【BASARA】“筋肉大運動会” 神野聖人が王者・藤田ミノル戦へ向け怪気炎「覚悟しとけ、このやろう!」

⑦ダイエッターへのアドバイス

ーーあと体を鍛え上げる際のアドバイスをお願いします。やっぱり自分に負ける人って多いと思うんですよ。なんですけど、鍛えてもやっぱり負けちゃう。もう食べちゃうとか。

神野 なるほどね。

ーーなかなかやっぱりそういうのを目指しても、途中で挫折する人っていっぱいいると思うんですね。

神野 それはプロレスラーに限らずですね。

ーー限らず。

神野 ダイエッターみんなそうですよ。私はもう普段そういう仕事をしているので、そういう人たちに絶対言うことは食べてもいいから最悪揚げ物食べても何食べてもいいから、1日の自分の決めたカロリー超えなければと最低限って言ってます。

ーーそうなんですね。カロリー。

神野 言ってます。

ーー2000ぐらいですか?

神野 私だったら2300ですね。基礎代謝で1900ちょっと2000ぐらいあるので、みたいなそういう計算を多分常にしてるんですよ。もちろん自分のとか。

ーーそうなんですね。

神野 自分のパーソナルのお客さんとかも常にそういう計算をしてるので、やっぱり負けちゃう人って人間だから負けるんですよ。どうやったってやっぱり美味しいもの食べちゃうし、ただ我々競技者は、やっぱり人に体を見せるとか、あとはボディビルダーとフィジークの選手とかみんなそうですけど、やっぱり期限があるのでできるんですよ。

ーーなるほど。

神野 だから、頑張れるんです。例えば私だったら弁当を持ち歩くんですよ。DDTの遠藤さんとかはやってると思う。鶏肉か。こんなことをやっていれば勝手に痩せますけど、こんなの普通の人はできないので。

ーーなかなかできないですよね。

神野 普通の会社員はこんなのできないから、だから競技者みんな見るのはSNSじゃないですか。SNSのボディービルダーとか綺麗に絞れてる人間を見てみんな憧れますけど、あんなものは一時のもので、しかもあれしかやってない人たちだからできること、一般のダイエッターなんてしかも期限も特に決まってなくて半年でざっくり痩せれたらいいなみたいなふうに、例えばチートデイだと称してご飯食べてしまうとか、お菓子食べちゃうとかっていうのはしょうがないので、だから最悪何食べちゃ駄目、これ食べて駄目じゃなくて、1日のカロリーだけ決めてそれを超えなければOKっていう。

ーーなるほど。

神野 それだけしてればいいんじゃないかなっていう、もう私が言えるのはそれ。ただのダイエット講座ですよ。

ーー今度はこれからプロレスラーになりたいとかっていう未来ある子供たちにどうやって鍛えていくのが良いとか、こうやっていくのが良いよみたいなアドバイスはあったりしますか?

神野 これから頑張る君たちへ。最初はジムに行く習慣ができてないので、みんなしんどいんですよ。私でも年に1回ぐらいはジムに行きたくなくなる時があるんですね。面倒くさいってなる時があるので、一番簡単なのは友達を作ろうですよね。

ーージムで?

神野 ジムで、ジムで知り合った人間と仲良くなるべき、そこでしかできない話をするべきですね。

ーーコミュニティですね。

神野 コミュニティ。ジムのおっちゃんとか、おじちゃんとか、いっぱいいるじゃないですか、おじいちゃんとかと仲良くなると、やっぱりそこでしか会えないので、また明日っていう会話ができたらめっちゃ強いですよ。

ーーなるほど。

神野 関西人はイージーなんですよそれが。ウェーイでいけるんですけど、東京の人はちょっと難しいですよね。

ーー難しいですよね。みんな黙々と自分だけの世界に浸って。

神野 ヘッドフォンしてね。

ーーそうですね。やってますもんね。

神野 そういう場合のアドバイスもちょっとしたいですね。どうしたらいいかな。

ーーパーソナルだったらこの時間に行かないと待ってるからという思考になるじゃないですか。

神野 ただ、私のパーソナルに導入するっていう話になってきてるんですよ。僕のパーソナルに来てください。めっちゃ楽しいのでってなっちゃうんですけど、私のパーソナルに通ってる人たちはもう2年、3年間やっていて単純に私に会いに来てるだけです。筋トレするというか、私とプロレスの話したりとか、

ーーなるほど。

神野 オフレコの話したりとかするためだけに来ています。ダイエットっていう目的すら失ってる人も多いですね。やっぱりそういうふうにジムでしか会えない環境の友達を作るのが一番強いんですよ。

ーー友達と一緒に行くとかは続かないですかね?

