【新日本】“ヒートストーム”上村優也が宣言する、灼熱のG1制圧「今年の夏、一番熱くて、一番輝くのはこの俺です!」
真夏を焦がす激闘の季節が、今年もやってくる。
2025年7月19日、北の大地から開幕する新日本プロレス“真夏の最強戦士決定戦”『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 35』。その出場メンバーが6.15大阪城ホールで発表され、日本中のプロレスファンが固唾を飲んでその陣容を見守った。
A、Bの2ブロック、総勢20名の強豪が覇を競う過酷なリーグ戦。その中に、昨年の雪辱を胸に秘め、満を持してエントリーされた男がいる。Just 4 Guysから新日本プロレス本隊へと主戦場を移し、新時代の旗手として大きな期待を背負う、“ヒートストーム”上村優也だ。
昨年は初出場ながら快進撃を見せるも、優勝決定戦への望みを残したまま無念の負傷欠場。約7ヶ月にも及ぶ苦難のリハビリ期間を経てリングに戻ってきた彼は、以前にも増して精悍な顔つきとなり、その戦いぶりには悲壮感すら漂うほどの覚悟が宿る。
“新世代”から“現世代”へ。新日本プロレスの景色が大きく変わろうとしている今、彼は何を思い、誰を見据え、頂点を目指すのか。G1開幕を目前に控えた上村を直撃し、内に秘めたマグマのような熱い想いを語ってもらった。

©新日本プロレス
――2年連続2回目となるG1 CLIMAX出場、今年はAブロックからのエントリーとなりましたが、まずは現在の率直な意気込みをお聞かせください。
上村:今年に入ってからも、タイトルマッチを含めて“あと一歩”のところで勝ちきれない、そんな不甲斐ない試合が続いてしまいました。だからこそ、このG1 CLIMAXという最高の舞台で僕が活躍し、そして優勝することで、新しい新日本プロレスの姿を世の中に、ファンの方々に見せつけることができると思っています。もちろん、エントリーされたからには、常にその頂点、優勝しか見ていません。
――今年のG1は上村選手にとって特別な意味を持つ戦いになるかと思います。昨年は、最終戦を前に無念の負傷欠場という苦い経験をされました。リベンジに懸ける想いも強いのではないでしょうか。
上村:そうですね……。去年のG1、公式戦を一つ残した段階で右腕を負傷してしまって。その時点では、まだ決勝トーナメントに進出できる可能性が残っていたんです。本当に「これから」という時でした。でも、ドクターストップで欠場することになり、そこから約7ヶ月間、リングから離れることになりました。
正直、その間は本当に苦しくて……。いうことを聞かない自分の右腕を見るたびに、「また以前のように戦える日が来るんだろうか」「そもそも、プロレスラーとして復帰できるんだろうか」という、出口の見えない不安に押しつぶされそうになる夜が何度もありました。でも、そんな時でもファンの皆さんの声援や、サポートしてくれるスタッフの存在が心の支えになりました。地道な治療とリハビリ、そしてトレーニングを一日一日積み重ねて、ようやくここまで戻ってくることができた。だからこそ、あの7ヶ月間の葛藤、怪我をした瞬間のどうしようもない悔しさ、その全ての感情を、今年のG1のリングに叩きつけたいと思っています。

――お話を聞いているだけで、心の中に溜め込んだマグマのような熱量が伝わってきます。
上村:はい、燃えています。今すぐにでも爆発しそうです。
――昨年、海外武者修行から凱旋帰国された際は“新世代”の到来として大きな注目を集めましたが、1年が経った今、ファンや我々マスコミの見る目も変わってきたように感じます。もはや「新世代」ではなく、新日本プロレスの「現世代を代表する選手の1人」として見られている。その立ち位置の変化をご自身で感じることはありますか?
上村:それは、ひしひしと感じています。去年とは明らかに立場が違う。それは僕が本体所属になったという環境の変化も大きいですが、今年のG1のメンバーを見渡しても、明らかに世代交代の波が来ている。もう、いつまでも先輩方の背中に頼っている時代は終わりなんだと。今、この瞬間から、僕たち自身が先頭に立って、誰よりも熱い試合をファンの皆さんに見せて、一つ一つの戦いを歴史に刻んでいかなければならない。これが今の新日本プロレスなんだ!と。僕たちのプロレスで、時代を動かしていく覚悟です。

――まさしく「新世代」ではなく「現世代」を担うという気概ですね。その重責を担うAブロックですが、関係性の深い選手、そして同世代のライバルも数多くエントリーされています。その中で、今最も気になる選手は誰でしょうか?
上村:一番は、6月の大阪城ホール大会で敗れた棚橋選手ですね。ここでリベンジできるかどうかで、僕の今後のプロレスラーとしてのキャリアが大きく変わってくると断言できます。現役の、あの棚橋弘至に勝ったことがあるかないかでは、天と地ほどの差がある。ここは絶対に落とせない一戦です。

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――棚橋選手とは、そのファイトスタイルや佇まいから「似ている」と評されることも多いかと思います。
上村:ええ、よく言われます。だからこそ、この試合で僕が勝利することで、そのイメージを完全に払拭したい。「似ている」とか、そういう次元の話じゃない。「これが上村優也なんだ」という唯一無二のレスラー像を、勝利という結果をもって皆さんの脳裏に焼き付けたいんです。だから、気になる選手というよりは、「絶対に、何があっても勝たなければいけない選手」。もちろん、ブロックの選手全員に勝つつもりですが、棚橋さんとの一戦は特別な意味を持ちます。
他にも、昨年僕が怪我で欠場したことで公式戦が不戦敗となったボルチン・オレッグ選手とは開幕戦で当たりますし、その怪我の原因となった試合の相手、󠄀辻陽太選手とも同じ仙台の地で再戦します。あの時、試合後の会場は何とも言えない、どんよりとした空気に包まれてしまった。今回は僕が完膚なきまでに勝利して、会場全体をハッピーな、明るい景色で照らし尽くしたいですね。














