信じられなくて。

ーーちょっとその空気違うでしょっていう。

神野 そうなんですよね。アホなのは知ってるんですよ。毎日パチスロしかしてないので、パチスロとプロレスで生きてるやつなのでアホになってしまうのかなとは思うんですけど、アホすぎて、ちょっとこれは長いこと関係を続けていると危ないんじゃないかなと私は最近思い出しまして。

ーー今更?

神野 今更。いやちょっとこれキツいですよ。おかしいですよね?

ーー中野選手らしいというか。

神野 おかしいんですよ。ずっと一緒にタッグを組んでるタッグパートナーが、さあこれから頑張るぞって時にお前負けろって遠回しに言ってくるのは、ちょっとイカれてるんですよ。

ーーパートナーが挑戦表明した直後はおかしいですね。

神野 中野とはもう多分これっきりになってしまうんですよ。

ーー出た、これっきり発言。

神野 これっきりありがとうございました。彼は私のことが大好きかもしれないですけど、私はそんなことはないですから。

ーーなんであんな事言うねんっていうのは言ってあげたんですか?

神野 いや、もう会場全体がえーってなってましたもん。

ーーなりますよね。

神野 もう、あり得ないんですよ。まあ、やっぱりそれが多分中野の可愛げだったりするんだと思うんですけど、いやそれにしてもアホすぎる。

ーーそれはどうなんだと。

神野 まあ、面白かったからいいんですけどね。

ーーなるほどですね。いやでもそれぐらい2人の間柄が垣間見えました。


⑥身体を鍛え上げる際のこだわりは?

ーー神野選手のパワーは今マット界でも注目を浴びている存在ですし、そういう部分ではその肉体美も含めて説得力はやっぱりすごくあると思うんですよね。そこの部分に関する自信みたいなものはどうですか?

神野 トレーニングに関しては頭おかしいレベルでやってるので、周りのボディービルダーみんなに頭おかしいって言われるので、休んだ方がいいんじゃないって言われるので、トレーニングという面、あと多分スタミナは多分ぶっ壊れてるんですよ。基本色んなサプリメントを飲みながらですけど、疲れないのであれなんですけど、リングってまた別だからなあ、持ち上げる、投げる、何かぶっ潰せみたいな局面ではもう完全に圧倒できるとは思うんですけどね。例えばちょっとしたレスリングの取り上げだってなった時にはどうやっても多分勝てなくなってしまうので、そこをいかに力でねじ伏せるかっていうことですね。

ーー心技体で言うとどのような感じですか?

神野 いや、心技は絶好調です。体は膝がぶっ壊れているので、

ーーあっ、膝がダメだって言ってましたね。

神野 しょうがない。みんなレスラーはぶっ壊れているので。

ーーレスラーはどうしても膝がみなさん悪いですよね。

神野 この膝は確実に攻められるとは思うので、いかに、逃がせないんですよ。痛みを逃がせないから上手いこと心、心で補っていくっていうところですよね。心の強い普段の筋トレもっとキツいことやってるわみたいな。

ーーやっぱり筋トレする時って、自分との戦いじゃないですか?毎回重さは変えているんですか。

神野 まあ本当はね。私は結構メニューが独特なので。

ーーオリジナルなメニューにされてるんですね。

神野 他の人は真似できないような内容ではあるんですけど、重量はそこまで極端に変わったりとか徐々に重くなったりとかはしないです。順番とか変えるぐらいですね。

ーー神野選手は肉体に対する説得力っていうのは、本当にもうすごいあるので、レスラーとしてのある意味鏡だと思います。

神野 最近のレスラーでも、あれじゃないすか。昔に比べたら多分棚橋さんぐらいからアスリートレスラーが増えてきていると思うので、体見せる競技なのでね。やっぱり体見せてナンボみたいなところありますから。そこをちょっと、まあでもバサラでそうやってガッツリ鍛えてる人って他はいないので、なんか風戸さんはめちゃめちゃスクワットやってますよ。

ーーあっ、そうですか。

神野 毎日スクワットの動画を絶対にあげてますよね。

ーースクワットもね、やっぱり膝との闘いもありますからね。

神野 やっぱりGLEAT出てると周りみんなすごい鍛えるので、アスリート多いのでGLEATは。

ーーやっぱりそういう中でやると刺激になったりしますか。

神野 モチベーションアップにはなりますよね。やっぱり控え室の話になっちゃうけど、みんなで筋トレの話をしたりする時は筋トレの話はメニューがどうこう、握り方どうこうとか。

ーー握り方までやるんですか?

神野 そういう話はやっぱり多くなるし、それでやっぱりやる気にも繋がりますよね。バサラはやっぱり楽しいプロレスが結構多いので、そっちのプロレスっていうところの面白さみたいなものもありますけどね。

➡次ページ(ダイエッターへのアドバイス・プロレスラーへの道、大仁田厚との出会い)へ続く

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