神野 意外と友達が辞めたら自分も辞めるんですよ。

ーーそういうパターンになっちゃうんですね。

神野 友達と行くのはアリなんですよ。私もやっぱり中野と一緒にジム行ってますけど、結局は私は自分1人でも全然行くし、中野も自分1人で行くやつだから大丈夫、成り立ってるのであって、さあ初見で筋トレ、何も分かりません、2人で行きましょうってなった時にどっちかが心折れたら、もういっかが発動するので。

ーー確かに。

神野 それは結構怖いと。それかもう本当に最初だけジムという環境にハードルを感じなくなるまでは、パーソナルに行った方が。

ーー最初はね。

神野 ちゃんとトレーニングを続けたいのであればパーソナルをやってしまって、ちょっとお金はかかりますけど、でもパーソナルの値段もちょっと落ちているので、昔ほど高くはないので、そこでちょっとジムに馴染むっていう作業のためだけにパーソナルもアリかなと。是非とも私のパーソナルを受けに来てください。

⑧プロレスラーへの道、大仁田厚との出会い

ーーそうですね。あとプロレスラーへの道みたいなのはいかがですか?

神野 プロレスラーへの道。なりたい子、ちょっとこれは私はあんまり分からないんですよ。ちっちゃい頃からプロレスラーが近くにいすぎて、多分中野もそうなんですけど、多分中野の実家のお母さんがめちゃめちゃプロレス好きだから。だって中野がデビューした時シンスケ ナカムラからメールかなんか来たんですよ。

ーーすごいですよね。

神野 デビューおめでとうございます。ってやばいでしょ?

ーー中野選手からお母さんの話聞いた時びっくりしました。

神野 いや、もうおかしい。小島聡さんからもお母さんから何々いただきましてありがとうございます。みたいのとか。

ーやばいですよ。

神野 私の場合だとやっぱり高校の時に大仁田さんの旗持ちとか、電流とかのセコンドやってたんですよ。なにわ大花火で大仁田厚対曙の時のリング前に私がいるんですよ。

ーーええーっ、そうなんですか。

神野 下がってーって。

ーーその時から熱狂的なプロレスファン?

神野 私はその時、プロレスずっと好きだったんですけど、普通に棚橋ボーイだったので、レインメーカーショックだとかちょうど伏線回収やってましたけど。まさにああいう世代なので普通に見に行ってて、大阪プロレスのプロレス教室に入って織部さんとか、ちょうど今怪我したけど浅川くんとかとみんな一緒に練習してて、そこで最終的に大仁田さんの弟子になるんですけど、そこのプロレス教室に来てたおじちゃんと仲良くなって、その人が大仁田さんの弟子になって、じゃあ神野くんも手伝ってよって感じになって、そこでちょっとだけ。

ーーそんな歴史があったんですね。

神野 めっちゃ面白かったです。大仁田さんと一緒にナポリタン食べて。

ーー大仁田さんの試合形式っていうのは、もう常人ではなかなか耐えられないものですから。

神野 凄かったですね。ばあー、うわあーですよ。

ーーだってあれリング周り居て鼓膜破れるかと思いますよ。

神野 やばかったですよ。こんなに音鳴るの?って初めてだったし。

ーーびっくりしますよね。

神野 びっくりしましたね。何これっ?みたいな。

ーーでも、そんな経験もされていたんですね。

神野 そうですね。それで大仁田さんも覚えてくれたし、プロレスラーっていうものが近かったので、これからレスラーになる子供達にどうしていったらプロレスラーになれるの?っていうのは、なるべく若いタイミングでレスラーと触れ合う。

ーーまずは好きな団体をまず見に行ってという感じですね。

神野 そうですね。プロレス教室ってやってるとこも少ないですけど、あったら早めに行った方が良いと思います。

ーーなるほど。

➡次ページ(KAIENTAI-DOJOへ入門)へ続く

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